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2013年5月

2013年5月25日 (土)

[感想] 春期のアニメについて(2)

 アニメ感想、今期は書きたいと思った作品がないなんて書きましたが、見続けていると意外と面白い作品がありました。

 

「はたらく魔王さま!」
 見続けていたら意外と面白かった話その1。
 ファンタジー世界の魔王さまが現実世界の日本でフリーターをやってるという話。日本での魔王が優秀なフリーターで善良な一市民を務めているという設定自体はくだらないのですが、それをまじめに描いているところがいいです。こういうバカ話は見ていて好きですね。

 

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
 見続けていたら意外と面白かった話その2。
 主人公のキャラづけが好みではなかったのですが、話自体の出来がすごくいい。残念系のキャラ付けを話の展開にうまく生かしている。たとえば、主人公がぼっちという設定だからこそ、常人には思いもつかない手段や方法で問題を解決していったりとか。
 主人公の八幡、ヒロインの雪乃がともに残念系ですが、そこに明るい結衣を加えることでキャラ配置にバランスがとれて話がにぎやかになってるところもいいです。

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2013年5月11日 (土)

[感想] 春期のアニメについて

 以前、春期のアニメについていろいろ書いたわけですが、あれからさらに見て少し評価を買えました。
 なんというか、話を描くにはテンポが大切なんだなーという話。

 

「デート・ア・ライブ」
 前回は中学生の妹が秘密組織の長官をやっているという不自然さに対する説明がないとか、そのせいで秘密組織の活動が子供のままごとに見えてしまうという苦言を書きました。さらに、精霊災害に対処するための組織が2つあり(<ラタトスク>と<AST>)、そのそれぞれが個別に対応しているという不自然さも見受けられる。全般的に話のセンスがよくない印象がぬぐえない。
 ところが、そういう不自然さを受け入れてしまうと、話自体の展開はけっこう面白い。そりゃ今でも妹がなんで秘密組織をやってるのかという説明はまったくないのだけど、それを前提に受け入れてしまうと、話の展開は結構早いし状況も刻々変わる。なにより、主人公の士道がやるべきことが明確になっているのがいい。結果としていいテンポでそれなりに「見ていて楽しい」作品に仕上がっているのです。

「とある科学の超電磁砲S」
 一方、こちらは現在第4話まで視聴しているのですが、2話以降がなぜか失速している。原作どおりの展開を前作どおりのクォリティで仕上げているのですが、話の展開がスローテンポすぎる。主人公の美琴がまだ状況を把握しておらず、何をすればいいかすら掴めていない状況では見ていてストレスがたまる。しかも話の速度を維持するために原作にはない友達のシーンも挿入しているのですが、それが下手な時間稼ぎの印象すら与えてしまっている。もう少し、テンポ良く進めてもよかったのではないかと思いました。
 あとはオープニング。対「アイテム」戦で黒子や上条と一緒に戦うシーンがあるのですが、それが本編でも実現すればいいなー。

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2013年5月 2日 (木)

[考察] セカイの終わりと日常の始まり──00年代を代表するアニメとしての涼宮ハルヒ論

 2011年に「魔法少女まどか☆マギカ」(2011)が放送されたとき、私はリアルでその放送を観ることができました。その先を読ませないダークなストーリーや意外性のある展開を観て、この作品をリアルタイムで観ることができた幸運を噛み締めたことをうれしく思ってます。またテレビ版を再編集して描き直した劇場版が上映されたときも、それを観にいったほど気に入った作品でもあります。

 ネットでも展開途中でさまざまな考察があげられたり、東日本大震災で放送中断という憂き目にあっても盛り上がりが下がらず、最終回が放送されてからも考察本が何冊も出版されたりと、その盛り上がりはかつての「新世紀エヴァンゲリオン」(1995-1996)のときの狂騒を思いださせるほどでした。実際に、一部評論家からも「ロボットアニメにおける『エヴァンゲリオン』に匹敵する」と言われるほどの評価を得られていたことを覚えています。

 本当に「まどか」が「エヴァ」に匹敵する評価を得られるかどうかは今後の展開次第だと思いますが、もしそうだとすれは1970年代を代表する「宇宙戦艦ヤマト」(1974-1975)、80年代を代表する「機動戦士ガンダム」(1979-1980)、90年代を代表する「新世紀エヴァンゲリオン」に続いて、このまま行けば10年代を代表するアニメ、少なくともその候補ぐらいにはなるだろう──と思ったところで、00年代を代表するアニメが存在しないことに気づきました。
 (ちなみに、60年代を代表するアニメとしては「鉄腕アトム」(1963-1968)が挙げられますが、これは週一で放送するテレビアニメのシステムを確立したという意味では別格中の別格に挙げられる作品でしょう)

 実際、00年代というのはヒット作そのものは多いけど、社会現象とまで呼ばれた作品には恵まれていません。00年代は社会現象アニメの空白期ではないかと思ったところでネットを検索してみたら、00年代を代表するアニメとして「涼宮ハルヒの憂鬱」(2006)を挙げているサイトや掲示板がいくつか見つかりました。もちろん異論も多いのですが、それを見たとき、私はなるほどと思いました。

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