Fate/Zero 2nd シーズン 第24話 「最後の令呪」 (06/16)
最後になって話に巻きが入ってきましたね。セイバーVSバーサーカーなんて、なぜランスロットがバーサーカーに堕ちたかが全然述べられていない。
アーサー王伝説でランスロットは、アーサー王の妻であるキネヴィアと不倫したとある。ところがこの物語では、アーサー王も実は女という負い目があるため、心のうちでは許していた。しかし、不義をはたらきカムランを没落に招いたのは事実であるから、狂ってしまえば今度こそ王が自分を罰してくれるのではないかと願ってバーサーカーに身を落とした。──という理由だったはず。
ところがセイバーは、バーサーカーの正体を見ただけで戦意を喪失してしまった。身に着けた武芸で条件反射的に攻撃をそらし続けているものの、「無毀なる湖光(アロンダイト)」をもち龍退治の逸話を持つバーサーカーは、龍の因子をもつセイバーを圧倒します。このままいけばバーサーカーがセイバーを倒したかもしれないけど、先に雁夜の魔力が尽きてしまったというオチ。さらにセイバーの腕の中で正気に戻ったバーサーカーが息を引き取る(消える)という展開すら尺の関係でなくなってしまった。
切嗣対綺礼は、切嗣の持ち札がマシンガンやら起源弾やら、さらには時間の引き延ばしを可能にする固有時制御に即死からの蘇生すら可能にする「全て遠き理想郷(アヴァロン)」を持っているのに対し、綺礼の方は黒鍵(投擲剣)と八極拳。いくら使い捨ての令呪をもってるからといって、それで切嗣と対等に渡り合ってるのは凄い。さすがはスーパー八極拳の使い手ですね。
さらに綺礼は、切嗣の切り札である起源弾を、切嗣使い捨ての令呪を魔力元とすることで意図せず無効化してしまう。本当は令呪をただの魔力元にするのはすごくもったいない使い方なのですが……原作「Fate/stay night」の桜ルートで、綺礼の魔術刻印は使い捨てであるという話がでてきたのはこれが伏線になってますよね。
聖杯の泥に飲まれた切嗣が見せられた、アイリス。その正体はアイリスの人格を被った聖杯の意思(アンリ・マユ)ですが、彼女が切嗣に見せた願いの正体は、常に多数を助けて少数を見捨て続けることで最後にアイリスやイリヤと3人きりになってしまった世界。世界から争いをなくし恒久的な平和を実現させるためには、人類を絶滅させればいいというもの。切嗣はそれを否定し、60億の人間を救うため2人残った家族を殺してしまう。
ところで聖杯の意思として出てきた「アンリ・マユ」ですが、この正体は「Fate/stay night」にて触れられています。いきなり固有名詞がでてきても分からないよね。
そして聖杯を前にアーチャーと対峙したになったセイバー。そこに現われた切嗣が命じた令呪は「聖杯を破壊しろ」
何も知らないで抵抗するセイバーに、さらに重ねて令呪を使用する切嗣。咆哮するセイバー。
来週は最終回ですが、やるべきことはいっぱいあります。これで本当に尺は大丈夫なんだろうか?
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