GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

2016年4月 5日 (火)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第24話<最終回> 「斯く戦えり」 (04/01)

 遅くなりましたが、最終回の感想です。
 グレイの依頼でピニャを救出しに帝都に戻ってきた伊丹。だが大規模な作戦をおこなった直後のため、駐留部隊は支援ができないという。そこに現れたのは第三偵察隊の面々。隊長でなくなっても、伊丹が隊員たちに慕われてきたいい隊長だったことを示すいいシーンですね。ですが、伊丹を下男の姿にして帝城に乗り込むみんな。こういうところでぞんざいなのも伊丹の人徳か。

 伊丹がゾルザルに交渉するシーンは、ここは原作では元老院議員たちも同席していた場所で、伊丹がゾルザル持たせたワイン入りのカップをアーチャーに撃たせるというものでした。まあ、このあたりは尺の関係上細かい描写ができなかったからでしょうね。
 帝都脱出後、自分だけでなく皇帝も連れてきたことに拗ねるピニャもかわいいですが、政治的には確かに正統政府を名乗るには皇帝がいたほうがいいですからね。

 その後の下りは、構成の関係とはいえちょっと雑な感じがしましたね。
 ピニャが皇太女に就任するときのシーンですが、原作第4巻の総撃編当初ではピニャは政治を放棄して日本で遊び呆けてた、というシーンに繋がらないからあれ? と思ったわけですよ。ゾルザルが帝都を脱出するシーンで古田が連絡を取るときに「テューレさん」と呟くシーンですが、古田とテューレの交流のシーンがことごとく省略されていたため、アニメだといきなり感がしますしね。なにより、富田とボーゼス、健軍とヴィフィータ、柳田とデリラの交際をまとめて発表するのも、いきなりすぎる感じがしますね。
 このアニメはもともと分割2クールで、原作第3巻までしか放送しない予定だったのでしょう。そのため、4巻以降に繋がる伏線が、ほとんど省略されてしまっているのが残念です。ただ、いずれも微修正で繋げることができる程度の改変ですので(ピニャの皇太女就任がちょっと厳しいけど)、第3クールがないとも限りません。そのときを気長に待ちましょう。

 3か月間、ありがとうございました。

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2016年4月 2日 (土)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第23話 「空挺降下」 (03/26)

 感想を書くのを忘れてました。この感想は24話を視聴する前に書いてます。
 自衛隊による帝都強襲、講和派議員の救出作戦が開始。今まで政治的な要因により手が出せなくて歯がゆい思いをした分だけ、この回の自衛隊無双にはすっきりした感がありますね。
 特に自衛隊の作成遂行における描写が細かい。作戦開始時にデジタル時計の時刻を合わせる描写。できるだけ音を立てずにハンドサインで合図をして作戦を遂行する地上部隊。パラシュートで落下するときに「お世話になりました」と挨拶をする空挺部隊。――相当取材をしたんだろうなあというのがよくわかります。

 自衛隊の強襲にうろたえるゾルザル。こういう自分の想像の範疇外のことが起った時にうろたえて判断できなくなるところがいいですね。そしてテューレに頼り、実質的にテューレの傀儡になってしまっていることに気づかないという。

 見た目ゴージャスなボーゼスが、実は後先考えない熱血漢(乙女)であることが判明。自衛隊による救出を依頼したのち、単騎でピニャ救出に向かうが結局何もできずにヴィフィータに止められ、敵を引き連れて戻ってくるところなんかの後先の考えなさが良いですね。

 そして今回の救出作戦に間に合わなかった伊丹たちは……?

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2016年3月21日 (月)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第22話 「奴隷服を着た皇女」 (03/19)

 今回のサブタイトルを見て、原作にそんな展開があったかなと読み返してみましたが、原作では皇帝陛下の容態を見るために引きこもりになっていたピニャが元老院でつるし上げにあったことは書かれていても、奴隷服を着せられたり牢屋に入れられたりした展開はありませんでした。そのあたりの展開はアニメオリジナルですね。このあたりの展開はピニャがいかに追い詰められていくかが肝心ですので、この辺りは分かりやすくていいでしょう。

