長門有希ちゃんの消失 第16話<最終回> 「花火」 (07/19)
夏休みもはや中盤。しかし、キョンは別人格の長門の告白をまだ、消化しきれないでいた。
本来の有希の性格に戻る(=それまでの長門はいなくなる)ことを告げ、そして好きだという告白を行い、返事を待たずに消えてしまった。今の有希にその記憶はないが、それでもその容姿を見れば思い出してしまう。これは、消失世界の長門と出会った後に、元の世界の長門を見ても動揺していた原作のキョンのオマージュですね。
そしてそのキョンのギクシャクとした態度は、当然有希ちゃんにも伝わる。朝倉に自分が優柔不断に映って見えると尋ねたキョンの気持ちもわからないではない。
そんなキョンが長門の告白に決着をつけたのは、縁日での屋台と花火大会によるもの。有希を強引に連れ出し、花火の喧騒の中で有希に対して告白の返事を行う。その際キョンは、有希の姿に長門を重ね、しかし有希自身には花火の喧騒で告白がよく聞こえないようにした。うん、なかなか良かったと思います。
それともう一つ良かったのは、ハルヒの描写。原作の小説ではキョンの一人称で描かれているせいか、メインヒロインであるはずのハルヒの内面がほとんど描かれず、そのためハルヒがともかくとすればただの強引でわがままな少女という風にも受け取れるのですが、このアニメではハルヒの描写にも力を入れて、キョンと有希の関係に複雑な気持ちが入り混じっているハルヒの描写が、キョンが有希を連れ出すシーンでのハルヒの後姿のタメに現れているように感じました。
そして個人的には一番気に入ったのは、Cパートのオチ。「なにかがおかしい」というのは原作の「エンドレスエイト」のエピソードですが、それが宿題をやっていないというオチに繋がったのは笑えました。「エンドレスエイト」は実質これだけのお話ですしね。
というわけで、16話ありがとうございました。
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