とらドラ!

2009年3月27日 (金)

とらドラ! 第25話[最終回] 「とらドラ!」 (03/27)

 『とらドラ!』、今回で最終回です。
 嘘の事故電話で泰子を実家におびき出し、実家の両親(竜児の祖父母)と仲直りさせる竜児と大河。前回のラストで竜児が祖父母に頼んだのは、母親と両親を仲直りさせるためだったのか。

 竜児の父親が泰子と入籍してなくて、他に女を作って逃げたという設定は初耳。しかしそれでも、そんな私生児の竜児を真っ当な人間に育てたのは間違いなく母親である泰子の功績でしょう。その泰子も実家の両親の前では小さな子供でした(いや、もともと子供っぽい人だったけどさ)。

 そして、どうして竜児がこんな世話を焼いたかというと、駆け落ちではなく自分たちの結婚をみんなに祝福してもらいたかったから。みんなと一緒に幸せになった方がいいに決まっている。そういう風にさらっと考えることができるのが竜児の強みでしょうね。そして大河が、それに感化されたのか一人で実家に帰ってしまう。

 最初、この大河の突然の帰郷──しかも竜児にも言わないで去っていった展開には急すぎてついていけませんでした。しかしこうして文章を書いてみると、大河の突然の帰郷が竜児に感化されたものだったということが良く分かります。竜児が大河の両親にも祝福されてうまくやっていきたいと言ったからこそ、大河は折り合いの悪い母親とその新しい家族とも向き合っていこうと考えることができたわけです。そして自分の両親とも……父親は行方不明だから母親だけでも、仲を取り戻そうとしたのでしょう。

 いきなり転校して別れた大河に、クラスメートたちは全員携帯電話でメール攻勢。このあたりいまどきの恋愛ものだなあ。ケータイもってクラスメートと連絡をいつも取り合っているという高校生活というのは、私の頃からは考えられない。そしてそれに対する大河の返答は、夜空に移る1つの星でした。実乃梨はそれを、希望と読み解きます。そして、クラス全員でクリスマスツリーのガラスの星を撮って返そうということになり集合写真で……相変わらずフリーダムなクラスだな、ここは。

 そして1年後の卒業式。校舎を見上げた竜児が見つけたものは……

 釘宮理恵はツンデレ役に非常に定評があるのですが、大河役も含めてその一見乱暴な性格の裏に繊細な心が隠されている役どころが多い。本当は愛されたがっているのに、それを失うのが怖くて過剰に自己防衛をしている姿ですね。そういえば「マリ見て」の松平瞳子もそういう役どころでした。さすがは本年度の主演女優賞(声優アワード)ですね。

 半年間、ありがとうございました。

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2009年3月20日 (金)

とらドラ! 第24話 「告白」

 前回からの大河と実乃梨の大喧嘩もそうですが、今回は竜児と泰子、大河と大河母が親子喧嘩。竜児と泰子はお互いを思いやる親子関係だったし、大河と大河母はいつまでも実家から帰ってこなかった仲の良い親子のはずでしたから、このダブル親子喧嘩は異常。つまり、普段の親子関係を維持できないほどに両者とも追い詰められていたということ。

 お互いを思いやるあまり遠慮しあっていた大河と実乃梨のときもそうでしたが、竜児と泰子の方もやはりお互いがいい子供、いい母親を演じることで家族関係を維持してきた仮面家族という側面があったのかもしれません。おそらく、竜児は今まで母親と喧嘩するような、いわゆる反抗期らしい反抗期を迎えたことが無かったのでしょう。だから、ここまで追い詰められなければ自分の本音に気づくことも無かった。
 しかし、竜児のために身を粉にして働く泰子を指して、「学業を疎かにして自分の好きなように生きてきた」とはよく言ったものだ。確かに泰子は、ヤクザのような男に引っかかって捨てられた挙句、学のない女手一つで子供を育てるために水商売を務めてきた。いい母親には違いないのですが……そういう見方もあったのか! と逆に驚きました。泰子は自分が出来なかったことを竜児に押し付けているだけだと。

 大河の方は、これは大河の意地なのだそうです。事業に失敗した大河父が失踪(義理の母の夕はどうした?)して、迎えにきた大河母なのだけど、既に再婚して子供も身ごもっている母親の家庭に入り込んで肩身の狭い思いをしたくない。

