LEMON ANGEL PROJECT

2006年3月31日 (金)

LEMON ANGEL PROJECT [最終回] 第13話 「Never give up」(3/29)

 失われた気持ちを取り戻した智と美希は、デビューコンサートに間に合った。そこで6人は第1期レモンエンジェルの後で、プログラムにはできないことをやったのだ。

 自分と唯が音楽を生み出すための道具であり、プログラムこそが完璧な音楽を実現してくれるという氷室の主張に対し、智が出した答え、プログラムができないこととは、元気を分け合うことでした。──ってちょっと待て。その結論は結局唯も否定していないか!?

 唯が氷室に道具として使われた挙句、捨てられたも同然の形で死亡したのは事実ですが、その一方で唯がプログラムでできた第1期レモンエンジェルを作り出したのも事実。そして唯がプログラムを提供しなかったら氷室もレモンエンジェルをプロデュースすることはできなかったのです。そして二人が決裂したのはプログラムのレモンエンジェルに対する方向性の違い──あくまでプログラムを音楽のための道具としか見做さなかった氷室と、プログラムにも魂を込めようとした唯──が原因の1つでした。
 それなのに「プログラムには元気を分け与えることができない」を結論としてもって来たら、唯の立場がないじゃないですか。第2期レモンエンジェルは、唯の遺志を受け継いだ本当のレモンエンジェルではなかったのか!? ここでもってくるべき結論とは、次のようなものにすべきでした。

 計算されたとおりに動きミスを起こさないプログラムは道具であり、予想されたどおりの感動しか与えない。唯の作ろうとしたレモンエンジェルはただの道具ではなく、ミスもするし間違いも起こすけど、時として予想を超えた動きを見せてくれる、本当の感動を与えてくれるプログラムである。そして唯の目指した本物の感動を与えるレモンエンジェルを作るために、道具ではない人間を集めて第2期レモンエンジェルを結成したのだと。

 3ヶ月間ありがとうございました。

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2006年3月29日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 第12話 「ミカヅキ」(3/27)

 氷室のレモンエンジェルを復活させた上で完膚なきまでに叩き潰す。それが美希のシナリオだった。それはすなわち、第2期レモンエンジェルが美希にとって、氷室への復習の道具だったということ。それを聞かされた智たち5人は、美希の下から離反する。

 唯のプログラムを道具としか見れなかった氷室と、第2期を復讐の道具に利用しようとした美希は確かに相似形を成している。唯が自分の音楽をどのように思っていたのかを少し考えればそれに気がついたのかもしれないのに、復讐に目が眩んで近視眼になってしまったのでしょうね。

 美希がそこまで氷室を憎んでいるのは、親友の唯の敵討ちのためだけとも思えない。もしかして美希は実は氷室が好きで、しかし親友の唯も氷室が好きなことに気がついて、それなのに氷室が唯を道具としてしか扱わずに結果として自殺に追い込んでしまったことから、すべての恨みが氷室に向かったというのは私の妄想だろうか。

 片桐音楽プロデューサーは氷室の古い友人でしたか。音楽の方向性の違いから袂をわかったけど、だから第2期レモンエンジェルにあそこまで思い入れが強かったわけですね。

 美希への反発からバラバラになった第2期レモンエンジェルですが、エリカ、早夜、冬実、みるの4人は復帰する。残るは唯への思い入れが強すぎて自分の音楽の方向性を見失った智と美希ですが……

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2006年3月22日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 「背徳のシナリオ」(3/20)

 前半Aパートの演出は上手かったです。
 流れに乗って意気揚々と上がる智たち第2期レモンエンジェル。その上り調子に挟むようにクラスメートの「新しい方か」とか日付の違う看板とかを差し挟んで一抹の不安を抱かせるという展開。そしてある日突然の第1期レモンエンジェル復活の看板。難を言えばもう少しもったいぶっても良かった。長期番組ならこれだけで1話まるまる使っても構わない展開でしょう。
 会社側は第1期の復活と第2期のデビューを同時進行させることについては特に問題ないという立場ですが、これって広告戦略上いかがなものか。第1期が復活するということはファンからは第2期が偽者と看做されてしまいかねない。尤も、早夜のように第1期を喰ってしまおうというのは……野心ある人は違うな。

