もしドラ<最終回> 第10話 「みなみは高校野球に感動した」 (05/06)
親友の夕紀を失って、自分を見失ったみなみ。だが、浅野の力投とみんなのがんばりに思わず声を張り上げてしまう。
そんなみなみの復活に、柏木は声をかける。「お前がいなくなると甲子園に連れてってくれるやつがいなくなるからな」
もともとこの話は、マネージャーに就任したみなみが甲子園に連れて行くと決めたところから始まっている。ドラッカーの「マネジメント」の本から組織改革のヒントを得たのも、みなみのその決心があったればこそです。だから、今の程高野球部はみなみがいないと成り立たない。
7回裏、田村の盗塁で開いた一塁に星出が敬遠される。そこで敬遠してお前を勝負したことを後悔させてやれと監督が檄を飛ばし、柏木がそれに応えてホームランを放ち3点を獲得する。
さらに9回裏、2アウトから星出がセーフティバントで裏をかき二塁に出塁する。ノーバント作戦に反するのではというみなみに監督は「嫌いなのは犠牲バント、今のは最高のバントだ」と加地監督の言葉を得る。続く柏木の敬遠から、ここまでノーヒットの祐之助の打席に、一塁の柏木の代走に朽木を起用する。……二塁ではなく一塁というところに嫌らしさを感じますね。1点差のこの状況で一塁に代走ということは、二塁ランナーだけでなく一塁ランナーも点をとりにいく。つまり9回裏で逆転するという明確な意思表示になってます。
そして祐之助の打席は初球は大振り。この状況に、みなみは過去の夕紀の言葉を思い出す。わざと大振りして油断させて同じコースに誘う、過去のみなみが採った作戦を、祐之助も成功させます。ここからは南の幻想でしょうが、夕紀の幻にみなみは感動したと応えます。かつて夕紀が味わった感動を、みなみも得ることができました。
そして夏の甲子園大会。キャプテンとしてインタビューを受ける二階は、どんな野球をしたいかという質問に対して逆に「どんな野球をしてもらいたいですか」と答えます。
2週間、ありがとうございました。
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