機動戦士ガンダム00

2009年3月29日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #25 「再生」 (3/29)

 純粋種となった刹那と、人類の上に立つリボンズの対決。
 ……リボンズの搭乗した赤いモビルスーツ、前回あれはガンキャノンか!? と書いたら、正式名称がリボンズ・キャノンで笑ってしまった。すまん。しかしそのモビルスーツが変形・前後反転して、ガンダムタイプに変わったのには二重に驚いた。しかもそれが擬似太陽炉を2基搭載した、ツィンドライブシステムを搭載しているわけですから。いや、ナドレとかセラフィムとか多重変形構造を持ったガンダムは既に登場していたのだから、驚くのも今更なのですね。
 生き残りの2人のイノベイター、ヒリングとリヴァイヴはぞれぞれ、アレルヤとライルに倒されました。とはいえアリオスとケルディムも大破して戦闘続行は不可能になったわけだから、事実上は相打ちですね。
 ボロボロになりつつも00の肩から太陽炉を一基強奪したリボンズは、0ガンダムを発見して未だ戦えると喜ぶ。0ガンダムの動力炉に太陽炉を搭載して乗り込んだわけです。そして刹那は刹那でエクシアを発見して、もう一つの太陽炉をエクシアに搭載する。0ガンダム対エクシアというまるで夢のような対戦が実現しました。というかこの状況に持ってくるためにツィンドライブを考えたのではないかと思えるぐらいです。なかなか凄いですね。
 そして刹那とリボンズ、ガンダム対ガンダムの一騎打ちで、刹那はリボンズを打ち破ります。

 エンディングですが、その後のみんなのあり方が描かれましたね。
 マリナ姫は再建されたアザディスタン王国のもとで、この小さな平和を世界に広げようと決意を新たにします。
 ルイスは沙慈と暮らすようになり、かつて自分を苦しめていた細胞異常も収まったようです。そしてかつては世界のことについて無関心だった彼女は、沙慈とともに世界平和のことについて考える思慮深い女性に変化を遂げていました。
 新連邦政府には新大統領が就任し、その議会にはカタロンの人々も参加するようになりました。ただちょっと気になったのは、新連邦議会の議員の一人に、アニューそっくりなのが一人(メガネを掛けてたのが)いたのですが。彼女はイノベイターなのでそっくりな人間がいても不思議ではないのですが、もし相だとしたら一人でシリアスぶっているライルが可愛そうな気がする。
 アンドレイは父親と母親の意思を継いで、市民を守るために軍人として生きる決意を固めます。アロウズは無くなったから新連邦軍の軍服ですが。
 そしてカティ・マネキンはパトリック・コーラサワーと結婚式をあげる。意外にもダブルオーで一番幸せになったのは彼女たち2人ではないでしょうか。切れ者の印象がある彼女がパトリックのようなコミカルな人間と結婚するとは、実は意外と情にほだされるタイプの人間だったのかもしれません。
 スメラギ(クジョウ)と和解したビリー・カタギリは、そのまま研究者職に戻る。その後ろには、グラハム・エーカーが。
 そしてライル・ロックオンは、家族(ニール含む)とアニューの墓前の前に、これからもソレスタルビーイングの一員として戦うことを誓う。
 アレルヤ・ハプティズムとマリー・パーファシーは、地上に降りてともに二人だけの旅を迎えました。
 ティエリア・アーデはヴェーダの一部として、人類の行く末を見守る決意をします。
 そしてソレスタルビーイングは、刹那やライル、スメラギたちはプトレマイオスに乗って、これからも世界の変革を見守る決意をかためます。

 半年間、ありがとうございました。

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2009年3月22日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #24 「BEYOND」 (3/22)