 話は前後しましたが、後半Bパートでは第1期の正体が第2期の全員にバレるまで。
 突如復活した第1期を前に動揺するみる。みるちゃんは第1期のアンに憧れてオーディションを受けたのだから動揺するのは当たり前か。そして、事の元凶を作った美希先輩までもが動揺している。片桐P曰く「お前は皆口のような不安を押し込めて前に進む力は無い」と。
 みるを始めとした他の3人、エリカ、冬美、早夜にも第1期の正体がバレ、智がみんなに事情を打ち明ける。口下手の上に事情を直接知ってるわけではない智が先頭に立って話すのはいかがかと思うが、きっと小暮がフォローしたんでしょう。
 氷室がいきなり第1期を復活させたのは美希がプログラムを修復したから。美希の狙いは氷室の理念の詰まった第1期を完全な形で復活させた上で完膚なきまでに叩き潰すことということですが……

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2006年3月15日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 第10話 「青いスタスィオン」(3/13)

 強化合宿も終わり来週のレコーディングまでオフというところで、早夜に廃線となった福澄駅の仕事が入る。
 漫談師のツッコミに対してボケるという三流役者の仕事で、正直レモンエンジェルの仕事ではないけど、稽古に頑張りすぎな早夜の心身を休ませるためという小暮さんの配慮だったりするんだが……別の意味でストレスが溜まりそうな仕事ですね。
 お婆ちゃんとのふれあいをきっかけに心機一転したという意味では、小暮の配慮は当たったということでしょう。

 ただ、美希の描写には納得がいかないものがある。

 美希先輩は小暮の要請で第2期レモンエンジェルのリーダーとして参加しており、他のメンバーの暴走には積極的には参加しない。いわばまとめ役のキャラクターです。にも関わらず、氷室の第1期レモンエンジェルの復活にも陰で関わってる。正直、何かを企んでいる──というキャラクターのはずなのに、実は鉄っちゃんで廃線フレームに眼が眩んでこのイベントに参加ですとぉ! 以前も実はタクミのファンだったとかいう設定があったし。唯つながりで智が話しかけてきたときには「二度と話かけてこないで」と言ってた、いわばアンチ智なキャラクターだったはずなのに、その智と同レベルで騒いでどうするんだと言いたいのですよ。
 もし美希先輩が智と同レベルなら……ツッコミ役が冬美しかいなくなってしまうじゃないですか。

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2006年3月 8日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 第9話 「哀愁のシンフォニー」(3/6)

 片桐のしごきとエリカのスキャンダルから端を発した一連の事件ですが、とりあえず八方丸く収まってしまいました。

 エリカとタクミの血が繋がっていない件は、あらかじめタクミが知っていたからということに。実はタクミも知っていたという事実に香坂記者はカメラを落としてしまいますが、その程度で動揺してどうするといいたい。お前にとってはタクミたちを困らせることより、記事を雑誌に載せる方が大事だろうに。エリカが心配していたのは姉弟の記事が雑誌に載ることではなくて、血が繋がっていない事実をタクミにスキャンダルの形で知られることだったのでしょうね。エリカの後を追ってきた智と早夜も喜んでいたけど、まだ雑誌に記事が載るかどうかという問題が残っていたのじゃないか。必ずしも手放しで喜べる状況じゃないはずですが。

 片桐Pの理不尽なしごきは喉を潰すためではなく、音域を広げて喉を潰さないためにあった。これはまあ当然でしょうね。片桐は体育会系で、ものすごく口下手そうだから誤解されるのも無理ないかも。

 あと香坂が自分のノートパソコンに転送していたデータは、美希先輩のクラッキングによって破棄されてしまいました。これは今回最大のご都合主義でしたね。

 それよりも気になることは2点。小暮が唯一抑えられなかった雑誌は氷室の息がかかっていたこと。これは今回のレモンエンジェルプロジェクト潰しの記事に氷室サイドの意向がかかっていたことになる。同じ会社内での対立があったのかな。

 もう一つは片桐Pが自分の音楽生命を賭けてまでも新生レモンエンジェルプロジェクトを守ろうとしたこと。5年前のアリス件はともかく、エリカの件については片桐には何の義理もないこと。それなのに敢えて雑誌編集部に直談判してきたのは尋常じゃない。そういえば片桐は自分から新生レモンエンジェルプロジェクトに関わったという話もあるし、そんな片桐の思い入れは並大抵ではありません。──もしかして片桐は、唯に片思いしていたとかそんな過去があったりして。

