くじびきアンバランス

2006年12月24日 (日)

くじびき♥アンバランス 12くじ目[最終回] 「ゆめをかなえてみよう。9点○」 (12/23)

 榎本千尋が生徒会長を辞退する。それを聞いた時乃は律子に助けを求めるが……

 もうなんと言っていいのか、話がきれいにまとまりました。今回の騒動を起こした元凶である副会長、香澄には会長直々に決着をつける。香澄の律子への依存心を見抜いた上で、真剣での勝負で香澄自身にそれを断ち切らせる。そして千尋に会いに行き、“会長にふさわしくない”自分ですら会長を務めることが出来た。それは千尋と時乃を心の支えにしてきたからだと告げる。だから千尋にも、生徒会長を告げて欲しいともっていきました。

 生徒会長ではないただの律子として千尋とデートをし、その場で留学の話をする。婚約は無期延期。結婚は娘の勤めだといったら千尋は子供の勤めなんてあるはずないと返す。千尋は律子になってと言われたから会長の辞退をとりやめたし、律子は千尋たちのことを心の支えにしていた。また離れ離れになったけど、千尋と律子、時乃の関係はまだまだ続きそうですね。
 そして生徒会長着任ですが……最後のオチ、生徒会長になっても千尋の不運ぶりは相変わらずでした。

 三ヶ月間ありがとうございました。

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2006年12月17日 (日)

くじびき♥アンバランス 11くじ目 「くらいところでつまずく。0点●」 (12/16)

 学園を危機にさらした罪により、次期生徒会は1週間の停学を命じられる。誘拐されただけの小雪は違うだろと思ったけど、そういえば次期生徒会は連帯責任だったな。
 副会長の如月香澄は勝手に千尋を呼び出して、次期生徒会長を辞退しろと迫る。無作為抽選のくじびきで決まった会長に資質も関係ないだろうとは思うが。
 現生徒会長の律子は、生徒会の重責を担う時何かを呟く癖があった。本人はつまらないことだと言ってたけど、香澄の想像どおりその言葉はきっと「千尋ちゃん」で、千尋を心の支えにしてきたと見做しているわけですね。だから香澄は、千尋に辛く当たったと。
 律子が駆けつけて解放されたけど、その後は律子や時乃とも関係がギクシャク。そして千尋は、生徒会長を辞退すると言い出す。

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2006年12月10日 (日)

くじびき♥アンバランス 10くじ目 「さがしても、そこにはない。3点◐」 (12/9)

 朝霧小雪がさらわれた。生徒会の使命で小牧が調査すると、実行犯は小雪と小牧の実の兄で十年前に失踪した朝霧大樹だという。

 小雪がさらわれたことを生徒会に訴える千尋たちと、待機を命じる生徒会側。生徒会側が自由に動けないのは学院を預かる生徒会としての大人の事情ですが、仲間がさらわれた千尋にしてみたらそんなことは関係ない。助けたいのにすぐに助けにいかないのは理不尽だと考える千尋たちの主張は子供の理屈なのですが、ときとして自分の感情に素直になった方が説得力と行動力を伴うことがある。ヒーローものでいうところの大人の事情と子供の感情を律子と千尋に割り振ったわけですね。

 大樹が小牧をさらったのは、立橋院生徒会に復讐を遂げるため。10年前に父親が生徒会の指令で命を落としたため、その復讐です。ところで失踪したのが10年前なら、小雪はまだ赤ん坊の頃だったはず。だから小雪が「お兄ちゃんは千尋おにいちゃんだけ」というのも当然だし、大樹が小雪の裏切りに動揺するのは間違っている。大樹は小雪を洗脳までしているわけだし、小雪のことを道具ぐらいにしか扱っていなかったわけですし。

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2006年12月 3日 (日)

くじびき♥アンバランス 7くじ目 「はなびがきれいにみえた。5点◐」 (12/2)

 花火大会のVIP警護と接待を命じられた次期生徒会。しかし蓮子が行方不明になってしまい……

 今回のメインは書記のアレックス。現生徒会はなぜか書記がいないという設定で、前作OVA版では生徒会候補チームの組み分けをしたときに余り組みに振り分けられたという裏設定がありました。それでもトーナメントを勝ち上がったわけですから現生徒会が歴代最強というのもうなづけますが、今シリーズはくじびきで選抜した次期生徒会がミッションをクリアするという設定ですのでそういうわけにはいかない。書記不在なのはなぜか……という疑問に、実は犬のアレックスが書記だったという回答を用意しました。アレックス……前作は香澄の許婚だったのに、今回はですか。ずいぶんな格下げだなあ。きっと小雪と同じように、ひょんなことから「書記」のくじを手に入れてしまったに違いない。