 刹那、真のイノベイダーに覚醒。GN粒子による脳量子派の攪乱と、ヴェーダに同化したティエリアのトライアルシステムの作動により、戦況が一転します。

 ティエリアによれば、自分たちは人類をイノベイダーに導くために人工的に作られた、いわばイノベイドに過ぎないそうだが、しかしリボンズはそれを認めず、ティエリアを撃つ。肉体は死亡するティエリアだが、リジェネと一体化した彼はヴェーダとの同期を果たす。
 ……そういえば、ティエリアとリジェネはイノベイダーとしては同じタイプでしたよね。リヴァイヴとアニューの例を見ても分かるとおり、同タイプのイノベイダーには特別な繋がりがあった訳ですが、アレが伏線になってたのか。ただ、人間側についたティエリアと、リボンズに成り代わろうとしたリジェネとは元々立ち位置が異なるので、ここで二人が協同するというのには戸惑いましたが。

 救出したルイスを沙慈にまかせて、トランザムシステムを起動する刹那。追い詰められた仲間たちの声を聞き、トランザムのGN粒子で敵母船基地を覆いつくしてしまう。00のトランザムはもともと人間どうしの心をつなぐ(?)作用があるため、ところどころで戦況が一変する。

 ルイスを連れて安全な場所に避難した沙慈ですが、ルイスは沙慈をも殺そうとし、また発作も起きる。私はこれは、イノベイダーと化す事でリボンズに操られていたのではないかと思いました。その後の発作はルイスがそれに抵抗していたのではないかと。それが00のGN粒子によって沙慈と心が繋がることにより、本来のルイスに戻り沙慈の腕の中に抱えられました。

 スメラギ(クジョウ)とビリー・カタギリの対峙は、スメラギが相手の好意に甘えていたことを告白し、イノベイダーによる人類の統一を唱えていたビリーが、実はそれはクジョウへの嫉妬に過ぎなかったことを理解する。

 GNアーチャーを破壊されたソーマ・ピーリスはマリーの人格に戻り、アンドレイと意思の疎通を行う。セルゲイを殺した事実を尋ね、何も言ってくれなかった、言わなきゃ分からないと叫ぶアンドレイに、あなたは分かろうとしたのとマリーは諭します。

 サーシェスと対峙したライル(ロックオン)は、アニューの声を思い出して一度銃を下げますが、それを隙とみたサーシェスが振り向きざま銃を撃つ瞬間に殺してしまう。純粋に戦争という行為が好きだったアリー・アル・サーシェスですが、これで死亡確定……ですよね?

 そしてティエリアは、ヴェーダと同化してセラフィムガンダムを遠隔操作してトライアルシステムを発動し、全てのイノベイダー側のモビルスーツを停止させる。……ヴェーダからあっさりと機関が止められてしまったということは、イノベイダー側のモビルスーツはヴェーダにリンクしており、それが乗っ取られることは想定していなかったのですね。そしてナドレの後継機であるセラフィムにトライアルシステムが積み込まれていたことは、ソレスタルビーイング側はヴェーダの奪還を想定していたということですね(ヴェーダにリンクしていないトライアルシステムは無用の長物)。

 そしてティエリアが明かすイオリア計画の全貌。それは、人類が争いを抱えたまま外宇宙に飛び出すことを防ぐため。人類の抗争を外宇宙にまで持ち出さないため。恒久的世界平和の達成はそのために行われるのだと。確かに、歴代のガンダムシリーズの舞台は全て地球から月軌道の間で起こっているので、外宇宙の概念がほとんどありませんでした。敢えて言うならターンエーで、かつてのコロニーが外宇宙に向けて旅立ったという描写があったことと、SEEDで外宇宙から謎の化石が入り込んできたことぐらいか。そしてリボンズが言ってた「来るべき対話」とは、人類の外宇宙への進出に向けての話だったんですね。

 ただ、最後の最後で大型のモビルアーマーに搭乗したリボンズが現れます。リボンズの優位は全てヴェーダを管理下に置いていることにあるので、まさかヴェーダの管理下にないモビルアーマーを切り札に用意していたとは思わなかった。そしてそのモビルアーマーは、デザイン的にはファーストのガンキャノンに似てるかなと思いました。

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2009年3月15日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #23 「命の華」 (3/15)

 リジェネが倒したリボンズですが、やはり代替ボディを用意していました。本人曰く、意識はヴェーダと同期しているから、肉体は入れ物に過ぎないと。そしてサーシェスに倒されてしまいます。

