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2009年5月 6日 (水)

涼宮ハルヒの憂鬱(新) 第5話 「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅴ」 (5/5)

 憂鬱編第5話です。
 うちの実家のテレビは現住所とは違うエリアにあるため、アニメの放送もずれてたりするわけですが、「涼宮ハルヒの憂鬱」は1週遅れで確認することができました。
 作中小泉が述べている人間原理というのは、宇宙が存在する可能性を人間の存在そのものに求める原理のことです。ぶっちゃけて言えば、宇宙が人類の存在に適したあり方でありうるためには、それこそ気の遠くなるような確率の上でしかありえない。それでも、地球上に人類が存在している以上、それはこの宇宙が人類の生存に適したあり方をたどった可能性の末の世界だからだ、という原因と結果を逆転させたような理論ですね。私自身、この理論を初めて知ったときにはその主客転倒した説明に当惑したものですが、これを知っているということは原作者の谷川流先生がそうとうSFに詳しいことが伺われます。
 ちなみに今の私はこの人間原理というのはあり得ると考えています。人類の発生が気の遠くなるような確率の末でしか生じないのなら、実際にこの世界には気の遠くなるような数の宇宙が誕生しており、私たち人類の存在する宇宙はそのうちの1つに過ぎないと考えればすむだけの話ですから。
 そしてハルヒ、彼女が奇矯な振る舞いをしているのは、自分自身がその他大勢の一人にすぎないことを知ったからでした。それは第1話冒頭におけるキョンのモノローグを髣髴とさせますね。ある意味、ハルヒとキョンは似たもの同士なのでしょう。

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