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2014年9月

2014年9月28日 (日)

ソードアート・オンラインII 第13話 「ファントム・バレット」 (09/27)

 今回のサブタイトル「ファントムバレット」ですが、原作5巻の単行本が出た当時は死銃の銃弾のことだと思ってたんですよね。大抵のファンはそうだったはず。ところが原作の6巻が出たときに、シノンの照準予測線による攻撃が出たときに、それを幻影の一弾《ファントム・バレット》と呼んだシーンが出てきたときに、そうだったのかと感心しました。凄いダブルミーニングだと。
 キリトは確かにラフコフの相手の名前を聞かなかった。しかし、事前の打ち合わせで《赤目のザザ》の名前を聞いていた。このあたり原作ではザザがエストック使いで細剣(レイピア)を使うアスナと戦闘スタイルが近いということが伏線になってたけど、まあこの程度のエピソードなら省略もやむなしか。
 光学迷彩で隠れそうになったデス・ガンをキリトが左手のハンドガンで牽制してダメージを与えるのは、SAO時代の二刀流重突進技《ダブル・サーキュラー》の左手の剣の代わりに銃を使ったという演出ですね。キリトが左手に銃を構えて突進するのを、SAOキリトが左手に剣を突き出して突進するシーンとダブらせていたのは良かったです。

 後半、新川恭二が朝田詩乃を襲うシーンですが、だんだんキチになっていく演技演出が恐ろしかった。親の期待から医学部への進学を義務付けられているのにそれが負担になっていたこと、GGOに現実のすべてを注ぎ込んでいたこと、それなのにゼクシードの情報でキャラ育成に行き詰っていたこと、詩乃に近づいたのは過去に銃で人を殺したことがあるからなど、……うーん、悪役は最後にいちいち丁寧に自分の動機を告白するなんてお約束ですな。
 恭二から抜け出した詩乃はそのまま玄関から逃げ出そうとするけど、原作ではその前にモデルガンで恭二を撃とうとするシーンがあったんですよね。これはトラウマの克服のエピソードの一環だったけど、尺の関係かな。キリト/桐ヶ谷和人が乱入してくるためには鍵を開けるシーンが必要なため、そちらが優先ですよね。

 あと、シノンが「第1回BoBで優勝する人が油断して……」とお土産グレネードを説明するシーンで、(原作登場の)あいつそんな間抜けな罠にひっかかっていたのかと驚いたのですが、原作で確認すると「北米サーバの第1回」でした。そうだよな、いくらなんでもあいつそんな間抜けな罠にはひっかからないよな……

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2014年9月21日 (日)

ソードアート・オンラインII 第12話 「幻の銃弾」 (09/13)

 ようやくデス・ガンとの対峙回です。キリトがスポッター、シノンがスナイパーとなって闇風を排除し、デス・ガンと対峙するという方針です。
 生存者と敗退者を合わせても28名、ペイルライダーを含めても29名しかいない現状で、キリトは後1名がデス・ガンの犠牲になった可能性があることを察する。現実のシノンのすぐ側には実行役がいるにも関わらず、さらに1名デス・ガンがだれかを殺したかという状況で、キリトたちは共犯者がもう一人いる可能性に思い至る。だから闇風を囮にする案も、死銃のターゲットにされているかもしれないという可能性で却下となります。

 囮になったキリトが神経を集中してやってみせたのは、原作ではシステム外スキル《超感覚》(ハイパーセンス)と言及されていました。つまりは「気配を感じる技」。VR世界ではシステムがユーザに与える五感情報以外に敵の存在を知らせる仕組みはない。だから気配を感じるなんてあり得ない。しかしソードアート・オンラインでは、そのあり得ないことが時として起こりえる。第1章のアインクラッド編のクライマックスで、動けないはずのアスナがキリトを庇うためにヒースクリフの前に立ったように。そして今回も、デス・ガンの銃弾を気配で感じたキリトが避ける。
 原作では闇風の近くに着弾したデス・ガンの銃弾だけど、アニメではビルに着弾して倒壊させてしまう。ちょっと威力がオーバー過ぎないかと思いますね。そこで足が止まった闇風を、シノンが狙撃。さらにシノンはそのままデス・ガンを狙い打つが、デス・ガンも弾道予測線に気付いてシノンを迎え撃つ。その結果、二人のスナイパーの銃は作動不能になります。(正確にはシノンのヘカートはスコープを失っただけですが)

 キリトとデス・ガンの闘いは、銃ゲーなのに剣戟戦になります。キリトは光剣《カゲミツ》、そしてデス・ガンは銃剣作成スキルで作成したエストック。素材がこのゲームで一番硬い宇宙船用の装甲板のため、キリトの光剣を素通りしてしまう。
 (その仕組みでいうと、キリトの光剣が銃弾を弾くのは物理的な刀身があってそれで叩き切ってるわけではなく、ビームの高熱で銃弾そのものを溶かしているからということになりますね。溶かしきれないとデス・ガンのエストックのように素通りされてしまうと)
 さらにデス・ガンは、キリトが自分の昔の(SAO時代の)名前を思い出せないと断言する。なぜなら、キリトはデス・ガンの名乗りを聞くのを拒否したから……というところで