 正面にソレスタルビーイングとカタロン軍、背面にはカテキン率いる正規軍クーデター派に挟まれて、アロウズは旗色が悪い。しかしそこに、リボンズが放つ大規模ビーム砲が。太陽光発電システムを運用したメメント・モリとは違って、無数のGNドライブをカートリッジのように使うことで連射を可能にしたようです。アロウズごと殲滅させてしまったのは、用なしになったらすぐに使い捨てるリボンズらしいといえばらしいです。

 正体を現したイノベイターの大型母艦。最後の敵が超大型母艦というのは宇宙戦艦ヤマト2の超巨大戦艦を思い出しますが、第1シーズンのラスボス、アレハンドロもGNドライブを12基使用した超大型モビルアーマーを切り札にしていたので、大艦巨砲主義なのは00シリーズの伝統なのでしょう。

 GNドライブでトランザムを使用したモビルスーツを特攻兵器として使用するというのはあまりにも贅沢な使い方ですが。もしかして、前回登場した大勢のイノベイターたちはみんなあの特攻兵器のパイロットなのでしょうか。自分を全ての生命の上位種と位置づけているリボンズなら、イノベイターを大量生産して使いつぶすということをやってもおかしくないか。

 さて、ソーマ・ピーリスことマリーのGNアーチャーがエネルギー切れを突かれて撃墜されました。GNコンデンサーで一時的にチャージしたエネルギーで戦っているわけだから、こういう激しい戦闘時には消費が激しいのでしょう。アレルヤがアリオスとの合体(でチャージすること)を言ってたけど、アーチャーとの合体は飛行形態にならないとダメなので、この状況では難しいのでしょう。

 不死身のコーラサワーことパトリック・コーラサワーが、カティ・マネキンを守るために撃墜される。爆発の直前、大好きですと告白したわけですが、本人に届いたのかは不明。もともとムードメーカーにしてトラブルメーカーの要素が強かった彼ですが、あれで実は生きていたというエピローグしか思いつかないのは彼の人徳というべきでしょうか。

 さらに、敵母艦に強制着艦したプトレマイオス2にオートマトンが侵入します。武器を取って迎撃にでるスメラギの前に、オートマトンごと乗り込んできたビリー・カタギリが対峙する。特攻兵器にすぎないモビルスーツにGNドライブとトランザムシステムを組み込んだり、オートマトンごとプトレマイオス2に乗り込んできたりと嫉妬の鬼と化したビリー・カタギリは恐ろしいですね。

 刹那と沙慈が操るダブルオーライザーの前に、ルイスの機体レグナントが登場。ライルの前には兄の仇であるサーシェスが。そしてヴェーダに向かうリボンズを追って、ティエリアが表れます。みんな、それぞれに因縁のある相手を迎えて、どうなるのでしょうか。

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2009年3月 8日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #22 「未来のために」 (3/8)

 王留美がもたらしたヴェーダの位置情報に基づいて、ソレスタルビーイング側とアロウズの最終決戦が行われる。
 ──最初、アロウズの指揮官(アーサー・グッドマン)が『アロウズの全兵力を以って』と言ったときには耳を疑いました。戦闘用母艦を一隻しか保有していないソレスタルビーイングに全兵力を傾けるとは、アロウズはそこまで追い込まれていたのか? ってね。

 純粋種として覚醒を果たした刹那には、リボンズも興味を示す。つまりこの決戦は、最初から遺伝子操作でイノベイダーとして生み出されたリボンズと、純粋に人間として覚醒を果たした刹那との決戦ということですね。リボンズの背後にいた無数の兵士たちは、全員リボンズ側のイノベイダーということでしょうか。

 当初アロウズ側はプトレマイオス2を圧倒します。粒子ビームを拡散させるチャフを巻く戦術もたいしたものです。ミサイルのような実体弾はソレスタルビーイング側にとっては数少ない弱点と言っていいですからね。
 ですがそこにカタロン側が応援に駆けつける。さらにマネキンが反アロウズとして立ち上がり、アロウズ軍の後方から攻撃をしかけます。さすがに、メメント・モリによるアフリカタワーへの攻撃において、アロウズはやりすぎたのでしょう。アロウズの傀儡と成り下がった連邦を市民の手に取り戻すために、マネキン部隊は連邦から離反したということですね。