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2006年3月 1日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 第8話 「避暑地の森の天使たち」(2/27)

 今回の話の筋は2つ。片桐音楽プロデューサーのしごきの件と、エリカとタクミの血の繋がらないスキャンダル問題です。

 で、少し考えれば分かることだけど、この2つの筋は実は全然関連していない。一応、どちらも「合宿退場はレモンエンジェル脱落」というキーワードで括られているが。仮に片桐Pの理不尽なしごきが無かったとしても、タクミとの問題が持ち上がればエリカは合宿を抜け出すしかない。それを考えただけでも、2つが別の筋だというのは明らかです。
 さらに間の悪いことに前半は片桐Pの理不尽なしごきで話が進んでいたのに、香坂登場のあたりからタクミとエリカのスキャンダル問題にメインの筋がとってかわってしまった。そのため今回の話は前半と後半で話が切断されてしまっています。同時に2つの事件を進めるというのはアニメの脚本には良くあることだけど、これはちょっといただけない。作品の一体感がなくなりますので。
 補注:もしこの話の中盤で、エリカが片桐Pのしごきにもめげずにレッスンを続けるという展開が入っていたなら良かったのにと思います。片桐Pのしごきにも諦めずにレモンエンジェルプロジェクトを目指していたエリカが、タクミとのスキャンダル記事によって脱退を余儀なくされたという形になって話に一本筋が通るからです。

 まあ、文句はこのくらいで。

 氷室サイドにディスクを渡した美希の真意とか、片桐ほどの敏腕Pがレモンエンジェル第2期のプロデュースを引き受けた事情、5年前の事件の真実など他にもいろいろ伏線が貼られていますが、これはどうなるのでしょうか。

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2006年2月22日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 第7話 「あなたを知りたい」(2/20)

 智とみるとおまけがユニット内オーディションでメインボーカルを決めるお話。

 グレと渾名を付けられた小暮君は要領の悪さと頼りなさげから軽く見られていますが、これでも一応プロデューサーということでRAYたちから立ててもらってるのですね。音楽の選定も小暮、智がメインボーカル候補になったのも小暮の推薦。もうちょっと堂々としてくほしいな。

 歌唱力ではみるだとRAYが推薦しましたが、小暮くんは芯はしっかりしていると智を推薦。そしてメインボーカルは華が必要ということで早夜も立候補しましたが。
 氷室慎也のマネージャー工藤正巳に呼び出されて、氷室慎也のライブステージ(の練習)に向かう智。レモンエンジェルプロジェクトの正統な後継者は氷室慎也であり、そのスカウト(というか引き抜き)にあう智だった。しかし美希に唯の死の真相を聞いて立ち直った智は……

 あれ? すると美希は、第1期レモンエンジェルが氷室の指示のせいで唯の意に沿わないものになったことも、唯を死なせたのが事実上氷室の責任であることも承知しているということになる。その上で今回、氷室サイドにディスクを渡したということになる。あれはおそらく、氷室サイドが一番欲しがっているもの、アルルカンが破壊した第1期レモンエンジェルのAIの中核部でしょう。親友の唯の死の真相を知っている美希が、なんで仇と言って良い氷室にそれを渡したのだろう?
 これは、氷室による第1期レモンエンジェルと、智たち第2期レモンエンジェルが同時に舞台に上がる伏線だったりして。

 あと、冒頭から「このユニットで一番目立たなければならないのは誰か……」と言って中央を取ろうとした早夜ちゃんですが、OPとEDの登場順を見ると

OP開始直後の登場順
 智→みる→美希→早夜→エリカ→冬美
OPタイトル時の立ち位置
 (左)エリカ、みる、智、美希、冬美、早夜(右)
OP舞台上の立ち位置
 (左)エリカ、みる、智、美希、冬美、早夜(右)
OP50秒目から6人の歩き順
 智→みる→美希→冬美→エリカ→早夜
OP58秒目からのカットの登場順
 智→みる→美希→早夜→エリカ→冬美
OP81秒目からのペアカット登場順
 (左)智、みる→早夜、美希→エリカ、冬美(右)
OP81秒目からの舞台ジャンプカット
 (左)早夜、美希、智、冬美、エリカ、みる(右)
ED冒頭のカット登場順
 智→みる→美希→早夜→エリカ→冬美
ED夜のパジャマシーン登場順
 (左)智、みる→美希、早夜→冬美、エリカ(右)