 そんな、自分の居場所を失った二人が出した結論は「駆け落ち」でした。うわ、なんて古臭い! と思ったけど、恋人同士が揃って家出することは、確かに「駆け落ち」としか言いようがない。そして、その二人の駆け落ちを助けるために、実乃梨は今までのバイト代を、亜美は別荘の鍵を、そして祐作はお米券を提供する。祐作だけがなんというか彼らしい間の抜け方ですが。
 そして駆け落ちの前にアパートにいったん帰る竜児ですが、そこには泰子のメモが。またも泰子が逃げ出したと毒づく竜児でした。

 駆け落ちで向かう最初の訪問先に、泰子の実家の高須家へと向かう。祖母は確かに泰子に似た雰囲気だったが、祖父の目つきが竜児そっくりだったのには笑った。私はてっきりあの目つきの悪さはヤクザな父親譲りだとおもっていたので。そして、祖父母と対面した竜児は二人に頼みごとをするが……

 ラブコメはラブコメなんだけれど、「とらドラ!」は恋愛関係に容赦のない部分をよく入れますね。私はこれを見て、「めぞん一刻」を連想しました。あれも基本はコメディタッチなんだけど、恋愛に対するドロドロした部分も容赦なく描き、落とすときにはとことんまで落としてから救い上げるという展開を見せましたので。

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2009年3月13日 (金)

とらドラ! 第23話 「進むべき道」 (3/11)

 冒頭の進路相談。竜児は就職希望。大河は進路希望調査を未記入。竜児は家庭の事情ゆえですが、大河の理由がふるっている。金持ちだから一生働かなくても生きていけると。

 大河はもしかして、典型的な「自分が嫌いなタイプ」でしょうか。大河が日ごろ不機嫌なのも、自分のやることなすことが自分自身で気に入らないから。おそらく大河は、自己評価が恐ろしく低いタイプのキャラなのでしょうね。自分で自分を肯定できないから、ツンケンとした態度になる。

 亜美は来年も学校にいるかどうか分からない(から学校指定の制服のモデルはやりたくない)という。竜児はなぜかと尋ねるけど、みんな亜美が好きだという竜児の台詞に亜美は……そういえば、当初亜美は、みんなに好かれるブリっ子キャラを演じてましたね。亜美自身も、自分が一番欲しいものが分かってなかったということか。

 泰子が過労で倒れてしまう。これは明らかにバイトとお店の掛け持ちが大変なのでしょうが、その理由は竜児を大学に行かせるため。自分自身のために母親が倒れたことで、問題が山積していた竜児は大河の前で失態を見せてしまう。あのシーンは明らかに竜児は涙を流してました。大河の前で涙を流すなんて、竜児にとってはあるまじき失態でしょう。

 そして泰子の代わりに、竜児と大河はケーキ屋でバレンタインデー・セールのバイトを行う。最初は二人とも無愛想だったおかげで店長からも睨まれたが、リーサルウェポン(笑)のバカチーこと亜美を召喚したことで売れまくります。もっともこれは、後の竜児と亜美の会話のための展開でもありますけど。

 そして大河が手作りチョコを、亜美、実乃梨、竜児、祐作の4人に渡す。その際、大河が「祐作が助けてくれた」と言ったおかげで実乃梨が暴発し、それに大河が反発して…… 実乃梨の普段の態度が演技だというのは分かっていたのですが、ここ数回のいざというときの暴発のシーンはやっぱり凄いなー。あれが実乃梨の本性なのだろうか。だとすれば、亜美以上の役者ということになるが。
 それと大河、お前は本当に天然だったのか。ダンボールに入っていた髪留めの意味に気づいていたら、祐作の前であんな地雷に等しい台詞は言えないぞ。

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2009年3月 6日 (金)

とらドラ! 第22話 「君のいる景色」 (3/2)