 沙慈は自分の戦いをするために
 ティエリアはイノベーターの支配を打破するために
 アレルヤは自分やソーマのような存在を生み出さない世界を作るために
 ロックオン(ライル)は連邦を打倒する使命のために
 そして刹那は、未来をつかむために
 それぞれの戦いに挑む。

 最後、リボンズ・アルマークがリジェネの銃に倒されてしまいましたが、私はこれでリボンズがいなくなったとは思えない。脳量子波で他のイノベイダーを遠隔操作できるリボンズのことですから、別に自分の身体を用意していて、それに意識を移し変えているのではないでしょうか。その場合、女性体のヒリング・ケアが一番怪しいですが。

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2009年3月 1日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #21 「革新の扉」 (3/1)

 王留美。ネーナ・トリニティ。クライマックスを控えて、どうやらキャラクターの整理に入った模様です。第1期からの登場で腹に一物抱えたキャラクターであるにもかかわらず、その望みを達成する前に退場してしまいました。王留美はネーナに「気に入らないから」と殺され、そのネーナもリボンズの差し金であるルイス・ハレヴィに倒されてしまいました。ああ、憎しみの連鎖ですらもリボンズの手のひらの上なのか……

 00はどうも、お互いがお互いを利用しあっている黒幕が多すぎて混乱することがあります。第1期の黒幕のアレハンドロは、トリニティやラグナ・ハーヴェイを利用して切り捨てたかと思えば、自分もリボンズにあっさり切り捨てられたり。そしてネーナもリボンズに、王留美を始末するために利用されただけ……もしかしたらルイスも、ある時点であっさりと切り捨てられるのかもしれませんね。さらにいうなら、リジェネも本件には関わっています。リボンズからの再三の警告にも関わらず暗躍していることから、いずれ彼も粛清されることが……

 冒頭、沙慈の前で、刹那の瞳孔が輝いているシーンがありました。また、アニューがアニューじゃなかったことが、なぜか分かった。このことから、刹那も人間でありながらイノベーダー化している、らしいということが分かります。実際、ラストで刹那はミスター・ブシドーことグラハムにこれこそがグラハムの目的であると宣言しますし。ファーストガンダムで言えば「ニュータイプは人類の革新」という後半ででてきたテーマに該当しますね。
 人間でありながらイノベーダー化しているといえば、ルイス・ハレヴィもそうです。両者の共通点といえば、「赤いGN粒子で肉体を損傷した経験がある」こと。赤いGN粒子での負傷は肉体の治癒能力を失わせるため本来なら致命的なはずですが、ルイスは危ない薬で生き延びています。刹那の方はツインドライブの効果で、治癒能力のない負傷を抑えているらしい描写がありましたが、それが両者をイノベーダー化、あるいは人類の革新に向けているのかもしれません。
 ただ、刹那が真・ニュータイプならルイスは強化人間なのかもしれない。その程度の違いはありそうです。

 ヴェーダの居場所をうけとった刹那の前に、ミスター・ブシドーことグラハムが登場。刹那に一騎打ちを申し込む。その一方でネーナを討ち果たしたルイスは目的を達したあまりに泣き出してしまう。ルイスの本当の目的は家族の仇をとることだから、目的を達した今虚脱感が襲ったとしても不思議ではありませんね。

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2009年2月22日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #20 「アニュー・リターナー」 (2/22)

 今回判明したこと。
 ・イノベーダーは、同型とは脳量子派で通信しあうことができる。
 ・リボンズ・アルマークは、配下のイノベーダーをコントロールすることができる。
 ・イノベーダーの目的は、来るべき対話のため。
 ということでした。さらに言うなら、リボンズ以外のイノベーダーは同型が2体ずつ存在しているようですね。
 もっとも、リボンズが全てのイノベーダーをコントロールできるのならティエリア・アーデも同じだと思われるので、あくまでリボンズ配下のものだけだと推測します。あるいは、アニューはスパイだったのが逆に敵側に取り込まれることを恐れて、そういう外部コントロール装置みたいなのを仕組んでいたのかもしれません。

