げんしけん

2013年10月 2日 (水)

げんしけん二代目 第13話 「あの部室で待ってる」 (09/29)

 今回は最終回、アニメオリジナルでした。
 サブタイトルはアニメの「あの空で待ってる」からですね。なかなかいいもじりでした。

 前回から、波戸くんが部室に来ていないし、部員を明らかに避けている。どうやら斑目の退職宣言がショックだったようです。そこで、現視研で合宿にいくことになり。
 合宿の許可に、吉武が妹を引き合いにだしてOKをもらったという件がいいですね。確かに運動系の部活とオタクサークルでは、合宿の意味合いが違う。また、会社をやめてニートになった斑目も一緒に来ているというこの状況は、ある意味波戸と斑目の関係に決着(あるいは進展)をつけさせることが目的なのでしょう。
 あと吉武、男子風呂の覗きはやめろ。

 波戸くんが、女装はいつまでもできないという話に、斑目はいいんじゃねーのと返す。やりたかったらやればいいし、止めたくなったら止めればいい。そしてまたやりたくなったら再開すればいい。この斑目の台詞は、自然体でいればいいということでしょうね。さすがは斑目、オタクはなろうと思ってなるものじゃない。いつの間にかなってるものだ(だったっけ?)と言ってただけのことはあります。

 合宿後半は波戸くんも女装モードで参加し、そして合宿が終わったら、再び現視研の扉を開きます。
 それでは、3ヶ月間ありがとうございました。

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2013年9月24日 (火)

げんしけん二代目 第12話 「恋と仕事とチーズケーキ」 (09/22)

 今回のサブタイトルは、原作にはなかったものですね。「恋と仕事とチーズケーキ」……げんしけんのサブタイトルにはたいていオタク向けの元ネタがあるものなのですが、今回の元ネタは何なんだろう……と思って調べてみたら候補が2つ出た。
 1つは「恋と仕事と君のプロデュース」。携帯電話向けのゲームで、男性アイドルをプロデュースするといういわゆる女性向け恋愛ゲーム。
 もう1つは「恋と選挙とチョコレート」。巨大学園で生徒会選挙を戦うという学園ものの18禁アダルトゲーム。サブタイトル的なデザインからしてもこちらの方が元ネタに近いでしょう。

 内容的には原作の2話分……前回の後始末と、大野さんの就職問題に加えて、アニメのオリジナル展開が加えられましたね。
 咲に告白して見事に振られてしまった斑目が、自分に気を使ってくれているみんなのため(?)に初心に帰って「ウザい言説」を説くところが良かったです。このシリーズが始まったときは特に斑目の声が前作までとイメージが違ってたので違和感があったのですが、ここまでくるともう違和感込みで慣れてしまったというか。
 あと、大野さんがダメ人間というか残念美人になってしまっている。いや、これはもとからそうだったか。

 そして、斑目のダメ人間報告。会社を辞めるなと咲に言われたのに、その言われた傍から止めてしまってる斑目のヘタレさが面白い。そして、そんな斑目にずっと大学に来てほしいという波戸くん。どうやらオリジナル展開となったようで。

 ──うーん、さすがにエネマグラの回はスキップしたか。

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第11話 「いい最終回だった」 (09/15)

 今回もまた原作の3話を1話にまとめてきましたね。とはいえ、それを感じさせない(駆け足になっていない)構成でした。

 咲の登場で、華やいだ現視研の部室。波戸が去年までの現視研はこういうのだったんだろうなーと思ってます。
 その咲は、斑目にモテ期が来ていることを感じている。アンジェラにスー、波戸、そして笹原妹の恵子。そうでありながら全力で逃げ出している斑目に対して意地悪しようとSMビデオの件を持ち出しますが……
 って、それってアニメ第1期ではスキップしたエピソードじゃないですか。咲の不始末でボヤ騒動を起こしたため、自治会から部室使用禁止になった当時の現視研が部員の部屋持ち回りで活動を続けていた話です。ちなみに咲のコスプレの話は、そのとき活動禁止処分になった現視研が咲を仮想コンテストに出場させるという話でした。

 恵子と波戸の思惑で、咲と二人きりにされた斑目。それでもなかなか言い出せないが、咲に先に言われてしまう。……って、そういえば咲の猫耳のエピソードは、1年のときの文化祭だったはず。鼻毛でビンタのエピソードはもっと後だったから、咲は実は本人も気づいていないうちから斑目の気持ちに気づいていたということになりますね。決して自分からは話を振らないと言っていた咲の方も、実は涙を流すほど辛かったと。
 斑目も、「鼻毛が出てたんだ」と涙を流しながら言う。ヘタレな男がフラれること前提で勇気を振り絞って、ピントはずれな告白をする。この不器用な繊細さがよかったです。今回の斑目は、本当に主役級の活躍してます。