 今回のシャンディはポンコツ過ぎてかわいい。笛吹男の手下にあっさり騙される3人組を見張ってて呆れながらも、自分もまた操られてしまうあたりがポンコツ過ぎますね。まあ、ピニャの身が危険だからと吹き込まれて、忠誠心が暴走しちゃったのでしょうね。
 あと、今回の学会の報告は省略が多いですよね。地動説を唱えて玉を投げつけられた学生のエピソードはまあ仕方ないにしても、空間のゆがみを観測したエルフの青年の発表は今後のエピソードにつながるものですので、大事に展開してほしかったです。そういえば前回の地図騒動のときも、その様子をディアボが見ていたというエピソードも省略されてましたね。3期はないのだろうか。

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2016年3月14日 (月)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第21話 「デッドライン」 (03/12)

 前回シェリーを助けた菅原。その後始末をつけるために官邸では嘉納大臣が森田総理を説得するが、森田は外国やマスコミの目を気にして動かずにいた。
 この森田首相は福田元首相を元イメージにしてますが、実物よりかなり無能に描かれていますね。実際の福田首相は親中派で優柔不断のように見えて、実はかなり辣腕の首相だったらしいですし。とはいえ、無能な首相というのは物語のステレオタイプにもかなり定番です。話の都合ということにしておきましょう。

 ロンデルに戻った伊丹たちだが、その彼らをホテルの従業員3人(ゴブリン?)が襲う。実際には笛吹男に操られただけなのですが、騙される時点で信用が薄い。そんな彼らを囮に使って相手をおびき寄せる策をめぐらすということで、レレイも結構腹黒いかも。
 あと、事前に目を開けるなと言われたにもかかわらず、閃光弾で目がつぶされて転げまわるシャンディーも面白いキャラですね。そのおかげで偵察の任につけたわけですが……大丈夫か?

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2016年3月 6日 (日)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第20話 「こいびと」 (03/05)

 今回、伊丹(とレレイ)の出番はアバンだけで終わり。殺し屋の追っ手から巻くために、棒倒しで道を決めるというのも伊丹らしい。

 シェリーが菅原の好意にすがってやってくるシーンはよかったです。菅原にしてみれば外交官として顔をつなぐために、ティエリ家の令嬢にやさしくしただけなのですが、両親が殺されて復讐を決意し、菅原の好意にすがるしかないほど追い詰められたシェリーの悲壮な叫び。そのシェリーを助けるために婚約を宣言する菅原など、よく描かれていたと思います。アニメ版は尺の関係からか描写が駆け足になるシーンが多く残念に思っていたのですが、ここはよかったです。
 ただ、菅原はこれで「ロリ婚」の汚名を被ることになるのか。外務省の官僚は閨閥関係が主体で、菅原もエリートとしてそういう将来を約束されていたはずなのに、シェリーと結婚するということはその道を捨てるということでもある。という原作における菅原の葛藤がなくなったのは残念ですが、まあ話が間延びするからいいか。

 とにかくこれで、日本はシェリーを保護することになったわけです。

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2016年2月27日 (土)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第19話 「危険な姉妹」 (02/26)

 皇帝陛下の重篤を受けて、ゾルザルは皇太子府を設立し、日本との戦争の継続を宣言する。
 ゾルザルの性格から考えて、自分から皇帝を排除するほどの度胸はないでしょう。おそらく、テューレが皇帝に毒を仕込んだということも知らないと思います。しかし、降ってわいたこの状況を利用してクーデターを起こし帝国の全権を掌握するのは、まあ当然でしょうね。
 ゾルザルは日本との戦争を推し進め、しかもゲリラ戦法を行おうとしている。いっぽうディアボは帝国から逃げ、外国と組んでゾルザルを止めるという。国内に外国勢力を招き入れるのは亡国への片道切符なのですが、今のまま日本との戦争を継続しても破滅しか得られない。ピニャはだんだんと追い詰められていく。

 ロンデルではレレイとアルペジオが派手な姉妹喧嘩を起こす。学問でも財産でも男でも妹に先を越されたからということですが、スープを頭にぶっかけるのはやりすぎ。街並みを破壊するほどの大喧嘩をやらかします。
 しかし、双方の防御魔法が崩れたところで、何者かに命を狙われるレレイ。グレイが駆けつけて倒しますが、今や炎龍退治の英雄になったレレイが刺客に狙われていると聞かされて伊丹のとった決断とは……!? まあ、伊丹らしいといえばらしいか。