 ……だめじゃん。_| ̄|○

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2006年2月15日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 第6話 「Promise you」(2/13)

 渚砂みると第2期レモンエンジェル最終審査のお話。

 回想シーンから判断するに、みるは小さい頃に事故に遭って両親を失った。そのショックで長い間屋敷の奥にひきこもり、人と話をしないようになったわけですね。そのひきこもりのみるが心を開いたのが、第1期レモンエンジェルのアンの歌だったというわけか。
 なるほど、無表情系で無口なキャラクターはただの役作りじゃなかったわけね。

 そのみるが智と仲良くなったのはまた因縁か。第1期レモンエンジェルのアンのモデルは確か智だったはず。レモンエンジェルの歌と智のフレンドリーな性格で、智に気を許すようになるということですか。

 ただ気になるのは、無口なみると内気系の冬美でキャラが被り気味のような気がするんですが。それとクールなリーダー・諏訪美希とも被ってる気がする。でも明るいキャラクターには智、エリカ、早夜がいるわけだから、陰陽3人ずつでちょうどいいのかもしれない。

 話を見た限りでは、あの5人がなぜ選ばれたのかが全然描かれていないのですが、最終審査の前に候補生の中でサブグループを作っていたわけだから智たち4人は納得。みるは……といえば、自己アピールを無口で通した無表情系のキャラクターが評価されたのか、それとも自己アピールを寝て過ごしたRAYが純粋に歌だけで評価したのか。
 逆に智の場合、きっとその天然なキャラクターとライバルであっても友達を応援するフレンドリーな性格が評価されたのでしょう。智の歌の才能は、あるにはあるが十人並みだということは一次審査のときにも描かれていますしね。

 今回は、話のねじれもほとんど無くて素直に楽しめました。ところで早夜(ヤヨイ)の元マネージャーである識名蛍子をマネージャーにスカウトしたということは、小暮亮太くん、最初から早夜を合格させるつもりでいたのでしょうか。

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2006年2月 9日 (木)

LEMON ANGEL PROJECT 第5話 「友達でいいから」(2/6)

 榊原冬美と仙堂春香のお話。

 春香というキャラは典型的な悪役になっており、人間味が全然感じられないのは私の気のせいでしょうか?

 冬美は今でも春香のことを友達だと思っていると言ってますが、ああも他人の足を引っ張って悪びれないキャラでは何故友達でいられるのかが全然わかりません。昔は仲の良い友達だったという描写もあったけど、それならなおさらどうして今のように性格が歪んだかをきちんと説明するべきでしょう。少なくとも冬美は春香を友達だと認めているわけですから、春香が悪事を働くからには本人なりに理由があるはずです。それが全然描かれていないので、冬美と春香の友情の描写が薄っぺらいものになっています。

 例えば第2話第3話で早夜が智に辛くあたることがあったが、あれは智が小暮Pとコネがあると勘違いした上に、前のプロダクションでは不当に冷遇されていたという事情があったからです。だからお気楽な態度に見える智に辛く当たってしまうという早夜の態度も見ていて納得ができたし、早夜と智が和解した後の関係も十分に納得できるものになっています。

 確かに悪役キャラが必要なこともあるし、悪役だから悪いことをするという考え方もある。しかし、悪役というロールを演じただけではキャラを書き込んだことにはならない。そういうことはメインヒロインとは関係ない使い捨てのキャラでやってほしい。

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2006年2月 1日 (水)

LEMON ANGEL PROJECT 第4話 「Smile means love」(1/30)

 芸能界では容姿は立派な才能です。芸能人で容姿が重要じゃないのは、かろうじて声優あるぐらいですし、その声優も最近ではアイドル活動が常識ですからね。
 だからエリカ・キャンベルが容姿を嫉妬されるいわれはないし、また堂々とうけて立てば良い。むしろエリカの場合、日本人アイドルユニットに彫りの深い外国人顔が混ざることを避けるために落とされる可能性があるぐらいだ。

 しかしエリカの受けた外国人差別ってほとんど珍獣扱いでしたが。今から12年後の東京(だと思うが)で、そういう差別(珍獣扱い)が残ってるものでしょうか?

 そして分かりやすい悪役、仙堂春香。外国人だからと隔意を持って接していたくせに、タクミの姉だと知ると家に押しかけてきて、しかしいないとなると途端に手のひらを返したりする。ある意味素直な子ですね、自分の気持ちに。

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