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2014年9月14日 (日)

ソードアート・オンラインII 第11話 「強さの意味」 (09/13)

 今回は、丸々一話をつかった謎解き回。デス・ガンの正体が二人組みで、主犯はゲーム内で十字を切るしぐさをして時間を確認すると同時に、実行犯が被害者の自宅に侵入して劇薬を注射する。わずかなヒントから真相にたどり着くキリトの洞察力はやはり凄いですね。もしかしたら、キリト一番のチートはこの洞察力なのかもしれない。

 実行犯が自分のリアルの部屋に忍び込んでいるかもしれないという推測を聞かされて、シノンは動揺する。キリトは彼女を抱きしめて落ち着かせる。奴等が自分で作ったルールだから、銃で撃たれるまで殺されはしない、しかしログアウトして相手を目撃すると逆に危険である。この論理は、レッドであっても相手もゲーマーであるという奇妙な信頼ですよね。やってることは殺人なのに。
 シノンが何でそんなに強いのと尋ねるが、キリトは強くなんかない、今朝も殺した3人の夢にうなされていたと答える。しかしそれでも、殺したことの意味を考えるべきだと答える。
 キリトが囮になってシノンが狙うという策を考えるが……

 一方アスナは、クリスハイト(菊岡)をALOに呼び出して事情を聞きだす。そしてラフィン・コフィン絡みであり、キリトがその因縁にけりをつけるためにGGOに行ったと知ると、自分もリアルのキリトのところへ行くと言いますが。

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2014年9月 7日 (日)

ソードアート・オンラインII 第10話 「死の追跡者」 (09/06)

 今回のアニメ見て思ったことは、シノンって結構頭いいんだなということ。足手まといになったことを謝ったときに、キリトが「逆の立場ならお前が助けてくれるんだろ」と声をかけてくれたときに、それを慰めてくれるんだと感じ取れている。ついさっきまでパニック状態になって取り乱したとは思えないほどの落ち着きぶりですね。
 もっとも、その頭の良さと落ち着きぶりが仇になって感情を溜め込むタイプのようにも見受けられるが、それも今回キリトの前で感情を爆発させたことでガス抜きができたと思います。シノンは周囲の人間に「人殺し」だと責め立てられてたのが相当ストレスになってたみたいですし。

 原作では直接的な出番のなかった「銃士X<マスケティア・イクス>」さん。今回のアニメで止め絵ですが出番がありましたね。うむ、綺麗なうえカッコかわいい。アッシュブロンドの長髪でグラマー、上半身がビキニで下半身がミニスカとは誰得ですか!? ザスカーって女性PCのデザインに相当こだわりがあるのかもしれない。キリトに瞬殺されたのがもったいないな。というかキリト、「女の子を切るのは好きじゃない」んじゃなかったっけ?

 キリト&シノンとデス・ガンの追跡劇ですが、操縦がむずかしいからとキリトたちはバギーをえらんだのに、デス・ガンは機械馬を乗りこなしてましたね。乗馬の練習でもしていたのだろうか。というか、SAOには乗馬とかのスキルはなかったのかな?
 あと、デス・ガンのメタマテリアル光歪曲迷彩はすごいチートアイテムですね。ドラクエならレムオル、FFならインスニが常時かかっているようなアイテムですし。

 今回の話としては、キリトとシノンがお互いの境遇を打ち明けるところと、シノンが溜めに溜めたものを吐き出したというところですね。キリトはSAO生還者(サバイバー)であり、シノンはリアルで人を殺した経験がある。いままでどこかつっかかってきたところがあるシノンが、嫌いといいながらも今では完全に気を許している。キリトに膝枕してもらってるし。──このキリトの一級フラグ建築士ぶりはなんとかならないかな。

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2014年9月 6日 (土)

[考察] 俺TUEEE系作品とトラウマ克服型主人公──ソードアート・オンライン論(あるいは川原礫論)

 私がこの記事を書くきっかけとなったのは、アニメ版「ソードアート・オンラインII」を見て、改めて「シノンって、ソードアート・オンラインのヒロインにしては、結構ヘビーな過去を持っているなあ」という感想を抱いたことです。アスナやリーファ、シリカやリズベットと比べると、シノンの「過去に銃で人を殺した経験」という設定の重みはケタが違う。ファントム・バレット編で、なぜシノンはそこまで重い過去を背負わなければならなかったのか。

 もうひとつのきっかけとしては、原作である文庫版「ソードアート・オンライン14 アリシゼーション・ユナイティング」の感想を、ネットで読んでいるときでした。大半のユーザは面白かったという感想を書いていたのですが、たまに「キリトがぶれすぎ」「俺はもっと強いキリトが読みたいんだ」という文句とも注文とも言えるような感想にあたることがあります。確かにSAO14巻のキリトは、アリスの処遇やユージオとの関係、あるいはアンダーワールドの運命とか背負うべきものが多すぎて、自分の立ち位置に迷っているフシが伺えましたが、個人的にはいつものように十分面白いと思っていただけにそういう感想に出会ったことが意外でした。

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