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2010年10月

2010年10月31日 (日)

バクマン。 第4話 「夏とネーム」 (10/30)

 サイコーとシュージンが、集英社ならぬ遊栄社へ持ち込む原稿を描きあげることになる。

 前半は、その場の勢いで見吉香耶にフラグを立ててしまうシュージン。亜豆美保の親友にして空手や合気道有段者の猛者だったりしますが、実は作中で一番普通の感性をもった女の子ですね。
 「見吉と話したかったから」と、ただこの一言だけでフラグを立ててしまうとは、シュージンもなかなかやるなー(棒)

 シュージンの書いた「二つの地球」。原作ではこれは「Wアース二つの地球」というシャレた仮題だったんですよね。コピーの地球と真実の地球の人間が戦うという。その設定でどうやってストーリーを展開したのか推測は難しいが、シュージンは設定で話を進めることが得意ですので。なかなか器用な展開をしていったのでしょう。
 仕事場に泊り込みでネームを作るシュージンと、作画の練習をするサイコー。はじめてネームを作ったシュージンとマンガの絵になっていないサイコーではダメな原稿が出来上がるはずですが、夏休みをつぶして根性でマンガを書き上げましたね。
 あと、ドラゴンボールのヒュージョンの物まねをやってるところは原作に無い展開で笑えました。こういうアニメでしかできないエピソードを挿入するのは良かったです。

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2010年10月24日 (日)

バクマン。 第4話 「時と鍵」 (10/23)

 NHK教育だからしょうがないとはいえ、原作マンガが持っていたが薄められているところがあるのは残念ですね。
 たとえばシュージンがサイコーにジャック編集部に持ち込みを持ちかけるところ。あれは原作では確か、
 「デビューするならジャンプ。ならばジャンプ以外の編集部にダメ原稿を持っていって編集部見学しよう」
 という話だったはず。正直中学生らしくない小賢しい考えなのですが、これはサイコーとシュージンがみかけによらず策略家であり、だからこそ彼らの作る作品自体に深みを与えているという伏線になっているのです。また中学生にしか過ぎない二人が大人を手玉に取ろうとする小賢しさが、後の亜城木夢叶作品「PCP─完全犯罪党─」への伏線になっている。
 とはいえ、NHK教育だからなー。原作の持ってる毒をそのまま放送できないのは仕方ないのかもしれない。

 エンディングテロップで判明した、石沢の本名。石沢秀光ってなんか分不相当な名前じゃないか。
 萌え系の絵ばっかり描いている嫌なやつという設定だからしょうがないけど、見吉にまで突っ込まれるようではたかが知れている。とはいえ、マンガが好きでも絵心が拙いと、同じ方向からの表情しか書けないのはマンガ書き初心者にはありがちなミス。漫画家の中には、原稿を裏返して裏側から見るという行為を嫌がってる人もいるらしいですからね。もちろんデッサンが狂ってるのが分かってしまうからですが。

 そして亜豆とのすれ違い。ただのすれ違いなのにドラマになるのは、やはり原作の小畑先生の画力が大きいのが良く分かりますね。アニメ化して、却ってそのことに良く気づいてしまった。

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2010年10月17日 (日)

第18回 2010年秋期調査

仕事がデスマーチに入ってますので遅れましたが、アニメ調査を書きました。よろしくお願いします。

01,HEROMAN,x
02,みつどもえ,x
03,生徒会役員共,x
04,GIANT KILLING,x
05,黒執事II (2期),x
06,あそびにいくヨ!,A
07,会長はメイド様!,B
08,けいおん!! (2期),A
09,祝福のカンパネラ,x
10,夢色パティシエール,x
11,世紀末オカルト学院,B
12,戦国BASARA 弐 (2期),A
13,MAJOR 6th season (6期),x
14,RAINBOW 二舎六房の七人,x
15,家庭教師ヒットマンREBORN!,x
16,あにゃまる探偵 キルミンずぅ,x
17,オオカミさんと七人の仲間たち,x
18,裏切りは僕の名前を知っている,x
19,ストライクウィッチーズ2 (2期),x
20,セキレイ Pure Engagement (2期),x
21,ザ・ペンギンズ from マダガスカル,x
22,学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD,x
23,バトルスピリッツ 少年激覇ダン (2期),x
24,ポケットモンスター ダイヤモンド&パール (3作目),B
25,スターウォーズ クローンウォーズ シーズン2 (2期),x
26,モンハン日記 ぎりぎりアイルー村 アイルー危機一髪,x

A,B評価が多いのですが、本当にダメな作品なら途中で切ってしまうのでどうしてもD,E評価は付けづらくなってしまいます。S評価がない分だけ厳しくしていると思ってください。
以下、総評

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2010年10月16日 (土)

バクマン。 第3話 「親と子」 (10/16)

