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2012年5月13日 (日)

Fate/Zero 2nd シーズン 第19話 「正義の在処」 (05/12)

 切嗣の過去話その2。
 かつて切嗣は、死徒の被害の拡大を防ぐため、家族も同然の存在だったナタリアを、空飛ぶ死都となった航空機ごと撃ち殺した。
 ナタリアも最後は笑っていたから、切嗣がこういう行動に出ることは分かっていたのでしょうね。それでもナタリアの主義主張から、最後まで生きて帰ることは諦めなかった。
 ナタリアは切嗣を、殺し屋に向いていると評しましたが、自分の感情から指先を切り離して引き金を引くという切嗣の素質は、かつてシャーレイを撃ち殺せなかったために村ごと消失してしまった過去の経験によるものなのではないでしょうか。だから死徒の研究をしていた父親を殺し、そして家族も同然だったナタリアをも殺した。
 切嗣の本当の望みは正義の味方になること。しかし、ご都合主義も何も無いこの世界(虚淵ワールド)では、正義の味方とは1を切り捨てて9を守る掃除屋にしかなれない。これこそが切嗣の慟哭なのでしょう。

 さて、冒頭で切嗣の秘密兵器である礼装=起源弾の説明を入れたのはいいでしょう。この弾は第8話でケイネス先生に使ったきりなので、この後にもう一度でてきたときに設定を忘れてしまっているかもしれないし。
 それと、切嗣は衛宮家の魔術師としては六代目ですが、父親から魔術回路を受け継ぐ前に殺してしまったので、魔術回路は魔術協会と交渉してその一部を回収したという設定があります。冒頭の手術はその一環でもありますね。
 あと、ナタリアの元にいたヤング切嗣の声が小山力也さんだというのもちょっと違和感があった。本編のふけた切嗣と違ってまだ十分に若々しい印象があるので、これも入野自由さんにやってもらったら良かったと思う。どうせ過去シーンだし。

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