マリア様がみてる 4thシーズン 第6話 「予期せぬ客人 L' invitée surprise 」 (2/11)
原作22巻『未来の白地図』84ページまで、および同巻収録短編の「薔薇のダイアローグ」のアニメ化です。ただし、章の途中で話が終わっているため、85ページから89ページまでの内容は省略されたのかもしれません。アニメ第4期は1巻2話のペースで話が進んでいるため、省略が多くなるのは仕方ありませんよね。
柏木優からの電話で瞳子が家出をしたと知らされる祐巳。しかしその瞳子はなぜか祐巳の家にやってきたのだった。何事もなく家に帰ったのはいいが……というあらすじにしてはただそれだけの展開。この実、裏には松平の家で大変なことが起こってるんだろうなとは考えが及ぶのだけど、祐巳視点で描かれているためかそれが全然見えないところがミソ。祐巳が何かしたくても、何をすればいいのか分からない状態です。
迎えに来た柏木に瞳子の事情を思い切って尋ねようとするが、柏木は祐巳にその覚悟があるのかと問いただす。確かに人の家のプライバシーに関わるものですのでむやみに首を突っ込んでよいというわけでもないものですし、無理に手を入れないだけの分別は祐巳にあったようです。──いや、あのシーンは柏木に器量負けして説得されてしまったという方がただしいか。祐巳のいいところは、たとえ毛嫌いしている相手でも正しいと思った意見は素直に聞き入れるところですね。
そこで山百合会のクリスマスパーティに、(由乃の意見もあって)瞳子と可南子を誘うことにします。が、乃梨子は迎えに行く事を拒否する。上級生相手でも遠慮なく意見をいう乃梨子ちゃんの面目躍如ですね。乃梨子にしてみれば瞳子を誘いたいのなら祐巳自身に行って貰いたいというところだったと。
そして志摩子と祐巳が二人を誘うことになるわけですが、渋る瞳子を見て可南子が強引な形で参加を促します。可南子も乃梨子も瞳子の気持ちとは裏腹な態度にやきもきしているのでしょう。
最後に、祥子と令の会話。妹(プティ・スール)の由乃が令からひとり立ちしていくのを見ていらだちながらも、それをきっかけに妹離れしようと外部の大学を目指すことを祥子に打ち明けるお話ですね。当然由乃には未だ打ち明けていないから、後々ひと悶着ありそうです。
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