 ミモザの口から、この世界の成り立ちが語られましたね。アルヌスにある門から、この世界に過去何度も亜人たちがやってきたという。そしてこの世界にやってきた最も新しい種族がヒト種であると。
 あと、アルペジオのみなしなみに気を使わない残念さぶりもよかったです。どんなに体裁を整えてもくせ毛が跳ねるところとか。

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GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第18話 「魔法都市ロンデル」 (02/19)

 感想を書くのを忘れていました。この感想は、第19話を視聴する前に書いています。

 冒頭の、伊丹が懲罰と報奨を得られるシーンは、かなり省略してましたね。原作ではここに、ベルナーゴ神殿(ハーディの神殿)からの招待状が混ざっていて、それが今話につながるのですが。
 あと、伊丹は実は精神を壊した母親がいて、今回の件でテュカたちといっしょに母親を見舞いに行くというエピソードがあり、それでテュカが許すという流れがあったのですが、まあ本筋には関係ないから削除したのでしょう。

 レレイが導師号をとるために魔法都市ロンデルへ向かう。ロンデルのあり様をみればそこがマッドサイエンティストの固まりであることがわかりますね。学術都市というけど、実験の安全性には全く気を使ってないのか……
 そこであった老賢者のところには、アルベジオという姉がいました。しかしこの女は、レレイをみると決闘をふっかけて。

 一方帝都では、炎龍討伐の話でもちきりでした。
 構成の都合上からか、Aパートのロンデルの話のあとにもってきましたが、原作とは順番が逆になりましたね。炎龍討伐に臣民のレレイがいたことに喜び、日本国の使節団を迎えての歓迎の宴席で皇帝が倒れる。そこには、ゾルザルの奴隷テューレが絡んでおり。

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2016年2月 8日 (月)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第16話 「炎龍再び」 (02/06)

 BS11で視聴しているため、感想が一週間遅れているのに、さらに感想を書き忘れていました。すみません。

 冒頭デリラのミュージカルで始まったときは、何事かと思いましたよ。デリラはイタリカからの紹介でアルヌスの町の食堂で給仕として働いていますが、実際にはイタリカの密偵でもある。しかしこの町の待遇の良さに幸せを囲っていたけど、そこにイタリカからの指令で日本人女性の紀子の殺害を指示される。原作ではそれを伊丹たちに相談しようとして、しかし彼らが遠出をしてしまったために相談できずに終わるのですが。
 おそらくデリラが実際にはイタリカの密偵であることは、自衛隊側もある程度承知の上だったと思うのですよ。だから「仲間をだまして」という表現になる。自衛隊側はゾルザルの周囲が怪しいと睨みますが、実際にテューレが黒幕だった。このテューレはヴォーバルバニーの女王だったんだけど、帝国の侵攻に身を差し出して国を守ろうとしていた。しかし実際にはゾルザルはその約束を反故にして国を滅ぼしたという過去がある。だからテューレは人族を怨んでいるし、デリラたちかつての民はテューレを裏切り者だと思い込んで憎んでいるという状況です。

 エルベ藩王国のデュラン陛下と柳田の会話は、腹の読み合いと探り合いというある意味外交らしいやり取りになりましたね。金や銅など以外の鉱物と免税特権を得た柳田の勝利ですが、デュラン陛下の側はもともと手持ちのカードが少ないから仕方のない部分もありますよね。もともと農夫だと偽っていたのも、自分の身柄と引き換えに無理な譲歩を迫られるのを避けるためでもあったんだろうし。

 無事ダークエルフの隠れ家についた伊丹たちですが、ヤオが先触れに出ていなくなったときに伊丹たちはダークエルフに囲まれてしまう。しかしそこへ炎龍が急襲。伊丹はテュカに、炎龍が父親に殺されたことを改めて告げて、テュカにグレネードランチャーを撃たせるが。

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2016年2月 1日 (月)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第15話 「テュカ・ルナ・マルソー」 (01/30)

