魔法先生ネギま! もうひとつの世界 第4話 「父の道か、師の道か!?」 (08/20)
ODA第2期第4話の感想です。原作第23巻205時間目から209時間目のアニメ化ですね。
今回のオープニングはネギ+かなかな組(明日菜、木乃香、刹那、のどか)のみなさんでした。
最近になって気づいたけど、OAD版は第1期のころから話数ごとに監督を変えてきているんですね。ずっと新房昭之が総監督を務めているのは変わりませんが、第2期第1話と第2話の監督が静野孔文だったのに対し、第3話と今回の第4話の監督がところともかず。前回私が演出が変わったと感じたのは、決して気のせいじゃなかったんだ。
初回の感想としては、ODAの一応の完結巻きですので無難にまとめたという印象です。前回みたいにシャフト色を前面に押し出すというわけでもなく、この「原作をアニメ化したらこうなる」を見せてもらったということですね。その分意外性はありませんでしたが。
さて、原作1巻の半分を30分の尺に収めたため、いろいろイベントが省略されています。個人的には、203話の「イヤな顔をしてパンチを打つ」特訓、204話のラカンが闇の魔法を実演してみせるシーンは是非見たかったので残念です。あれがないとなんでラカンが今回包帯姿になっているのか、あとなぜいきなり今回冒頭で「光の道か、闇の道か」という問いかけが行われたのか分からないでしょう。父親・ナギの進んだパーティプレイを「光の道」、師匠・エヴァが進んだチートプレイを「闇の道」と例えた話があったんですよ。
もっとも、このOADを購入する層はほとんどがネギま!の原作ファンだと思いますので、多少話が飛んでいたところで問題はないかもしれませんが。原作ファンに甘えたつくりはしてほしくない。
ネギが闇の魔法(マギア・エレベア)を習得している間にも、木乃香、楓と明日菜、刹那が再開したり、冒険者(トレジャーハンター)のグループに入ったのどかが活躍したり、声(中の人)が変わった古菲がさよと再会したりと、サイドストーリーが描かれていきます。魔法世界編冒頭でフェイトにバラバラにされたわけだから、どうしてもそこら辺の描写は必要ですよね。
エヴァの人造霊に取り込まれ、幻想空間(ファンタズマゴリア)でエヴァにいたぶられるネギ。闇とは何かの問いかけの答えに気づかないと、精神の死が待っている……らしい。幻想空間でダメージを受けるたびに現実の肉体のほうも血を吐いたりするため、千雨が二昼夜寝ずに看病します。原作読んでたころからそうでしたが、もう千雨ちゃんこの頃からメインヒロインですね。本来のヒロインである明日菜がずっと離れ離れでしたからね。まあコメンタリーにもあったとおり、明日菜は明日菜でまた別の問題を抱えてますからね。
そしてお約束どおりギリギリで目覚めたネギ。闇の魔法の源泉とは、善も悪も強さも弱さも、すべてをありのままに受け入れ飲み込む力のことでした。
──これもコメンタリーにあったけど、あらためて考えてみても10歳の少年に対して問いかける問答じゃないよなー。こんな難問に答えることができるネギくんも大概天才児ですが。
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