 最後、男同士もありだという咲の台詞に反応した大野や荻上だが、現実の話かと引いてしまってるところが面白かった。オカマやゲイとも交友関係のある人生経験豊富な咲と、あくまで腐女子でしかない大野たちとの違いですよね。

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2013年9月16日 (月)

げんしけん二代目 第10話 「Snow man」 (09/08)

 仕事のほうは終わりましたけど、感想書くのを忘れておりました。1週間遅れの感想ですが、この感想は11話を見る前に書いております。

 波戸の先輩の神永登場で、波戸の高校時代の過去が明らかになる。波戸は高校時代、美術部で神永先輩のBLイラストを盗み見て、それを見られた今野にカミングアウトしたら学校中に広まってしまったという。……漫画やアニメでみたときにはなんとも思わなかったけど、改めてあらすじにまとめてみると本当に馬鹿馬鹿しい。
 でも今野はそのことで後悔していたらしく、波戸の女装姿を見て泣いてばかりいました。傍から見れば馬鹿馬鹿しくても、当人たちから見たら深刻というのはよくあることですよね。

 最後に、斑目にスーがキスしたところを咲に見られて……このド修羅場はへたれの斑目にはきついだろうなー。

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2013年9月 7日 (土)

げんしけん二代目 第9話 「ホワイト ゲート キーパー」 (09/01)

 仕事が急に忙しくなって、アニメの感想が難しくなってきました。ほぼ1週間遅れの感想で短いですが、ご容赦を。

 荻上の指導で波戸くんに絵を描かせてるところに、自治委員会がやってくるシーン。このシーンが原作では腐女子からの妄想シーンで描かれてたのに、アニメとしては普通のやりとりで特別な演出がなかったから、二人が何に興奮しているのかがいまいちわかり辛くなってますね。やはりここは、周辺をぼかした上で台詞にはエコーを入れてくれれば……と、そこが残念。

 椎応大学の文化祭に、矢島、吉武、波戸の高校時代の友人がやってきます。矢島や吉竹は旧交を温めてますが、しかし波戸は──ま、高校時代の女友達に、大学で女装に目覚めたと知られたくはないわな。まあ波戸が隠したがるのも無理はないかも。しかし、朽木が人違いで声をかけた相手の後姿が波戸の変装の1つにそっくりで……

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2013年8月28日 (水)

げんしけん二代目 第8話 「ルートはあってもループはない」 (08/25)

 今回は、前回中抜きした部分の再構成ですね。波戸くんが斑目のアパートで着替えてたら、妄想のスタンドとかゲッペルさんが勝手なこといってるのがかわいい。妄想の背後霊に勝手なこと言わされるとか、波戸くん、面白すぎ。

 波戸くんが斑目の部屋で見つけた男の娘ゲーム。その中の登場ヒロイン(?)の一人が高坂そっくりというので意識してしまう。しかも、これでは高坂が女役で逆カップルになってしまうとBLを意識した頓珍漢な発言しているのもいろいろとおかしい。BLと男の娘は全く別のジャンルだぞ。
 まあ、斑目も「高坂キャラではヌケませんでした」と言ってるので、そこらへんはノーマルなのでしょう。
 あと、斑目が会社辞めて引越しするかという話をしたときに、波戸くんが情緒不安定になってしまうところがおかしい。木尾士目先生はこういう登場人物の機微を書くのがうまいです。

 最後に、吉武と矢島がなんだかんだいいながらいいコンビになってきているのがいいですね。

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2013年8月21日 (水)

げんしけん二代目 第7話 「KOIBANA3」 (08/18)

 ついに、中抜きしたかー!?
 いや、最近展開が速いと思ってたのですが、今回の話は原作での4話分に相当。しかも、そのうち1話分相当の展開が抜かされてる。いきなり「恋話(コイバナ)」に話が飛んだときは、何事かと思いましたよ。
 と思ったら、次回予告ではその飛んだ部分がやるようです。要するに原作を再構成して、展開を入れ替えたわけですね。まあこれはこれでわかりやすいので、ありでしょう。

 Aパートは、学園祭で発行する同人誌「メバエタメ」の原稿を出すにあたり、荻上が波戸くんに「漫画読みたいなー」とおねだり? します。
 この時期荻上はアフタヌーン掲載の読み切りの評判が悪く、スランプに陥っている。その一方、波戸くんは作画に問題があり、女装時には過激なBL画しか描けず、男装時には特殊な作画しかできないという弱点が。そこでスーの発案により、ネーム:荻上、作画:波戸で作品を描くことに。
 でも、相変わらず何かあったらコスプレ着せようと企む大野さんがブレてませんね。

