涼宮ハルヒ

2015年7月21日 (火)

長門有希ちゃんの消失 第16話<最終回> 「花火」 (07/19)

 夏休みもはや中盤。しかし、キョンは別人格の長門の告白をまだ、消化しきれないでいた。
 本来の有希の性格に戻る(=それまでの長門はいなくなる)ことを告げ、そして好きだという告白を行い、返事を待たずに消えてしまった。今の有希にその記憶はないが、それでもその容姿を見れば思い出してしまう。これは、消失世界の長門と出会った後に、元の世界の長門を見ても動揺していた原作のキョンのオマージュですね。
 そしてそのキョンのギクシャクとした態度は、当然有希ちゃんにも伝わる。朝倉に自分が優柔不断に映って見えると尋ねたキョンの気持ちもわからないではない。

 そんなキョンが長門の告白に決着をつけたのは、縁日での屋台と花火大会によるもの。有希を強引に連れ出し、花火の喧騒の中で有希に対して告白の返事を行う。その際キョンは、有希の姿に長門を重ね、しかし有希自身には花火の喧騒で告白がよく聞こえないようにした。うん、なかなか良かったと思います。

 それともう一つ良かったのは、ハルヒの描写。原作の小説ではキョンの一人称で描かれているせいか、メインヒロインであるはずのハルヒの内面がほとんど描かれず、そのためハルヒがともかくとすればただの強引でわがままな少女という風にも受け取れるのですが、このアニメではハルヒの描写にも力を入れて、キョンと有希の関係に複雑な気持ちが入り混じっているハルヒの描写が、キョンが有希を連れ出すシーンでのハルヒの後姿のタメに現れているように感じました。

 そして個人的には一番気に入ったのは、Cパートのオチ。「なにかがおかしい」というのは原作の「エンドレスエイト」のエピソードですが、それが宿題をやっていないというオチに繋がったのは笑えました。「エンドレスエイト」は実質これだけのお話ですしね。

 というわけで、16話ありがとうございました。

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2015年7月 7日 (火)

長門有希ちゃんの消失 第14話 「彼女の戸惑い」 (07/05)

 冒頭の夢の世界は、事故に遭う前の本来の有希と別人格の長門との会話ですね。自分が意識していない状態で、自分でない自分が好きな人に告白したと告げられたら、そりゃあ顔も真っ赤になりますよ。キョンに電話で聞かされて有希のマンションの前で待っていた朝倉の泣き顔は、本当に友人なんだなと思いました。
 ただ、その後キョンがしばらく挙動不審になってしまったのは……まあ健全な男子高校生なら仕方ないか。

 すっかりゲーム好きに戻った有希ですが、親友の朝倉に炊事選択やらせて自分はゲーム三昧というのもどうかと思う。朝倉も怒りもしないで有希の世話を焼いているところを見ると、単なる世話好きの範疇を通り越して有希には炊事選択を任せられない理由があるのではないかと思ってしまうのですが。

 後半部はハルヒの復活。七夕のイベントに竹を切ってきて、笹の葉に短冊で願い事を書く。
 この4年前の七夕の話は、原作にあったエピソードを元にしていますね。ただし、原作と違って宇宙人も未来人もいない世界だから、このときのキョンは実年齢の中学1年生のまま。さらにいうなら、原作ではこのときのジョン・スミスがキョンであることはハルヒは気づいていなかったが、この作品では逆にキョンの方がこの事件のことを忘れてしまっている。ハルヒはジョン・スミスがキョンであることに気づいたわけですが、この世界では既にキョンは有希ともっとも心を通わせていたわけだから、ハルヒの切ない片思い状態というわけなのですね。

 しかし、ハルヒは朝倉がいると本来の傍若無人さが鳴りを潜めますね。朝倉のほうが一枚上手なのか!?