 アニューの裏切りで危機に陥るもライルと刹那の芝居で人質を取り返すことに成功するが、逃走したリヴァイヴによってオーライザーのコクピットが破壊される。コクピットにマシンガンを持ち込んでいるというのも驚きですが、ハッチが開かなくなったらどうするんだろう。
 プトレマイオス2はウィルスに汚染、さらにシステムダウン。00もオーライザーの破損でしばらく逃走とどうしようもない状況下で、さらに敵襲が予想される状態に。ライルは自分の手でアニューを倒すというが、見越した刹那は自分の手で(代わりに)倒すことを宣言します。ライルにはアニューを倒せないことを見越した上で。

 追撃をかけてくるイノベーダーですが、そこにはアニューとルイスの機体が。ルイスがリボンズと面して、さらにイノベーダー特有の目のテカりが見られました。「人類初のイノベーダー」という台詞も気にかかります。リボンズがルイスに飲ませている薬は、人間をイノベーダーにしてしまうものではないでしょうか。

 ライルはアニューを前に、強引にでも連れて帰ろうとします。下手したらセクハラも上等な台詞ですが、あれはあれで正しい態度ですね。アニューはイノベーダーという立場上、本心はどうあれ自分の意思でプトレマイオス2側に戻るとは言えません。そういう立場の人間を連れて帰るには、相手の意思を尊重するという態度ではダメで、有無を言わさずに連れてかえるという態度で挑まないといけない。つまり、相手にどうしようもなかったと言い訳できるような状況にもっていく必要があるわけです。
 ところが、それをリボンズが脳量子派でアニューを操って妨害する。アニューを説得しようと抵抗できないライルを前にデュナメスは防戦一方ですが、(リボンズに操られた)アニューの機体は刹那の放った一撃で破壊される。

 最後、泣きながらみっともなく刹那を殴って慟哭するライル。ニールと違ってみっともない態度でしたが、これはこれで人間くさい男だと思います。

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2009年2月15日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #19 「イノベイターの影」 (2/15)

 カタロンの隠れ家を襲った連邦の保安局部隊から、坑道を通って逃げ出すマリナと子供たち。クラウスは応戦のためにその場に残り、シーリンは先遣のために先行します。銃を持って戦うことを拒むマリナを批判しますが、それでもマリナのその純粋さを守るために行っているのでしょう。

 アロウズのソレスタルビーイング攻撃は、多数の部隊を囮に使って、アンドレイとルイスが隕石に身を隠してプトレマイオス2を攻撃するものでした。しかしルイス機を探していた沙慈が不審な隕石2機を発見。監視衛星の目をごまかすためにダミー映像を発生させることが出来る時代ですので、モビルスーツが隕石に身を隠すことができるのもおかしくはありませんね。

 トランザムを発動させたダブルオーライザーは、戦場に意識を交錯させます。ルイス機を打ち落とそうとしたプトレマイオス2を止め、ルイスと沙慈との精神交流を果たす。ルイスは確か、沙慈をソレスタルビーイング側の工作員だったと勘違いしていたはず。それなのに、沙慈が巻き込まれて一緒にいるだけという事情をあの交感時には理解していました。つまりツインドライブによる精神交感は、言葉にせずとも互いの事情をある程度分かり合えるという効力があるということです。
 私が00でずっと疑問だったことは、00の世界観において戦いとは基本的にテロとの戦いなわけです。もちろん、ソレスタルビーイング側がテロ。そしてテロとの戦いにおいては中立はあり得ないということです。ファーストガンダムでサイド6が果たしたような、敵味方が銃を突きつけあうことなく会話できる状況というのはあり得ません。この世界設定で、どうやって沙慈とルイスを会話させるか疑問だったのですが……そうか、そのための00とトランザムだったのか。