 Bパート、いきなりコイバナの話になってちょっと驚いた。
 矢島の話はとある男子生徒との交流。ここまでハードルを下げてもと吉武が言ってますが、もしかしたら現視研一年で一番乙女っぽい価値観をもってるのは矢島なのかもしれない。うん、少なくとも歴女で腐談義していた吉武よりは乙女っぽい。
 そして波戸くん。そんな矢島の話でも顔を真っ赤にしたり、吉武に詰め寄られてますます真っ赤にしたり。これは高校時代、何かあったと言ってるようなものですね。
 で、朽木の乱入で空気が霧散。さらに朽木の過去話でコイバナ終了。告白して1日で振られ、実質3分しか話していないとか、それってその後輩、罰ゲームかなにかで朽木に告白させられたんじゃない。と邪推しております。

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2013年8月12日 (月)

げんしけん二代目 第6話 「因果地平の彼方で、モエをさけぶ」 (08/11)

 展開が、速すぎる……

 今回は原作の3話分。木尾士目先生の作品はキャラの心情をじっくり見せることに真骨頂があるので、原作は描写の割には内容が薄い、というより話が進まない印象があるのですが、それでもテンポが速すぎると思います。

 さて、前半Aパートは、斑目総受け発言で微妙になった波戸くんと斑目に対するフォロー……だったのですが、荻上の「ササ×マダ」原稿をみた波戸くんに変なスイッチが入ってしまう。さらに斑目相手に「犬に噛まれたと思って」と矢島がフォローするわけですが、そこに割り込んだ朽木が斑目に対して攻めを実行したためすべてが台無しに。

 後半Bパートは、吉武の妹、莉紗ちゃん登場。スレンダーで高身長な容姿を利用して兄を名乗って登場したり。高身長なのに姉に逆らえない妹という立ち位置がいいねー。
 莉紗の男演技に惑わされた矢島が本気で切れたり、またはずみで波戸くんの全裸を見たりと見た目は典型的な女オタクでありながら実は純情な矢島の姿がかわいいと思う。
 あと、下半身を除毛した波戸くんの全裸をみて椎応大学への進学を決心した莉紗ちゃんもね。

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2013年8月 8日 (木)

げんしけん二代目 第5話 「業 NEXT!」 (08/04)

 コミフェス編後編(原作では4話分だったうちの後半2回)、とうとう斑目本人に、「マダラメ総ウケ」が知られてしまいました。
 いや、重要なのはそこじゃないだろう。

 そもそもは波戸くんが斑目を気遣って男の姿でサポートに回ったこと。それでも波戸が斑目を意識し始めている描写がステキ。そもそも波戸本人はホモという描写がないのに、腐女子視点の810ちゃん(背後霊)に引きずられて斑目を意識しはじめてしまう。その上斑目の恋敵(w)の高坂も登場して、その完璧な女装姿(天然もの)に打ちのめされ、それでもあきらめないでくださいというおせっかいさは完全に女視点と化してしまっていると思います。

 でも、テンパってマダラメ総ウケを公言してしまったのはやりすぎだったかも。最後に斑目がカップリング相手(笑)の田中や久我山相手にビクビクしているところが面白かったです。

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2013年8月 1日 (木)

げんしけん二代目 第4話 「HIGE TO BOIN」 (07/28)

 今回は原作の3話分のお話ですね。
 前半は、コミフェス用の同人誌と読み切り後半の締め切りが重なり、修羅場になってしまった荻上の部屋で、なぜかコスプレをすることになるお話。
 吉竹や矢島のコスプレは元ネタがわかりませんでした。あと波戸くんのも。スーと荻上のは有名な作品だから分かりましたが、調べてみたら3人の下ネタは私が未見の作品のものでした。大野さん、ジャンル広すぎ。

 後半は、コミックフェスティバルに荻上の中学時代の友人が現れる話でした。荻上は中学時代に彼氏をネタにBL本を書いて、それが原因で彼を転校に追い込んでしまったという、ある意味バカバカしくも壮絶な過去があるわけです(残念ながらアニメ化はされてないですけど)。そのときに、荻上を騙してBL本を描かせた上に周囲にばら撒いたのが中島で、だから荻上に対して悪意があるような描写がなされている。
 しかし、今の彼氏である笹原は荻上の過去を知った上で、自分をネタにしたBLの存在も受け入れてくれた。そして藪崎もそれを承知で荻上の友人をやっている。──ということで、この話は荻上の過去話の決着編ですね。前作からひきついだ荻上の話は、ここで一区切りついたことになります。
 しかし、「彼氏をBLネタにして転校に追い込んだ」とか「屋上から飛び降り自殺をはかった」とか言われても「当たり前やろ」といわれるあたりは、荻上の人徳(笑)でしょうね。

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