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2015年7月 2日 (木)

長門有希ちゃんの消失 第13話 「長門有希ちゃんの消失Ⅲ」 (06/28)

 感想遅れてしまいました。

 夢を見るたびに、元の有希の記憶が蘇ってくる長門。冒頭の夢のシーンは、有希の記憶が長門と同一化していく現象をあらわしているものなのでしょうね。学校の下校時間にキョンに起こされて、長門が慌てるシーンはいつものクールさとは違った愛らしさがありました。
 朝倉がおせっかいで遊園地デートを目論むが、今の長門の希望は古本市。まさしく、本好きにとってはパラダイスなのでしょう。
 その帰りシーン、朝倉が長門に「それってもう、好きってことじゃないの」と指摘するシーンがありますが、このとき真っ赤になる長門の表情がいつものクールさを保てなくなってしまっていましたね。

 後半部、長門があと1日(後1回睡眠をとると)自我が保てなくなる、すなわち元の有希ちゃんに戻ることを自覚し、最後の一日を楽しむ展開になります。朝倉には悲しませるだけだからと、事情を打ちあけずに一緒に過ごすところは切ないです。
 その後キョンから電話がかかってきて、そこでキョンに「好き」と伝えます。そして次にあうときは以前の長門有希に戻っていることを伝えて電話を切ります。最後の最後、消えるところで星空に手を伸ばすシーンがいいですね。

 そしてキョンに起こされて、元の人格に戻った有希の慌てっぷりもらしかったです。
 いい最終回だった<嘘、全16話です。

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2015年6月25日 (木)

長門有希ちゃんの消失 第12話 「長門有希ちゃんの消失Ⅱ」 (06/21)

 感想遅れてしまいました。

 人格が変わった長門が過ごしていくうちに、今までの有希の記憶と感情が長門に流れ込んでくる。このときの描写で、画面にノイズが走るところとか、9話で有希ちゃんが夜空の星を掴もうとするシーンと、今話で長門が届かない位置にある本を取ろうとして手を伸ばしたシーンを重ねてるところとか、本当によくできていると思いました。

 長門の記憶にでてきた、過去の有希が図書館で貸し出しカードを作ってもらおうとして声をかけられずにいたところを、キョンがおせっかいで作ってあげたシーンは、原作での別世界の長門の記憶を元にしたイベントですよね。このシーンの有希はこの話の内気だが感情豊かな有希とはまた印象が違うのですが、まだキョンともハルヒたちとも知り合っていない時期なので友人は朝倉だけだったはず。むしろ今の有希の方がみんなと知り合って変わった姿なのでしょう。

 有希の人格が目覚め始めることで、長門が自分のアイデンティティを見失いそうになる感情の揺れは切なかったですね。メガネ店に行って壊れたメガネを直してもらったけど、直したメガネ(今までの有希の象徴)をかけるのを拒否したりするところとかは象徴的ですよね。

 ただ、図書館での本棚をみて目を輝かせたり足が地に着かなかったりするシーンの長門は、デフォルメもあってかやはり今の有希とダブって見えました。閉館までのあと9分で本を読みきろうとするところとかは馬鹿みたいで楽しいですし。

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2015年6月16日 (火)

長門有希ちゃんの消失 第11話 「長門有希ちゃんの消失Ⅰ」 (06/14)

 あわや車に轢かれそうになってからの有希は、原作の長門によく似た人格のものだった。
 単なる記憶喪失ではなく、それまでの自分の記憶が自分のものとは思えなくなってる状態。解離性人格障害(二重人格)ともちょっと違うが、人格の分離が行われている状態なのでしょうね。ただ、今の自分が「異常」なものであると認識してしまうと、自分が孤独になるということを恐れて周囲には言えなかったと長門はいう。医者に診せても事故の怪我自体はたいしたことがなく、人格障害のほうは朝倉の擁護もあって、入院ではなく経過観察になりました。
 朝倉とキョンが今の長門ともいつもどおりに友達として付き合っていくというのは、よかったですね。

