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2009年5月23日 (土)

涼宮ハルヒの憂鬱(新) 第8話 「笹の葉ラプソディ」 (5/22)

 キタ━━━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━━━ッ!!

 いやあ、「涼宮ハルヒの憂鬱」改めて放送という時点から、第8話がこの話になるのではないかという予想はありました。ありましたが、やっぱり本当にこの話が来ると嬉しいですね。第1期では省略されたエピソードだけに、見れて嬉しかったです。
 最初画面を見たときは、絵柄にちょっと違和感を感じました。いや、同じ作画なんですしキャラクターデザインも変わっていないんですけど、やはり第1期から3年近く立っているだけに微妙に描き方が変わっているという印象を受けたんですよ。
 それでも話を見ていくうちに違和感も取れていって、ああ、京都アニメーションは相変わらずレベル高いなあということで。
 OPはなし。EDは「止マレ」で、第1期のハルヒダンス「ハレ晴れユカイ」に比べるとインパクトに欠けましたが、京都アニメーションらしく作画演出レベルがむやみやたらに凝ってました。新EDはSOS団のプロモーションムービーと言えるものになってますね。
 あと、ハルヒの役職が超監督から「団長」に代わり、本来の監督が「団長代理」や「団長補佐」になっているのにも笑いましたね。

 話は七夕の願い事から始まって、キョンが朝比奈みくるの頼みで3年前の七夕に行って、涼宮ハルヒの校庭ラクガキ事件を手伝わされることになるというもの。この校庭のラクガキ模様は、第1話に出てきた新聞の地方欄の写真のものと(当然ながら)全く同じものでしたね。
 七夕の願い事はそれぞれ特徴のあるものでした。
 みくるの神社の絵馬のようなお願い事やら、有希の明朝体で書かれた二次熟語、意外にも乱暴な筆記だった小泉やらキョンの俗物的な願いごとはともかく、ハルヒの願い事は危ないのではないだろうか。16年後か25年後かは分からないが、ハルヒが願うと本当に地球の自転が逆回転になったり天動説的な世界になってしまったりしてしまったりして。

 大人版のみくるは高校生のみくるに対して何も知らせずに指示を与えているだけという状況ですが、これは未来人にとって「既に起こってしまったこと」を帰るのは禁則事項に該当するからでしょう。過去のみくるが大人の自分にあったことがないから会うわけには行かないということというのが理由の1つ。そしてもう一つは、未来人の計画内容を知らせることによって、みくるの言動が過去の世界の住人であるキョンたちにおかしな影響を与える可能性があること。だからみくるには、何も知らされていないのでしょうねえ。
 しかしそれは、キョンにしてみれば未来人が高校生のみくるを道化にしているように見えます。その辺の不信感が強く出たのが「涼宮ハルヒの陰謀」なのですが、ここまでいくことはないでしょうねえ。

 さて、最後にキョンが感じた疑問点について。
 キョンが言うには、みくるのいう時間移動の概念によると、時間は無数の不連続な時間平面の繋がりであり、つまり時間にはこれ以上分割できない最小単位があるということになる。そして時間移動による未来人の介入は、その時間平面に書かれたラクガキのようなもの。アニメの1コマのラクガキが後のコマに影響を与えないように、未来人による時間移動はその後の歴史に影響を与えないことになる。
 ところが実際には、キョンが要らない知恵を過去のハルヒに与えたことでハルヒは北高に入学してきたり宇宙人未来人超能力者を集めたりしたらしい。しかも有希による3年後への移動は未来人のTPDDによる移動とは違って、3年前の過去から現在への時間停止、すなわち、3年前の過去が影響を及ぼした現在への移動ということになる。するとタイムパラドックスが発生していてもおかしくないはずなのに、それが過去への出発前の現在と寸分変わらないように見える、それどころか元々の現在が既に3年前の出来事の影響を受けているのはおかしいということ。

 「無矛盾な公理的集合論は自己そのものの無矛盾を証明できないから」

 という有希の説明は、数学の世界で有名なゲーデルの不完全性定理のことですね。一般的に「数学的に証明された」ことについては、議論の余地無く正しい。だからヒルベルトは、論理を積み重ねることで数学そのものの無矛盾制を証明して真理に到達しようと、ヒルベルト・プログラムを立ち上げた。ところがゲーテルは、矛盾のない公理系がそれ自身を無矛盾であることは証明できない(大意)ことを数学的に証明してしまった。これはいくら論理を積み重ねても、真理には到達できないということ。
 つまり有希が言ってるのは、時間に対する概念は未来人の言ってることは必ずしも正しいとは限らないということになります。
 逆に小泉が言っている「チェスのキングを盤面から逃がす」というのは、ルール内では出来ないことでもそのルールを拡張すれば出来ることがあるということ。不完全性定理が示している「公理系がそれ自身を無矛盾であることは証明できない」のはあくまでそれ自身のことだから、より大きな公理系に拡張することで元の公理系の無矛盾を証明することは可能であるといってるわけですね。

 まあ、難しいことばかり書きましたが、作中の時間の概念はそれぞれの立場によっていろいろあると思えば良いでしょう。

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