 戦場で悲鳴をあげたルイスを守るためにアンドレイが立ちはだかりますが、そのアンドレイの前にはGNアーチャーに乗ったソーマ・ピーリスが。ソレスタルビーイング側についたソーマを知って彼女も裏切ったのかと考えるアンドレイの思考回路の単純さは救いがたい。というか、もともと立ち位置的に損な役回りなんですけどね、彼は。
 あと今までの話を見返していて、ソーマの人格がマリー・パーファシーに戻ってもエンディング・テロップの役名にはずっと「ソーマ・ピーリス」と載ってるのを確認しました。ソーマの人格が再び発現するという構成は最初からだったわけですね。
 そしてダブルオーライザーのトランザムによって、アレルヤの中のもう一人の人格ハレルヤまで発現しました。00のトランザムが消えるとともにアレルヤの人格に戻ったことを考えると、やはり第10話のようにトランザムの間だけしか発現しないということですね。

 ルイスと接触しながら取り戻すことができなかった沙慈は、戦場における憎しみの連鎖を否定する。復讐を果たしても死者は戻ってこないと。そしてルイスを取り戻すために、戦うことを決意します。

 ついにイノベイダーの一人リヴァイヴ・リバイバルを捕虜として確保したソレスタルビーイングですが、その素顔を見てライルは驚く。その素顔はアニューそっくりだったわけですから。そして同時期に、アニューも自分がイノベイターであることをカミングアウト、ブリッジにて銃を向けます。ずっと疑問に思っていたことですが、やはりイノベイダーだったわけですね。リヴァイヴと顔がそっくりなのは、イノベイダーはそっくりな顔を2人ずつ作るという隠し設定があるからに違いない。

 そして前回、ヴェーダの位置をソレスタルビーイングに知らせようとした王留美は、配下においていたネーナの裏切りによって殺されてしまいます。ここで疑問なのは、ネーナはリボンズの意向を受けて留美に反旗を翻したのか? 私は、ネーナの気まぐれによるものだと思います。

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2009年2月 8日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #18 「交錯する想い」 (2/8)

 前回の事件(ブレイク・タワー)から四ヶ月。いきなり時間が経過したのも驚きでしたが、実はその間体勢を立て直すために逃げ回っていたということでした。
 メメントモリ二号機は前回の作戦で破壊し切れなかった。おそらく連邦側はこの四ヶ月間で起動可能なまでに修理していたのでしょう。その上でソレスタルビーイングが攻撃していたと。

 この四ヶ月でいろいろ状況が変わりました。

 まずマリーの人格がソーマ・ピーリスに戻ってしまいました。超兵としての自覚で行動していますね。その原因はセルゲイを殺されたことで、しかもその仇が実の息子のアンドレイだったということに衝撃を受けてしまったと。アレルヤも積極的に戦場ででようとするソーマの人格とはどう付き合っていいのか分からなくなってしまったと。

 そのアンドレイも自分の父親殺しの事実をルイスに知られてしまいました。アロウズとして世界平和のためにという大義を主張しますが、それは大勢のために妻を見殺しにしたセルゲイと同じことを言っていることには気づいていないのでしょうか。ルイスもまた、沙慈を殺せるかどうかを真剣に悩んでいます。

 さらにライルとアニューの仲が公認のものになりました。ブリッジの面々にさらされて本人は恥ずかしがっていますが……しかしアニューは、本人が自覚しているかどうかは分かりませんがやはりイノベーター側のスパイだったようですね。脳量子派で現在位置をリヴァイヴたちに教えていた(あるいは知らずに発信していた)のでしょう。
 もちろんソレスタルビーイング側もそれを察知している。誰がスパイかまでは把握しておらずとも居場所が知られていることには気づいていました。これはこの四ヶ月間常に攻撃にさらされ続けていたことからの推測。ということは、アロウズ側は四ヶ月間プトレマイオス2を攻め切れなかったということでもありますね。なんて無能なんだ。スパイがいるという事実はジョーカー的な切り札なんだから、もっとここぞというときに使わないと。

 そのイノベーダー側にも、リボンズとリジェネ・王留美の間に不穏な空気が。王留美をつれなく突き放したり、リジェネに対しても上から目線で語りかけたり、リボンズの高慢さがますます増長しているようにみえます。そのため、リジェネは王留美を使ってソレスタルビーイングにヴェーダの位置を知らせようとする。