 朝倉に長門の人格のことを聞かされたキョンですが、その確認の仕方が「ゲーム貸してくれ」なのは笑った。
 そして、今回の長門は本を読んでいるように見せかけて、実は漫画を読んでたりしませんか?
 あと、有希と同様長門も食いしん坊なのに、恥ずかしいからと少食を装って腹の虫を鳴かせてしまっているのもお茶目なところですね。記憶にある長門有希を再現するとして、変な奇声を上げたりとか笑わせてくれます。
 うーん、原作の長門に似ているけど、やはりこういうお茶目なところとか恥ずかしがったりするところとかは原作そのものではないんですよね。

 そしてストレスが溜まって今時の若者よろしくキョン君を後ろから刺す朝倉……見てみたい気がする。

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2015年6月 9日 (火)

長門有希ちゃんの消失 第10話 「サムデイ イン ザ レイン」 (06/07)

 前回のラストで交通事故にあったと思われる有希ちゃんですが、実際には重傷ではなく、軽いうち身とかすり傷で済んだみたいです。

 が、それからちょっと様子がおかしい。今まで見せた感情の豊かさがなく、まるで自分の様子を客観的に見ているような感じです。夜更かしして朝寝坊することもなく、部室でも難しい本を読んでいる。というか、海外の小説を原書で読むというのは、単純にすごいと思うぞ。いつも文芸部とは名ばかりで、ゲームをしていた有希ちゃんとは思えない。

 原作を知っている視聴者の身としては、この有希ちゃんは有希ちゃんではなく、むしろ原作の長門の性格だと気づきますよね。内気で引っ込み思案でも感情が豊かだった本作の有希ではなく、原則として無表情無感情な原作初期の長門にちかい。今回長門が用意したスペアのメガネは、原作の長門がしていたものだったわけで。
 ただ、それは登場人物がすぐに気がつく類のものでもない。一見なにも変わらず行動しているからこそ、キョンにしても朝倉にしても、すぐには有希の異変に気がつかなかっただけで。ただ、普段と何か違うという違和感みたいなものを感じるだけですね。

 でも、親友である朝倉は、有希の異変に気づいたと。最後の「あなた、誰ですか」はそういうことですよね。
 ちなみに、今回のサブタイトル「サムデイ イン ザ レイン」は、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のオリジナルエピソードのサブタイトルですね。時系列的にはこの後、キョンが宇宙人も未来人も超能力者もいない世界に迷い込むというエピソード「涼宮ハルヒの消失」に続くわけですが、今回は逆に長門の性格が原作のそれに近くなるという逆転現象が起こってるのも、面白いところですよね。

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2015年6月 5日 (金)

長門有希ちゃんの消失 第9話 「その手を…」 (05/31)

 楽しい合宿も終わり。男2人で駄弁っているところに、ハルヒが乱入。有希ちゃんも含めてのトランプ大会になります。
 罰ゲーム付きのババ抜きで有希が最下位。買出しにいくことになってキョンが付いていき、そのままいい雰囲気に……というシーンが全部朝倉の妄想になってることに笑った。いったいいつから妄想シーンになったのか。それと朝倉の妄想力高すぎ。

 夜空のシーンで有希が星に手を伸ばすシーンがいいですね。
 あと、鶴屋さんにそそのかされて、キョンと有希が二人で丘の上の公園にいくところですが、やはりこの二人だと手をつなぐだけで嬉し恥かしな展開になるのかな。ハルヒは遊び疲れて朝倉は規則正しい生活をしているはずなのに、二人が抜け出したところで追いかけてくるところがまたおかしい。あと、せっかく温泉で汗流したのに、坂を上ってまた汗だくになる小泉のパシリぶりが哀れを誘いますね。

 そしてCパート。雨ということは梅雨の季節ですが、有希が交通事故を起こしてしまって……って、ここで引きですかー?