 思いも拠らぬ形で聞いた大河の告白。それに繋がる大河の不在と進路相談が重なり、竜児が悩みを入れる。

 新学年になり、新生徒会長となった北村と男女統合ソフトボール部の新部長となった実乃梨。実乃梨はその他にも2時間だけのバイトを入れたりとか大忙しですが、彼女に言わせると見えてるものを頑張って追いかけたいから。これは明らかに
 「私は今やれることだけを一生懸命やるんだから、やれないもの(恋愛)は今はやらない」
 という宣言ですね。竜児をふったことは大河とは関係ないんだから、竜児は私に気にしなくてもいいんだよという宣言ですね。
 そしてもちろん、登場キャラ中一番の大人キャラである亜美にはそんなことはお見通しなわけで、自分の気持ちを隠して演技する実乃梨とはやはりそりが合わないし気に食わない。最近の亜美は嫌な奴全開モードなのですが、もともと彼女は超絶腹黒女だったわけで、元のキャラに戻ったというところか。

 竜児の進路希望は「就職」。それは女手一つで子供を育ててきている泰子に楽をさせてあげたいという気持ちからなのですが、その泰子は竜児を大学に行かせるためにバイトを追加する。いくら男女平等の世の中でも、学のない女が一人で子供を育てるのには限界があります。それをなんてことないように装って、息子のために文句の1つも言わずに損を引き受ける。竜児が見た目によらずまっすぐに育ったのがこの母親のおかげだということが分かりますね。

 そして大河の帰還。本人は帰りが遅くなったのが実の母親と遊びほうけていたからと言ってますが、それを言葉どおりに受け取る視聴者は多分いないでしょう。そして大河が失った髪留めの入ったダンボールを見て、それでも無かったことにする大河。ここら辺の解釈は難しいが、大河は助けてくれたのが竜児だと気づいて、それでも無かったことにしようとしている──と竜児は解釈してそのとおりにしました。
 ただ、大河はドジですから、ダンボールに入った髪留めの意味に気づかずに天然で言ってた可能性も、少しはあるかもしれません。

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2009年2月27日 (金)

とらドラ! 第21話 「どうしたって」 (2/25)

 えーと、つまりどういうことでしょうか?
 竜児は実乃梨が好きだということになっているが、同時に大河をとても大切にしている。大河が危険な目にあったときには迷わず駆け出してしまうぐらいに。そのため、木原麻耶は竜児と大河が結ばれればよいと思っており、能登久光は竜児が実乃梨が好きだと考えていた。
 大河は初登場時は祐作が好きだということになっていたが、いろいろあって自分でも知らないうちに竜児を好きになってしまい、それをクリスマスの時に自覚した。でも竜児には自分は祐作が好きだということになっているし、祐作は実乃梨が好きだということを知っていたため、この恋心を封印しようとした。
 その実乃梨は、本当は竜児に惹かれていると大河は見ている。しかし、普段からおちゃらけている不思議少女系キャラのため、その他のクラスメートには誰も本心を悟らせなかった。実乃梨自身は竜児が自分に好意を抱いていることに気づいていながら、大河が竜児に惹かれていることに気づいたため、事前に竜児の告白を(遠まわしに)断って無かったことにした。
 そして祐作は……天然過ぎる性格の上に自分が生徒会長萌えだったために、周囲の人間の自分への好意に全く気がついていなかったと。
 その恋愛相関図を唯一把握していたのが亜美で、彼女自身竜児に好意を抱いていたために実乃梨に絡んでしまった。彼女が竜児に嫌いと言ったのは、自身の恋愛関係のこと(実乃梨と大河)で手一杯で自分にまで目を向けてくれない竜児に対する愛情の裏返し。そして亜美には、実乃梨がこの混乱した恋愛構造の元凶のように見えたため、何かと突っかかってしまった。

 ──と、こんな感じですかね? 記憶違いがあったら御免。
 雪山遭難した大河を助けて背負う竜児ですが、竜児を祐作と誤解した大河の告白により、竜児は大河が自分を好きになっていることを知る。どうする、竜児!?

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2009年2月19日 (木)

とらドラ! 第20話 「ずっと、このまま」 (2/18)

 竜児と実乃梨は両思いのはずなのに、自分が竜児に入り浸ってるから二人は想いが通じ合わない……そう考えた大河は竜児離れを決意。高須家に入り浸りになるのを止めます。それどころか、竜児と実乃梨が一緒にいるところで「捕まえて」とわざと二人の手をつなぎ合わせようとしたり。大河はクリスマスイブの出来事で、自分が竜児にどうしようもなく惹かれている事に気づいて、それでも竜児と実乃梨のために身を引こうとしている──と考えてよさそうですね。
 そうすると、大河が祐作と普通に話せるようになったというのも、正月の初詣で大河が祐作に謝っていたことから考えておそらく気持ちの踏ん切りがついたということでしょうね。

