2011年に「魔法少女まどか☆マギカ」(2011)が放送されたとき、私はリアルでその放送を観ることができました。その先を読ませないダークなストーリーや意外性のある展開を観て、この作品をリアルタイムで観ることができた幸運を噛み締めたことをうれしく思ってます。またテレビ版を再編集して描き直した劇場版が上映されたときも、それを観にいったほど気に入った作品でもあります。
ネットでも展開途中でさまざまな考察があげられたり、東日本大震災で放送中断という憂き目にあっても盛り上がりが下がらず、最終回が放送されてからも考察本が何冊も出版されたりと、その盛り上がりはかつての「新世紀エヴァンゲリオン」(1995-1996)のときの狂騒を思いださせるほどでした。実際に、一部評論家からも「ロボットアニメにおける『エヴァンゲリオン』に匹敵する」と言われるほどの評価を得られていたことを覚えています。
本当に「まどか」が「エヴァ」に匹敵する評価を得られるかどうかは今後の展開次第だと思いますが、もしそうだとすれは1970年代を代表する「宇宙戦艦ヤマト」(1974-1975)、80年代を代表する「機動戦士ガンダム」(1979-1980)、90年代を代表する「新世紀エヴァンゲリオン」に続いて、このまま行けば10年代を代表するアニメ、少なくともその候補ぐらいにはなるだろう──と思ったところで、00年代を代表するアニメが存在しないことに気づきました。
(ちなみに、60年代を代表するアニメとしては「鉄腕アトム」(1963-1968)が挙げられますが、これは週一で放送するテレビアニメのシステムを確立したという意味では別格中の別格に挙げられる作品でしょう)
実際、00年代というのはヒット作そのものは多いけど、社会現象とまで呼ばれた作品には恵まれていません。00年代は社会現象アニメの空白期ではないかと思ったところでネットを検索してみたら、00年代を代表するアニメとして「涼宮ハルヒの憂鬱」(2006)を挙げているサイトや掲示板がいくつか見つかりました。もちろん異論も多いのですが、それを見たとき、私はなるほどと思いました。
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