 あと、刹那がサーシェスに打たれた弾跡は、赤いGN粒子によって回復傷害が起きているそうです。これによって四ヶ月たった今でも完全な回復は望めていない状態。それでも本人は気にしていないようですが。

 そういう状況の中でアロウズのプトレマイオス2への攻撃がありました。プトレマイオス2側もアロウズのイノベーダーを捕獲してヴェーダの位置を吐かせようとミッションをたてますし。さらに作戦宙域にはルイスやアンドレイもいて、ソーマや沙慈も戦場に突入しました。

 そしてマリナ姫たちの隠れ家には襲撃者たちがやってきて……

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2009年2月 1日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #17 「散りゆく光の中で」 (2/1)

 ア…アンドレイ、なにもここまで男を下げなくても…orz
 もともとアンドレイはルイスに対する当て馬の色合いが強かったキャラですが、思い込みと勘違いによる行動の挙句、的外れな復讐を果たす。本人が真剣であればあるほど、傍から見たら滑稽に見える。セルゲイが今までいい人として描かれていたからこそ、そのボタンの掛け違いが喜劇に映る。そんなキャラでしたね。同じ道下キャラでもパトリックが完全にコメディリリーフを務めているのとは対照的です。

 6万の人質ごとアフリカ・タワーを破壊することで全てを抹消することにしたアロウズに対し、刹那は00ライザーでのメメントモリ破壊を敢行する。そのオーライザー側の搭乗者には沙慈を指名。6万もの人名を守るための戦いだと説得して、沙慈の搭乗を同意させます。
 ──ってことはつまり、00とオーライザーだけでメメントモリは破壊できるということではないのでしょうか。第13話であれほど苦労して落としたメメントモリ攻防戦は、一体なんだったんだ。

 ところが完全に発射を止めることはできず、メメントモリの掃射はアフリカ・タワーをかすめてしまう。その衝撃で外壁部がオートパージされ、その破片が大量に地上に降り注ぐ! 人口密集地に対する被害を食い止めるためにスメラギは、その場にいる全モビルスーツに協力を要請。結果として、ソレスタルビーイング、カタロン、反乱軍、正規軍、さらにアロウズからもマネキン配下の部隊が救援にかけつけ共同作戦となります。マリーもガンアーチャーで救援に駆けつけ、さらに宇宙から刹那が駆けつける。

 ──と、ここで終われば美しかったんですが、事が終わった後、反乱軍の長が乗るモビルスーツをアンドレイが撃墜。しかも同道していた父親のセルゲイまでも、反乱軍に加担していると誤解したまま撃墜。ルイスと沙慈がまたもニアミスなど、今後の展開に大きく関わりそうですね。

 最後に、リボンズとリジェネの会話から、リボンズ以外のイノベーダーはリボンズが作り出したものだということが分かります。さらに「来るべき対話」というのは……?

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2009年1月25日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #16 「悲劇への序章」 (1/25)

 今回は話の流れ的に消化試合でした。連邦軍が情報操作をしてくることも、アロウズが人質ごと反乱軍を鎮圧しに来ることも予想のうち。予想外なのはメメントモリがもう1機あったことで、反乱軍をアフリカ・タワーごと始末するつもりだったのかと最後の最後でやられました。

 セルゲイが密使として命じられて反乱軍との交渉に赴きますが、その際にもアロウズはオートマターを投入。これはおそらく、反アロウズ的な思想を持ったセルゲイごと始末するつもりなのでしょう。

 刹那はブシドーとあいまみえますが、ブシドーの乗るマスラオのトランザムが相手では、手負いの刹那では抗しきれません。仲間と合流したところで辛うじて脱出しますが。

 連邦軍の奇妙な布陣に、スメラギは周辺の気流を表示させる。結果はみごと、アフリカ・タワーから見て風上に配置している。これはすなわち、風下は危ないということ。何が?
 ──つまりアロウズは、6万人の人質ごとメメントモリでタワーを破壊して、反乱軍を始末するつもりですね。アフリカ・タワーは間違いなく倒壊することになりますが、それもおそらく、反乱軍が人質ごとタワーを自爆したということにするつもりなのでしょう。

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