 蓮子を拉致したのは、第6話で小雪を狙った宇宙人でした。蓮子の科学力で地球の重力圏外に出ようとしたのですが、言葉が通じない。小雪が宇宙人と意思疎通できたのは、やはりテレパシーというものでしょうか。でも花火が命中して落ちてしまうのは……

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2006年11月26日 (日)

くじびき♥アンバランス 8くじ目 「むかしのことをわすれている。7点◐」 (11/25)

 今回のお話で一番のポイントは、律子と時乃が千尋への恋心を自覚するというところですね。律子の誕生日パーティで律子の婚約のことを知らされた千尋と時乃のお話でした。

 時乃に婚約者のことを「ドキドキする?」と聞かれて「よく分からない」と答える律子。律子にとって婚約者の織部雅彦は父親の知人でしかなく、見合い──というかおそらく政略結婚──の相手でしかないでしょう。もともと表情が顔に出にくいタチなだけに、人が好きになる気持ちも分かっていなかった。ところが千尋とダンスするシーンでは、滅多にない顔を赤らめた表情をしていた。これは千尋が好きなことを自覚し始めた証拠なのかもしれない。

 時乃はもともと無邪気なタチだけに、恋愛感情には疎いところがあるのでしょう。いつも一緒にいる千尋のことをどう思っているかなんて、何も考えていなかったに違いない。でも千尋が律子と一緒にいるともやもやするという描写は第4話でも描かれています。織部の言葉によって改めて千尋のことが好きだと分かったのでしょう。

 織部が時乃をけしかけたのは、織部を指しおいて千尋をダンスパートナーに選ぶなど、律子が千尋に好意を抱いていることを感じ取って、時乃にけしかけてみた、と考えるのはうがちすぎでしょうか。もちろん織部は、千尋が恋敵になるなどとは考えてもいないでしょうが。

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2006年11月19日 (日)

くじびき♥アンバランス 7くじ目 「えらいひとのはなしをきく。4点◑」 (11/18)

 生徒会からの指令はスパイ狩り。千尋たちには気の乗らない仕事だったが、実はサポートにつけられた橘いづみ自体がスパイだった。
 ──って、つまり副会長は、橘いづみの尻尾を掴むために次期生徒会への指令自体を囮に使ったということですか。なるほど、とんでもない策士ですね。

 立橋院の対テロ専門特殊部隊、立橋院スペシャルセキュリティサービス(R3S)とはまた大げさな設定ですが、学園自体が国家権力並みの力を誇示しているためその程度の治安維持部隊は存在するのでしょう。その割には生徒会選出はくじ引きであるため、トップの方針は毎年変わると。実に不安定なシステムだなおい。

 橘いづみはR3Sのメンバーにしてスパイ疑惑がかかっていたため、さらに隠密として朝霧小牧が常に見張っていたということですね。

 副会長の如月香澄から、学園の諜報活動と治安維持という裏の(汚い)仕事という洗礼を浴びた時乃。香澄のやり方は時乃には到底受け入れられるものではなかったけど、時乃の提案した二重スパイというやり方も実はなかなか狡猾だと笑ってましたね。

 脚本は「げんしけん」作者の木尾士目。本人も単行本で書いていた通り、シリーズ中でもひときわ異彩を放つ暗い話になりましたね。

 あと、来年は史上最低の生徒会になるだろうといういづみの評価は、極めて妥当だと思うぞ。

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2006年11月12日 (日)

くじびき♥アンバランス 6くじ目 「ぜったい、ないしょにしておこう。8点○」 (11/11)

 副題の「絶対内緒にしておこう」とは、小雪じゃなくて小牧のことだったのか!!!?
 いや、小牧が小雪の姉だということは設定上知ってましたが、まさか高校一年相当の年齢だったとは意外でしたね。16歳にしてあれほどの所帯臭さ、なるほど、絶対ばらしてはいけないことです。

