ああっ女神さまっ

2006年9月30日 (土)

ああっ女神さまっ[最終回] 第26話 「ああっドキドキって大人の味っ?」 (9/28)

 前シリーズ「ああっ女神さまっ」ビデオ特典のテレビ未放映回その2。今度はスクルドが大人になりやがりました。

 大人になったスクルドが状況を楽しんでいる途中で、青嶋に捕まる。下心満々でスクルドに接触する青嶋をスクルドが嫌がりますが、まあこれは当然でしょう。スクルドに限らず、年頃の女が男と接触して嫌がらない状況は2つしかない。つまり、相手を男として認識していないか、相手に自分をあげても構わないと思っているか。
 これは女の立場から考えてみると至極当然で、基本的に男は女に欲望を吐き出し、女はそんな男を受け入れるという関係にある。しかも体力的には女は男に適わない。つまりいざとなれば、1対1でば男は女に力づくでも無理矢理やることができるということになる。逆に言えば女が男と付き合うということは、いつ体を奪われるか分からない危険性が付きまとう。そうなっても構わないほど好きな相手なら別ですが、それ以外で女が男と付き合えるのは男が男として行動してこないと思われる場合、つまりその男が異性として自分に接してこない場合に限られるわけです。結果として女の側は、男を男として認識していないことになる。
 だから女は恋愛対象外の男が男として接してくるのを蛇蝎のごとく嫌うし、よほどモテる男か暴力的あるいは詐欺的な男でもない限り、恋愛は女の側が主導権を握ることになる。従ってデートとは男が女に対して行うサービス業になる。しかし世の男全てがそういう恋愛方面の才能があるわけじゃないし、その手の恋愛のルールが不得手な男も多い。優柔不断な主人公が何もしてないのに多数のヒロインにもてもてというハーレムラブコメの恋愛フォーマットは、つまり現実の(男は女に尽くさねばならない)恋愛に対するアンチテーゼでもあるわけです。

 ちなみに螢一はどう見ても、スクルドに男として接しているわけではない。つまりスクルドを女としてみているわけではないわけで、その意味ではスクルドにとってどう付き合っても安全な男となるわけです。それでもスクルドが螢一にドキドキしてしまったのは、いきなり体が大きくなってしまったために情緒不安定な状態に陥ってしまったのでしょう。いつもベルダンディーを慕っているスクルドが、自分が大きくなったことでベルダンディーと自己を同一化してしまい、しかもそのベルダンディーがいつも傍にいる螢一と今は自分が一緒にいるために、螢一が何もしていないのに逆に必要以上に螢一を意識してしまったと解釈することもできるわけです。

 ──なんかいろいろ台無しな推測になってしまいました。
 それでは、半年間ありがとうございました。

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2006年9月23日 (土)

ああっ女神さまっ 第25話 「ああっウルドの小さな恋物語っ」

 前シリーズ「ああっ女神さまっ」ビデオ特典のテレビ未放映回です。前シリーズの続編であるため、恐怖の大王編が終わってすぐの話しになります。

 恐怖の大王編でユグドラシルが落ちてしまい、女神へのエネルギー供給が途絶えてしまったためにウルドが子供に。ウルドは過去を司る女神でもあるので、過去の姿に戻ってしまったということです。そのウルドが子供の姿で知り合った相手が吉田昌平くんでした。昌平の事情は詳しく語られては射ませんでしたが、描写を見る限りでは塾通いに忙しい上に体を使った遊びをやったことがないため、ストレスが溜まっているように見受けられますね。

 そんな子供らしくない子供の昌平が、ウルドに引っ張られる形で小さな冒険をする。草滑りをしたり、建設中のビルの鉄筋の上を歩いたり。普段めんどくさがりなウルドにしては、昌平にのめり込んでいますね。

 結局、月の石(模造品)で大人の姿に戻ったウルドが、昌平に別れを告げますが、大人になったら再び会おうと約束します。普段はチャランポランな態度の目立つウルドですが、こういう純粋な気持ちを無下にしない優しさも併せ持っているので、きっと十数年後か後にはウルドは会いに行くのだと思います。