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2015年5月27日 (水)

長門有希ちゃんの消失 第8話 「涼宮ハルヒの謀」 (05/24)

 ハルヒの温泉回。
 鶴屋さんの伝手でやってきた「鶴寿館」ですが、従業員が新川さん、多丸兄弟、森園生と原作の機関関係者が勢ぞろいしましたね。ところで森園生って、確か学校の先生役でも登場してきたような気がしたのですが、そっくりさんなのでしょうか? (キョンも疑問に思ってたし)
 この旅館のお見合い温泉ていうのは、女子が公認で男子を覗くことができるという代物ですか。やだなー(笑)
 有希はメガネがないと見えないから、朝倉につかまって歩いてます。
 で、温泉回でハルヒと鶴屋さんが騒いだり、卓球大会を開いたりと温泉を十分楽しんでいますね。でもあの卓球大会、半分八百長じゃないの?
 キョンと有希は二度目の温泉でもじもじお見合いしたりとなかなか楽しい話になってますね。

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2015年5月21日 (木)

長門有希ちゃんの消失 第7話 「ねがいごと」 (05/17)

 感想遅れました。
 いつもの文芸部の面々がたむろしているところへ、ハルヒが「旅の歩み」という冊子を持ってくるところから始まる。
 小泉が相変わらずゲームが下手だったり、朝倉が先週の件で数学の参考書と格闘したりとらしいすごし方をしていましたけど、ハルヒが鶴屋さんのツテで格安で温泉合宿にいくことになりました。おまけに行った後の感想まで書いてあるという無駄に行動力がすごい。
 けどもっとすごいのは、朝倉が先週のキョンと有希のじゃれあいをみて興奮しまくっていること。ハルヒがツッコミ役になるという世にもめずらしいシーンが見えた。

 旅行の出発にはキョンが遅れてしまう。あのかばんの中にキョンの妹が入ってるかと誰もが思ってることでしょうね。
 旅先でソバを食べたのに、有希は出店で食べ物に迷って全部注文したりと。そりゃあ原作でも長門は隠れ大食いキャラでしたからね。世界が変わっても食いしん坊キャラは変わりないか。
 あとパワースポットと称して、線香の煙を浴びるハルヒたちとか。相変わらずフリーダムです。
 それから、有希に気を使ってお守りを勧める朝比奈さん。原作では朝比奈さんは長門が苦手という設定がありましたが、性格が違うからかこの作品では良好な関係を築いているみたいですね。

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2015年5月12日 (火)

長門有希ちゃんの消失 第6話 「Over the Obento」 (05/10)

 先週がバレンタインデー(とホワイトデー)だと思ったら、今週はいきなり2年生に進級してました。原作ではこの間に文芸部の廃部騒動が起こっていたと思ったのですが……って、それはもう本編開始前にやってましたね。あと、原作では長門はキョンたちと同じクラスにはならなかったと思ってたのですが、この作品では同じクラスになりましたね。
 今回は実質的にエピソードが3つ、本当にバカップルな話でした。

 まずはハルヒと小泉が、堂々と北高に入ってきていたこと。いつの間にかハルヒが北高の入校許可証をゲットしていた。って、その手口は有希に書類へサインを記入させるという。本人の意識がそこにないうちにサインさせる手口は、かの新谷かおる先生の「エリア88」を思い出してしまった。
 こんな下手な詐欺にひっかかった有希に朝倉が詰め寄るけど、有希の方は一緒に部活できるようになれて嬉しいといったところか。

 次に、キョンが有希に数学を教えてもらおうとして、なぜか朝倉に教えてもらうことになる話。朝倉の女教師役がすごくよく似合う。……それがなぜか、ハルヒと朝倉の数学対決の話になってしまったが。キョンが朝倉を焚きつけるときの台詞がすごいですね。北高の名誉を背負って数学の問題に挑むが、進学校である光陽園学院は学習内容が進んでいたため手に負えなかった。そこで、朝倉が持ち出した最終兵器が有希。一読しただけで答えを出す有希だが、その演算過程の説明が「宇宙語」になるほど意味不明でした。

 最後は、キョンと有希がじゃれあう話。昼休みに携帯ゲームに夢中になる有希にキョンがいたずらでゲーム機を取り上げるが、その際抱きつく形になってしまい、そこをドアから朝倉に見られてしまう。あと、お弁当を半分こにするのが敷居が高いからと、なぜかあーんで食べさせてもらうことになり、そこも見られてしまう。あーんにしてと言ったのは、たぶん有希がテンパったからだろうなあ。

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