 冗談はこれくらいにして。

 今回は小雪の超能力がメインのお話でした。途中何の伏線も脈絡もなしで宇宙人が襲ってきたのは強引でしたが、まあそれは小雪の住む世界がそういう世界観だったということで。

 生徒会に新聞部の建て直しを命じられた次期生徒会。かつてはピリーツァー賞を受賞したという栄光の新聞部も、現在はやる気なしだそうで。手っ取り早く立て直すためにはスクープが必要だということですが。小雪は、使命不履行で千尋が退学になるのを阻止するために自分の正体をスクープに撮ることを提案しますが、千尋は拒否します。優しいだけじゃなくて、自分が退学になっても小雪のことを庇うということを選んだわけですね。

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2006年11月 5日 (日)

くじびき♥アンバランス 5くじ目 「ともだちがかわるかもしれない。1点●」 (11/4)

 今回の主役は蓮子さま。普段はマッドサイエンティストな高飛車少女ですが、その蓮子の事情が垣間見えます。

 時乃の無神経にずけずけと他人に踏み込む無邪気さが蓮子の勘に障る。物事を深く考えない時乃の遠慮のなさは、蓮子とは相性が悪いです。そのせいで夏休みのセミナールームの旅行に蓮子抜きで行くことになるが……

 飼い犬のゴールデンデトリーバのコンテスタと海辺で戯れるお嬢様姿の蓮子というギャップは、似合ってないというかなんというか。

 蓮子と時乃の意地の張り合いになってピンチになったときに、小雪の超能力が炸裂。無人島へテレポートします。って、あまりの理不尽な展開に蓮子も切れてしまい、小雪の好意も撥ね退けてしまう。見事なまでの意地っ張りです。

 とはいえ、蓮子も自分が理に合わないことをしていることは自覚している。だからいろいろいいわけしながらも島中で自分のスカートをちぎってまで木の実を探してきたし、自分で作ったいかだにみんなを乗せたりもした。過保護な両親たちに次期生徒会役員のみんなと一緒にやりたいと言ったのは、彼女なりの自己主張なのでしょう。

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2006年10月29日 (日)

くじびき♥アンバランス 4くじ目 「にちようびにあそぼうか。5点◐」 (10/28)

 次回予告では隔話に時間割く余裕はないとは言ってますが、この話は千尋と時乃、律子の三人の関係を改めて問い直すものとして大事なお話だと思います。

 時乃の忘れ物に付き合って学校に訪れ、そのついでに学校探検をしていくうちにバイオリンの音を聞いて生徒会室にやってくる。そこでは律子が休日出勤していた。
 千尋は律子の変貌に戸惑っていたように思うが、時乃はあまり変わっていないという。天然なだけあって時乃には、律子の変貌ぶりが演技だと見抜いているのかもしれませんね。
 つれない様子の律子に戸惑うばかりの千尋だが、律子が用意したお茶菓子が羊羹(律子の好物)であり、ココア(時乃の好物)やミロ(千尋の好み)を入れてきたことで本当の部分では変わっていないと確信します。

 こういう大人しい回というのも、私は好きですね。

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2006年10月22日 (日)

くじびき♥アンバランス 3くじ目 「きょうだいがたいへんだ。6点◑」 (10/21)

 同じ原作付きアニメでも、こちらは全然問題ナッシングな「くじアン」。なにせ原作付きなのに原作が存在していないも同然の作品ですから。

 第1期では鏑木先生ラブな忍先生でしたが、こちらは実の弟千尋ラブに書き換えられています。そのおかげで鏑木先生のキャラデザインが大幅変更。立場も忍先生に振り回される役回りに落とされました。
 千尋を生徒会に奪われた(忍主観)忍先生が、鏑木先生に作らせた惚れ薬で千尋を誘惑する計画を立てる。しかしその惚れ薬の効果は無差別で……。それに生徒会のパンダ探しの仕事が重なって、話はしっちゃかめっちゃかに。はっきり言ってしまえば、今回の騒動は全て忍先生の自業自得なんですけどね。

 あと、千尋を振り回す生徒会に文句を言う忍先生が、律子会長に一蹴されてしまうところも良かった。この学院って本当に生徒会の権限が絶大なんだな。「一教師であるあなたが口出しする問題ではない」って……

 あと中国からパンダを贈られるとは、立橋院学園は本当に国家レベルの存在なのですね。

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