« バクマン。(第3シーズン) 第18話 「週刊と月刊」 (02/02) | トップページ | バクマン。(第3シーズン) 第20話 「息継ぎとパーティー」 (02/16) »

2013年2月16日 (土)

バクマン。(第3シーズン) 第19話 「間延びと一気」 (02/09)

 事情で書くのが遅れてしまいました。
 今週もまた原作の3話分ですね。修羅場の話が1話と、「REVERSI」の欠点の話で2話でした。

 修羅場回は、サイコーの悪い面が最悪の形で出てしまった話ですね。亜城木夢叶は策略家で計算型とは作中何度もいわれていますが、それは原作を担当しているシュージンの面が強く現れているのであり、サイコー自身は策略家の側面もあるけど本質的には感情型の傾向が強い。この感情型というのは何も悪い意味だけではなく、たとえば頭が切れすぎるがゆえに先が見えすぎて行動力が欠けるシュージンを、サイコーが引っ張ってより一段階上へ上がっていくいくという二人の力関係を形成している。
 でも理屈ではなく感情を優先するあまり、たとえば高校行きながら週刊連載できるかとか、「PCP」と「REVERSI」二本連載できるかと聞かれれば、何の根拠もなく「死んでもやる」と答えたりする。今回の修羅場にしても、もともと無理のある3本同時の作画のスケジュールが破綻しだしても、眠らなければ大丈夫、書くしかないんだという根性論で乗り切ろうとしてしまう。
 今回は人のいいアシスタントたちと小河さんの機転でなんとかなりましたけど、もうこんな無茶なスケジュールは立てるなよ。島本和彦先生作の「燃えよペン」で、10日で五本の原稿を上げる話を思い出してしまいました。

 逆に「RIVERSI」の欠点の話は、サイコーの感情型の側面がよい方向に現れた回です。
 「RIVERSI」は正義と悪のダブル主人公であるがゆえに、ダメだったら敵を取り替えるということができない。この欠点を突きつけられたシュージンはそれを気にするあまり間延びした原作を書いてしまうが、これは一度問題に捉われてしまったらなかなか自力で脱出することができない計算型らしい迷走ですね。
 そんなシュージンにサイコーは、一年で終わっても構わないから一気に駆け抜けて、「REVERSI」を名作にしてくれという。結果は後からついてくるという割り切り方もシュージンのような計算型にはできない考え方だし、そうやって吹っ切れた考え方を示すことでシュージンも割り切ることができたわけです。

|

« バクマン。(第3シーズン) 第18話 「週刊と月刊」 (02/02) | トップページ | バクマン。(第3シーズン) 第20話 「息継ぎとパーティー」 (02/16) »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

バクマン。」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/160180/56773994

この記事へのトラックバック一覧です: バクマン。(第3シーズン) 第19話 「間延びと一気」 (02/09):

« バクマン。(第3シーズン) 第18話 「週刊と月刊」 (02/02) | トップページ | バクマン。(第3シーズン) 第20話 「息継ぎとパーティー」 (02/16) »