 そしてオチは、スクルド大人になる!? でした。

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2006年9月16日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第22話 「ああっ女神の告白っ」 (9/14)

 ヒルド……いくら若作りしているからって、子持ちの母親のくせに、若い男たぶらかして喜んでいるのか。 _| ̄|○

 過去に介入して螢一と付き合ってきた歴史を作り出したヒルド。それを防ぐために高校時代の螢一の元に飛んだベルダンディーたちですが、その時点で既にヒルドは介入していた。転校生と言う名目で螢一に接近しますが、この状況は「既にヒルドという恋人がいる状態で、螢一に告白する」という普段とは逆のパターンですね。小学生並みの恋愛ごっこで満足してきたベルダンディーにとっては、ヒルドに割り込む形での告白は荷が重かったようだ。

 ヒルドの目的は螢一を奪うことで、ベルダンディーに憎しみや怒り、妬みという「本当の気持ち」を解放させることでした。しかしそのベルダンディーの暴発を、螢一が止める。この時期の螢一にはまだベルダンディーのことは知らないはずなのですが。
 ベルダンディーのために、そういう奇跡を起こしてしまうのが螢一だとウルドがきれいにまとめます。しかしウルドよ、あのスケバン姿は思い切ったことするな。似合ってなかったけど。

 螢一がベルダンディーを博物館めぐりに誘う……というのは、原作最初期の沙夜子の回に出てきたエピソードですね。螢一はこの時期からデートには博物館という思考回路をしていたのか。しかもその博物館というのは、車の博物館だったようで、いかにも螢一らしいセンスでしたね。

 さて、本シリーズは一応ここまでが新作で、残り2話は第1期の未放映話になるらしいです。つまりこの話が事実上の最終話ということで。

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2006年9月 9日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第21話 「ああっ私が魔属でもいいですかっ?」 (9/7)

 再発行された女神免許は、マーラーによって魔属免許に書き換えられていた。
 ベルダンディーが魔属になる話は原作にもあったけど、これはアニメオリジナルのお話です。頭の紋章が「マ」の字になるあたりが、いまいち詰めの甘いマーラーですね。

 魔属となったベルダンディーと螢一の前に、次々と災難が降りかかる。沢庵和尚に他力本願時を追い出されたのを初め、どこも宿を泊めてくれない。さらには雨に降られて螢一が高熱を出す。ベルダンディーは螢一を守るために、魔属として悪をなすことを誓う。
 と、ここでベルダンディーの行う悪いことが、「信号無視」やら「立ち読み」やら、まるで「ドクター・スランプ」なみだったりしていたのがおかしい。しかもそれで本当に螢一の熱が下がったりとか、ひよこの横断歩行で螢一の熱が上がったりとか。これは客観的にどれほど悪いことを行っているかが問題ではなく、本人が魔属としてどれほど悪いことをしているかという意識の問題ではないでしょうか。ベルダンディーにとっては信号無視も万引きもコーラを飲んでの泥酔も、女神である自分を否定するような悪いことだという意識があったんでしょう。だからあそこまで効果は抜群だったりする。
 そして今回の事件の収拾をつけたのは、ペイオースの機転と螢一の言葉でした。

 「君のような女神にずっとそばにいて欲しい」
 螢一が言った「今度は君がパスワードを忘れたのかい」という言葉は、第2期第1話のことですね。あの時は螢一が願い事を正確に覚えてなくて一騒動になったけど、それを伏線に使ってきましたか。螢一の願いを天上界のユグドラシルが受け付けて、再びベルダンディーが女神に戻りました。
 さて、今回のイベントで改めて螢一に興味を持ったヒルドが布団に忍び込む……これは次回への引きですか?

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2006年9月 2日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第20話 「ああっどんな場所でも二人ならっ」 (8/31)

 空間ダブレットの暴走により無限の空間に閉じ込められた螢一とベルダンディー。どうでもいいけど、空間ダブレットのコントローラーってスーパーファミコンのものなのね、二千円札が使われている世界なのに。

 螢一たちの住む他力本願寺に田宮先輩たちを初め、恵、千尋、沙夜子などが次々と荷物を運び込んでくる。ここまで事が重なると、ついついこれがヒルドの仕掛けた嫌がらせかと思ってしまった。ここ数回女神対悪魔の戦いが続いていたし、アニメの構成から今回もヒルドが絡んでいるかと思ったのは深読みのしすぎ?

