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2010年5月15日 (土)

魔法先生ネギま! もうひとつの世界 第3話 「新・師弟コンビ誕生」 (05/17)

 OVA第2期第3話の感想です。原作でいうところの22巻196時間目から202時間目ですね。
 もちろんこれだけの長さを収録する尺はないわけでずいぶんカットされています。というか、原作193時間目から195時間目の部分はほとんどカットされているので、夏美たち3人が債務奴隷とされた経緯は省略されているわけで、話が飛んでしましましたね。

 さて、今回は確かに原作に忠実な展開なのですが、これはまたずいぶんシャフト色を全面に出してきたなあという印象を受けました。
 もともとシャフトは色コマを使った特徴のあるカット切り替えをよく使いますし、実際戦闘シーンなんかで多用してきましたが、今回は前半カゲタロウのとの戦闘シーンで全くタッチを変えてしまうという演出を使ってきました。しかもそれは、アニメ第2期「ネギま!?」でも多用したゴシックホラー的な描画。これは、原作に忠実なアニメ化をするというOADシリーズコンセプトからするとギリギリのところですよね。

 もともとこのシーンは、普段は戦うことを忌避してきたネギが躊躇なく自分の命を狙ってくる真の強敵を前に、逆に戦うことの楽しみを得るという今までの価値観が変わる大切なシーン。あのネギが自分の右腕を切り落とされてもなお戦い続けるという今までの描写からすれば考えられないシーンも入っています。それを強調するためにはそういう演出も必要なのでしょう。普段のネギま!とも原作のネギま!とも違う時間が流れていることがはっきりと分かります。賛否は分かれると思いますが、私はこれもありだと思いますね。

 中盤は打って変わってのコミカルシーン。コメンタリーにもあったけど、木乃香のことで取り乱す刹那の演技は、あれでも大人しいバージョンだったらしい。すると激しいバージョンでは……? ああ、小林ゆう画伯がスタジオで絶叫している光景が目に浮かぶ様だ。いや、確かに刹那はもともと引っ込み思案なキャラクターだったけどさ。
 そして朝倉が大人ネギとのパクティオー=キスの思い出を語るシーン。こういう悪乗りは朝倉らしくて見ていて楽しかった。
 そして今回、アキラと夏美の出番はここだけでした。二人なんかまだ良い方だよ。亜子なんかナギ(ネギ)に想いを寄せる役どころなのに出番全然なかったんだぜ。

 そして後半はラカン無双。覇王炎熱轟竜咆哮爆烈閃光魔神斬空羅漢拳から始まってエターナル・ネギ・フォーエバーに始まるラカン思いつきの必殺技とか、かかって来いと言いながらイテーなと殴り飛ばす無法ぶりやらがバカっぽくて良かった。千雨あんなのと付き合ってはいけませんレベルですね。

 今回もなかなかおもしろかったですね。
 今回はネギと小太郎が大人バージョン、千雨と茶々丸、朝倉が子供バージョンということで、声を変えてきました。ネギと小太郎の方は頑張っているのはわかるけど、やっぱり女が男声を出すというのは少し苦しいかなという印象。声質にもよりますけど、あまり変わっていない印象を受けました。
 その一方で千雨たちの子供声はなかなか上手かったですね。特に千雨は、普段の乱暴な叫び声ともちうのときのだっぴょ~ん声とも違う軽い声に違和感があって、逆に新鮮で良かったです。

 最後に、赤松先生。相沢舞のメイド服姿見れなくて残念でしたね。というか本当にDVD特典としてその映像をつけて欲しい。

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