 実乃梨に告白を断られて気を失った竜児。そりゃあイブの寒い夜に外で寝ていたら風邪くらいひくわな。インフルエンザで冬休みをつぶしたというから相当タチが悪かったんだろうけど。
 それで実乃梨から逃げ出して、燃やして無かったことにしてしまいたいと願ったら、修学旅行先の沖縄のホテルが火事でなくなってしまって急遽スキー旅行に変更というオチに。うう、私の高校時代の修学旅行もスキー合宿だったから懐かしいなあ。

 自分のために一人で頑張っている大河のためにも、イブの日に中断した告白を修学旅行で決意する竜児。見かけと違ってヘタレな彼に告白を断行することができるのか。

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2009年2月13日 (金)

とらドラ! 第19話 「聖夜祭」 (2/11)

 なるほど、こうきましたか。今までの話の流れからこうなることは予測できたとは思うのですが、その構成の妙には驚きを嘆じえません。

 竜児はもともと実乃梨が好き。実乃梨も竜児に惹かれている。では、竜児と実乃梨が両思いになったとき、大河はどうなるのか? 大河と実乃梨の恋が実ったとき、大河は一人おいてけぼりになる。ラブコメでありながら、主人公の想い人がメインヒロインではないという仕掛けがこういう風に働くとは。

 大河は常に、竜児と実乃梨を結び付けようとしていた。自分には北村という想い人がいるわけだし、だから竜児の恋を応援はしていた。しかし実乃梨を本気で竜児に近づけさせて告白までいかせたときに、竜児と実乃梨が本当に両思いになることが現実味を帯びたて、初めて竜児が自分の側からいなくなることが本当に想像できた。それまでは結び付けようとしていても、本当に二人の想いが成立することはどこか人ごとに感じていたのに、それが急に真実味を帯びるようになったわけです。そして、そのとき急に自分の中の竜児への思いに気がついた。

 一方、実乃梨が大河と竜児、二人から急に身を置くようになった理由は、大河の竜児への依存に気がついていたからということですね。だから、大河から竜児を奪うことができなかった。

 哀れなのは竜児ですね。事情を把握できないまま、勝手に(実は竜児のために)帰った大河のために着ぐるみを着てサンタのまねごとをすることになったり、今度は大河にせかされて学校に戻ったものの、遠まわしとはいえ実乃梨に直接ふられてしまうし。今回一番かわいそうな役回りでした。

 このドロドロな修羅場をどう解決していくのか、楽しみにしています。

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2009年2月 6日 (金)

とらドラ! 第18話 「もみの木の下で」 (2/4)

 前半部は亜美の忠告から話が始まりました。
 父親役が竜児で、母親役が実乃梨。そして娘役が大河。決して手は出さないけど大切に思っている子がよその男に取られそうで面白くはないが、しかし本妻は別にいる。そんな関係は不自然だから一からやり直せばという。そして自分との関係も一からやり直せば…という本心がちらと見えましたが、こういう女らしい狡さも亜美の魅力として上手く描けています。

 中盤には大河のクリスマスにかける想いが。ろくでなしの父親と自分を家から追い出した義理の母親にまでクリスマスプレゼントを送るという事実は知られたくなかったらしいが、それ以上に恵まれない子供たちに「サンタクロース」からプレゼントを贈る気持ちが込められていました。どんな不遇な誰かがずっと見てくれていることを信じさせて欲しい。それは自己満足だと分かっていても、自分がそうだと信じたいから。そんな気持ちが込められていました。

 そして体育館をクリスマス会場にしての飾り付けで、亜美が調達した大規模なツリーの飾りつけを行い、その頂上には大河が持参したガラスの星が。きちんと飾り付けられて綺麗な姿になったところで窓が割れてクリスマスツリーが倒れます。何の脈絡もなくガシャーンと音がして割れたので、一瞬何が起こったのかわかりませんでした。これは上手い演出でしたね。
 実乃梨たちソフトボール部のボールが原因でツリーの星が割れてしまったことに実乃梨は責任を感じる。自分ひとりで直そうとするが、それでも竜児は無理矢理に修理を手伝います。ここは確かに無理矢理にでも手伝うべきところでしょう。修復が終わって出て行く実乃梨に、クリスマスパーティを待ってるからと声を掛ける竜児ですが。
 先週あたりから実乃梨の態度がおかしく、大河や竜児から距離を置こうとしているように見えます。実乃梨に何が起こったのか? あるいはどんな心境の変化があったのでしょうか。