 アニメの世界では「ジャンプ」は「ジャック」なのか!?
 まーNHKだから当然か。公営放送が特定の会社に組するわけにはいかないと、「トヨタ」を「車」に変えさせたこともあるし。しかも原作では「サンデー」が「スリー」(三番目)で「マガジン」が「ウィーク」(週刊/弱い)の世界だからな。まだ良いほうでしょう。
 しかし、「巨人の星」や「明日のジョー」や「ドラゴンボール」「デスノート」といったマンガの固有名詞はそのまんまですね。これらは過去の作品だから大丈夫ということなのでしょうか。「NARUTO」や「銀魂」のような現在も連載中の作品がどう改名されるのか楽しみです。

 サイコーとシュージンが川口たろうの仕事部屋を見て回ることから始まる。そこで叔父の苛烈な仕事ぶりを垣間見たサイコーは、叔父が自殺したという自分の思い込みが間違っていることを知る。
 さらに彼の仕事場から、春野美雪という女性との手紙を読んでしまう。他愛の無いやり取りながら、最後の手紙で結婚することを知り、二人は現在のその女性、亜豆の母に会いに行くが……

 今回の白眉は、CVが井上喜久子だった亜豆ママですね。いやあ、リアルでも40台……ゲフンゲフン!……失礼、17歳なのに、年上でかわいいという役をやらせたらピカイチですよねー。しかも楯ロールという少女趣味。正直バクマンのCVは当初はイメージに合わず戸惑っていたのですが、彼女だけはなぜかぴったりとハマってしまった。
 あと、漢の浪マンというダメヒーローのエピソードには泣けましたね。自分の苦い失恋のエピソードもネタにしてしまう川口たろうのプロ根性を垣間見てしまいました。
 亜豆ママから叔父との関係を聞いたサイコーは、ますますマンガへのやる気を燃え立たせる! どうでもいいけど、サイコーは基本的に自分のことしか考えられないタイプなのね。「俺がじゃなくて俺たちがな」といちいち訂正を入れるシュージンも付き合いが良いな。

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2010年10月10日 (日)

バクマン。 第2話 「馬鹿と利口」 (10/09)

 『バクマン。』の作劇の特徴として、「マンガ(本筋)に関係ないことは極力省く」というものがあります。今回の展開にしてもそうで、少なくとも初期のころは親の反対を押し切って漫画家になることを夢見る少年たちという筋立てでも話としては成立すると思うのですが、そうはしない。一応は母親が反対するも、すぐに父親と祖父が賛成に回ってくれた。それどころか、祖父はサイコーが尊敬する叔父の仕事場までもらってしまう。
 サイコーたちの学園生活だって、本当に必要最低限の描写だけで済ませている。そりゃあ学園生活がマンガ家の夢に何の役に立つのかといわれれはそれまでですけど、学生生活というのは日本人なら誰でも持っている共通体験です。だからファンタジーの主人公はたいていが高校生であったり、学園ものというジャンルが成り立ったりする。
 でも、サイコーとシュージンの二人はそんな回り道はしない。あくまで二人は目標──日本一のマンガ家になって、作品をアニメにしてもらうこと──だけに全力を注いでいる。だからこそ地味な題材を取り上げているにも関わらず話の展開はスピーディで緊迫感もでてきています。
 まあ、親にマンガ家になると宣言した当日にいきなり仕事場をもらうというのはご都合が過ぎるというものですけど。

 あと、前半はサイコーがシュージンのアプローチに以下にほだされるかが描かれてますよね。周りがバカに見えるというシーンで岩瀬への言及が無かったのは、NHK教育のアニメだからでしょうか?

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2010年10月 3日 (日)

バクマン。<新番組> 第1話 「夢と現実」 (10/2)

 大場つぐみ、小畑健原作の同名漫画『バクマン。』のアニメ化です。原作に非常に忠実なアニメ化でしたね。
 冒頭、劇中アニメ、川口たろう原作の『超ヒーロー伝説』のオープニングが放映されていたときは、力はいってるなーと思いましたね。川口たろう以外の製作スタッフが、『バクマン。』製作スタッフの名前のもじりになっていることに気づいたときには笑えました。吉田王令子って誰なんだよ!?

 話が原作に忠実に展開しているため、意外性に乏しい嫌いはありますが、その分安定感はあります。原作の展開を無視してオリジナルストーリーに走るということもなさそうですしね。
 あと、ちょっと気になったのはサイコーがシュージンの誘いを断るときの「だが断る!」。ポーズも何もなかったのですが、このシーンの元ネタは『ジョジョの奇妙な冒険』の岸部露伴ですので、ポーズをつけて欲しかった。できればジョジョ立ちと呼ばれる得意げなポーズとともに。

 このアニメ(マンガ)が凄いと思うのは、主人公サイコーの動機付けですね。やる気も道も見失っていたサイコーが、好きな子の前で「アニメになったらヒロインの声を当ててください」「夢がかなったら結婚してください」とテンパッて言ってしまうこと。マンガ道は一生続いていく終わりないものですが、目に見える目標を立てていくことでサイコーにも視聴者(読者)にもこの話の到達点を示している。
 もっともそのおかげで、原作の二人のマンガ道は波乱万丈の展開を歩んでいるわけだが。

 それでは、これからもよろしくお願いします。

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