 免停で法術が使えないベルダンディーが螢一と一緒に、無限に拡大した空間の中に閉じ込められる。何も出来ないベルダンディーに、螢一が男を見せる話ですね。法術が使えないとダメだと気落ちするベルダンディーを励まし、頼りにして欲しいという。また床下までは無限に拡大していないというアイデアを出したのも、そこが異世界に通じているかというベルダンディーの懸念に対し、無限に閉じ込められた空間よりも二人一緒の異世界の方がよいと答える。螢一は今回男を上げましたね。

 最後に、こんな螢一とベルダンディーの危機に、先週森里屋敷の仲間となったニンジャマスターたちは何をしているのでしょうか?

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2006年8月12日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第19話 「ああっ女神の愛はシノビを救うっ」 (8/10)

 原作では前後編で書かれていたニンジャマスター編。原作初期のドタバタ劇がきっちり描かれていて楽しめました。
 ここ数回はマーラーを中心とした女神と悪魔の対決編になっています。

 幻惑の木霊は詐術でもって相手を騙すことを得意とするシノビ。閃光の火狩はスピードでは誰にも負けず、千里眼の覗見は監視に長けている。ちなみにこのニンジャマスターの名前は、全て新幹線が元ネタですね。
 螢一とベルダンディーとの仲を小学生並みと評価する木霊ですが、なかなか言いえて妙です。螢一を誘惑してベルダンディーとの仲を裂こうとするも、ベルダンディーの方が螢一の言葉をあっさり信じてしまうのは。
 木霊が抜け忍になったら追い忍として火狩を手始めに次々とニンジャマスターがやってくるという展開はギャグの基本、繰り返しとエスカレートに忠実でなかなかよろしい。ウルドの全員で抜け忍になるという第3の道もよかったですね。

 最上位浄化術である破魔滅却を唱えたベルダンディーへの罰として女神免許の一時停止になるという展開は意外でしたが、次回の無限圧縮空間のエピソードにおける原作の免許の更新手続きを忘れていたという展開よりは自然で、無理なくつなげたという印象ですね。

 最後に一言。劇中に出てきたパソコンは、型番こそ書かれていなかったけど、あの筐体デザインは明らかにエプソンPC-286シリーズのものです。およそ10年以上前のマシンですので、むしろ未だに動いている方が驚きです。捨てられているのも無理ないかも。

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2006年8月 5日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第18話 「ああっ魔属の威信はありますかっ?」 (8/3)

 マーラー、お前ってやつは……哀れだ。
 夜中はコンビニの店員。時給1020円でオーナーの評価も高く店長就任も打診されている。しかもそのアルバイトはベルダンディーの紹介。ということでとことん魔属としてのプライドの欠片も無いマーラーの日常生活でした。
 マーラーがベルダンディーの紹介でコンビニのバイトをしているという設定は、アニメオリジナルです。が、この方がマーラーの哀れさをより誘っています。ウルドが言うように、確かに魔属としての才能がないのかもしれない。結構お人よしなところがあるし。

 ヒルドの入れ知恵で、掃除機ならぬ掃神機をかわいいものに見せかける作戦をとる。このかわいいものというのが

スクルド:かわいいメカ
ウルド:かわいいマスコットガール
田宮と大滝:かわいい幻のメッサーシュミットのエンジン
仙太郎:かわいいスクルド
恵:(不明)
千尋:かわいい男の子とかわいいバイクとかわいい猫
螢一:かわいいベルダンディー

 それぞれらしいものでしたね。久しぶりにドタバタコメディーな「女神さまっ」を見たような気がしました。
 原作はともかく、アニメでは1話しか登場しなかった千尋さんが螢一の家(他力本願寺)にやってくるのは違和感ありましたけど。

 最後はありのものをありのままの姿でみるベルダンディーのおかげで企みは打ち破られました。しかしそれはヒルドの見込んだ通りでもあったようです。どうするつもりなのか?