 一向に動いてくれない自衛隊を動かすために、ヤオがとった手段は伊丹が大切にしている三人娘の1人、エルフのテュカの心を壊すことだった。父親の死の現実に向き合えないテュカは、伊丹を父親と誤認することで心を保とうとする。
 目的のためには手段を選ばないところは、ヤオのというよりダークエルフが持つ文化の一つなのですね。エルフ娘のついででいいから部族を助けてほしいと訴えるヤオの叫びに、それでも伊丹はテュカの父親を演じることでその場しのぎをする。

 今回の話も、尺の関係からか省略された箇所が多いですね。ピニャとディアボの会話は原作ではもっと長いのですが、この会話中、ディアボはピニャこそが今一番次期皇帝の地位に近いという結論に達してるんですよね。皇帝は何を考えているのか。敵である日本を利用し味方につけるには、ゾルザルとピニャで国を2つに割ればよい。ゾルザルが主戦派の代表になってピニャと戦えば、日本はピニャに味方することになるだろうと。ディアボの最後の言葉の「お前も自分の身の振り方をわきまえておけよ」は、そういう意味が含まれるんですよね。ただし原作のピニャは「芸術の守護者になる」と外れた答えを返すわけですが。

 もう1か所、省略されたシーンは柳田が伊丹に八つ当たりする箇所。柳田からすれば真面目に事務方で勤め上げているのに、息抜きの合間に人生やってると公言してはばからない伊丹の存在は目障りですよね。だから、その感情を伊丹にぶつけるシーンなんですが、これは普段冷静で、嫌味な感じすら漂っている柳田がストレートな感情をぶつけたシーンなのですよ。これで柳田が嫌味なだけのキャラじゃなくなった。お互いそりが合わないのに、伊丹と柳田がお互いを認め合っている関係でもあるということを決定づける重要なシーンなのですよ。

 任務を放り出してテュカのために炎龍退治に向かう伊丹のところへ、ロウリィ、レレイ、ヤオが同行を申し出る。このうちロウリィは、伊丹と眷属の契約を交わしますが。命令でもないのに同行する仲間がいる伊丹のことを柳田が嫉妬するのも無理はない。

 ゾルザルの奴隷の1人テューレは、約束を破って国を滅ぼしたゾルザルを憎んでいる。だから自分を餌にボウロを従わせて、裏工作を行わせている。その目的は、自分と同じ奴隷ながら助けられた紀子に向けられて……

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2016年1月23日 (土)

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第14話 「帝都激震」 (01/23)

 帝都を襲った地震を前に、伊丹たちはピニャの護衛代わりに皇帝の御前へ謁見する。しかしその場で、帝国の皇太子による日本人拉致および奴隷化の事実が判明して、伊丹たちは皇帝の目の前で銃を向ける……
 ピニャが皇帝の寝所にむかうときに伊丹たちに同行を求めたのは、地揺れ(地震)という未知の脅威を前に、余裕を見せていた伊丹たちが心強く見えたからでしょう。こういうところは、ピニャも女の子ですね。しかしその結果が、皇帝の御前での皇太子への『打擲(ちょうちゃく)』なのですから、やはり選択を間違ったというべきか。
 あと、尺の関係からか、「栗林君、しゃべりたくなるようにしてあげなさい」という伊丹にセリフが省略されたのは残念ですね。もともと栗林が嬉しそうに伊丹の命令を聞いたという珍しいシーンですので。地震の揺り戻し……つまり余震のシーンも省略されてしまいました。さらに宮廷から退出するときに、伊丹と菅原が「やっちまった」と頭を抱えるシーンも省略されたのは残念ですね。

 日本人拉致が判明してからの報復は、元老院の建物へのピンポイント爆撃。これは日本の怒りを知らしめるためにも有効な手立てですね。このときの森田首相がかなり情けない表情です。
 さらに、救出した紀子という女性の家族は銀座事件に巻き込まれて死亡、家も焼失してしまったことが判明する。この事実は紀子本人にはまだ伏せておくことになるが。
 伊丹は本来なら減給ものだが、今回の拉致被害者救出を支持率アップに使いたい政治の思惑により処分なしになりそうなあたり、運が良いですね。しかし、そんな伊丹に柳田は声をかけるが……聞かないと後悔するという話とは、嫌な予感しかしません。

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