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2009年1月30日 (金)

とらドラ! 第17話 「クリスマスに水星は逆行する」 (1/28)

 大河の停学明け後の初登校。今だにサンタクロースを本気で信じているっぽい大河は、サンタクロースのためにしばらくいい子でいると誓います。いやあ、年齢の割には背が小さいし幼いところがあるのですが、大河が幼いのは体格だけではなかったようだ。本気でサンタを信じてるらしい大河の態度に、亜美もひいちゃってるし。
 ケンカ停学をくらった大河ですが、周囲の生徒たちの評価は違いますね。兄貴とあだ名されるほど男前のすみれと、手乗りタイガーとの一騎打ちがここまで評判呼ぶとは。そしてこの学校みんな調子に乗りすぎ。仮にも停学くらったケンカをここまで盛り上げていいのか。先生たちは注意しないのか!?
 そして北村は、前生徒会長すみれへの告白の玉砕で「失恋大明神」の異名をつけられたようです。さっそく自分のクラスの担任をさらし者ゲストに呼ぶあたり、こいつもノリがよい。しかし、現在は「助教授」ではなくて「准教授」だとは知りませんでした。──と、それ以上に土下座ならぬ土下寝で大河に謝るあたり、こいつも並みの神経をしていませんね。

 そんないつものとおりにぎやかな2-Cの中で、なぜか実乃梨だけが調子がおかしい。ソフトボールで勝てる試合を落としたというのは明らかにいいわけでしょう。そしてその理由は、どうやら亜美だけが知っているようです。亜美が実乃梨に「罪悪感は…」と言ったのは前回、すみれと大河の一騎打ちが発生してからだから、つまり大河や北村の醜態に自分が責任の一環を感じていると言うことなのかもしれません。大河や竜児はなまじ当事者なだけに見えなかったものが、一歩ひいた亜美は見えていたということなのでしょうね。

 クラスメートの春田や能登は北村と大河の仲を勧めようとしていますね。その一方で木原は自分の本命が北村なこともあって、竜児を大河にけしかけようとしています。今までのような仲良し5人組のままではいられない、という終わりの始まりなのでしょうか。

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2009年1月22日 (木)

とらドラ! 第16話 「踏み出す一歩」 (1/21)

 大河の傍若無人な生徒会長立候補演説は、北村を更正させるために2年C組ぐるみで仕組んだことだった。
 ──やっぱりそうでしたか。クラスメートの棒読みな叫びからやっぱりなあとは思ってたんですが。しかし北村は、ここまでお膳立てされてもなお立候補の表明はしなかった。
 北村がここまで意固地になってるのは、現生徒会長の狩野すみれが宇宙飛行士になるために留学してしまうから。実は北村は、大河に留年した後の傷心をすみれに癒された過去があったから。だから後任の生徒会長になって認めてもらおうと頑張ってきたのに、その生徒会長が留学してしまってすべては台無しになってしまったように感じたのだそうです。

 竜児に気持ちを打ち明けて翌朝金髪を黒髪に染め戻し、大河の生徒会長就任を阻止した北村だったが立候補届けがまだだった。──どこまでも往生際の悪い奴だ。結局すみれに焚きつけられて立候補届けを出すが、その結果は生徒会演説での告白と見事なまでの玉砕でした。
 そこで大河がスミレのところに殴りこみをかける。すみれのことを自分の気持ちにも向き合えない臆病者だと罵る大河に、切れたすみれがとうとう本音を吐く。すみれが北村の告白をかわしたのは、気持ちを打ち明けると北村が何もかもほっぽり出して就いてきてしまうことを恐れたからでした。きっとすみれは、大河と大乱闘を起こさなければ最後まで自分の気持ちを打ち明けることはなかったでしょうし、それを聞いて北村が吹っ切れることはなかったでしょう。その意味では、大河は最後の最後ですみれの本音を引き出したといえます。

 だから大河とすみれの中で、通じ合ったものがあったのでしょう。最後のエアメールの「バカ」で笑うすみれが可愛らしかったです。

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