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2006年7月29日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第17話 「ああっ大魔界長さまっ降臨っ」 (7/27)

 そうか、あの邪教の壷を魔界通販に紛れ込ませたのはヒルドだったのか……

 神属と魔属に人格が分裂したまま、魔属としての人格が消滅の危機にあるウルド。元に戻すためにマーラーとウルドが提案した手段とは、大魔界長と交渉すること。その大魔界長ヒルドとは、ウルドの母親だった。
 これは別に意外でも突然出てきた設定でもなくて、まずウルドが女神であるにも関わらず恐怖の大王の正統後継者という設定があり、ウルドが半神半魔であるという設定がそこから出てきたものである以上、ウルドの産みの母が相当の地位の持ち主であってもおかしくはない。むしろ母親がそんな大物なら、神属側のウルドの(ベルダンディーたちの)父親がどんな人物で、なんでウルドが神属側に引き取られたかと言う方が気にかかりますね。

 ウルドを元に戻すためにヒルドが持ち出した条件が、ウルドを魔界側に連れて行くこと。あるいはウルドに「お母さん」て呼んでもらうこと。お母さんと呼ぶだけでウルドが魔属側に引き寄せられるということは、それだけ内心ではウルドはヒルドを愛しているということですね。不器用なやつだな。

 でも、魔属のウルドが消滅して100%神属のウルドになるということは、前回の神魔分離の設定とは矛盾しているんじゃあないのか。

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2006年7月22日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第16話 「ああっ闇を怖れず輝いてっ」 (7/20)

 魔神ウルド編の後編。ウルドを救うために、スクルドとマーラーが駆け回る。ってマーラー、お前事の元凶だろ。

 ウルドは登場当初から融通無碍なところがあって、それゆえにベルダンディーとは違った人間くささを感じさせる女神でした。常に女神らしく奇麗事を述べるベルダンディーとは違って酸いも甘いも噛み締めた大人のキャラでもありますね。恐怖の大王編でそれはウルドが半分魔族の血を引くからという設定が追加されたのですが、はっきりいってベルダンディーよりも人間くさいキャラクターですね。神族が光(ペルソナ)で魔族が闇(シャドウ)を象徴しているわけです。これはどちらが正しいというわけではなく、どちらも必要ということでしょう。
 神族のウルドは魔族のウルドを倒すために、コピーに力を使わせて自己崩壊に導くという手段をとった訳ですが、これは自分の半分を自己否定する行為。どっちも自分なんだから片方を失えばもう片方にだって影響が出るのは当たり前ですね。

 で、肉体を1つに融合したけれど人格は分裂状態のまま。このオチは原作とは違ったものでしたが、これが次回予告の大魔界長降臨に繋がるのだろうか?

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2006年7月15日 (土)

ああっ女神さまっ それぞれの翼 第15話 「ああっ女神と悪魔の私っ?」 (7/13)

 魔神ウルド編の前編です。原作では3話分だった話を1話にしたためか、展開が速く話に余裕がなかったように見受けられました。

 ウルドの邪教の壷の元ネタは、ゲームの「デジタルデビルストーリー女神転生」あたりでしょうか。あちらはモンスターの合成でしたが、こちらはウルドの人格分離。しかしそれが魔界通販の誤配によるものだったとは……

 神魔分離によって分離した魔族のウルドを仲間にしたマーラーですが、ウルドの口車に乗せられて世界征服に乗り出す。恐怖の大王編のときもそうだったけど、マーラーはウルドと組むと何故か立場が弱くなってしまいますね。
 その魔族のウルドでもベルダンディーの封印には手間取る。「間をはずす天性に恵まれている」って人はそれを普通「天然」と呼びます。

 魔族のウルドが施したスクルドの封印を神族のウルドが解放する。ってこちらはスクルドも気味悪がるぐらいに性格が変わってるし。純粋な神族だとウルドの性格はベルダンディーに近くなるということでしょうか。とするとスクルドも将来的にはああいう性格になるのだろうか?

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