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2009年3月

2009年3月31日 (火)

[日記] 春期のアニメは・・・

 冬期のアニメが次々と終わって春期のアニメのチェックを始めているのですが、なかなか興味を引くような作品がないです。普段はこれだけは外せないという作品が数作はあって、感想書きを絞るのに苦労しているというのに。
 もともと、私のアニメ感想は週1本から2本でした。アニメのメモ帳やBLOGにしてから複数本を上げるようになりましたが、今度はそれが負担になってしまったためまた週2本に戻した経験があります。だから興味を引くようなアニメがないなら書かないという手もあるのですが。


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2009年3月29日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #25 「再生」 (3/29)

 純粋種となった刹那と、人類の上に立つリボンズの対決。
 ……リボンズの搭乗した赤いモビルスーツ、前回あれはガンキャノンか!? と書いたら、正式名称がリボンズ・キャノンで笑ってしまった。すまん。しかしそのモビルスーツが変形・前後反転して、ガンダムタイプに変わったのには二重に驚いた。しかもそれが擬似太陽炉を2基搭載した、ツィンドライブシステムを搭載しているわけですから。いや、ナドレとかセラフィムとか多重変形構造を持ったガンダムは既に登場していたのだから、驚くのも今更なのですね。
 生き残りの2人のイノベイター、ヒリングとリヴァイヴはぞれぞれ、アレルヤとライルに倒されました。とはいえアリオスとケルディムも大破して戦闘続行は不可能になったわけだから、事実上は相打ちですね。
 ボロボロになりつつも00の肩から太陽炉を一基強奪したリボンズは、0ガンダムを発見して未だ戦えると喜ぶ。0ガンダムの動力炉に太陽炉を搭載して乗り込んだわけです。そして刹那は刹那でエクシアを発見して、もう一つの太陽炉をエクシアに搭載する。0ガンダム対エクシアというまるで夢のような対戦が実現しました。というかこの状況に持ってくるためにツィンドライブを考えたのではないかと思えるぐらいです。なかなか凄いですね。
 そして刹那とリボンズ、ガンダム対ガンダムの一騎打ちで、刹那はリボンズを打ち破ります。

 エンディングですが、その後のみんなのあり方が描かれましたね。
 マリナ姫は再建されたアザディスタン王国のもとで、この小さな平和を世界に広げようと決意を新たにします。
 ルイスは沙慈と暮らすようになり、かつて自分を苦しめていた細胞異常も収まったようです。そしてかつては世界のことについて無関心だった彼女は、沙慈とともに世界平和のことについて考える思慮深い女性に変化を遂げていました。
 新連邦政府には新大統領が就任し、その議会にはカタロンの人々も参加するようになりました。ただちょっと気になったのは、新連邦議会の議員の一人に、アニューそっくりなのが一人(メガネを掛けてたのが)いたのですが。彼女はイノベイターなのでそっくりな人間がいても不思議ではないのですが、もし相だとしたら一人でシリアスぶっているライルが可愛そうな気がする。
 アンドレイは父親と母親の意思を継いで、市民を守るために軍人として生きる決意を固めます。アロウズは無くなったから新連邦軍の軍服ですが。
 そしてカティ・マネキンはパトリック・コーラサワーと結婚式をあげる。意外にもダブルオーで一番幸せになったのは彼女たち2人ではないでしょうか。切れ者の印象がある彼女がパトリックのようなコミカルな人間と結婚するとは、実は意外と情にほだされるタイプの人間だったのかもしれません。
 スメラギ(クジョウ)と和解したビリー・カタギリは、そのまま研究者職に戻る。その後ろには、グラハム・エーカーが。
 そしてライル・ロックオンは、家族(ニール含む)とアニューの墓前の前に、これからもソレスタルビーイングの一員として戦うことを誓う。
 アレルヤ・ハプティズムとマリー・パーファシーは、地上に降りてともに二人だけの旅を迎えました。
 ティエリア・アーデはヴェーダの一部として、人類の行く末を見守る決意をします。
 そしてソレスタルビーイングは、刹那やライル、スメラギたちはプトレマイオスに乗って、これからも世界の変革を見守る決意をかためます。

 半年間、ありがとうございました。

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2009年3月27日 (金)

とらドラ! 第25話[最終回] 「とらドラ!」 (03/27)

 『とらドラ!』、今回で最終回です。
 嘘の事故電話で泰子を実家におびき出し、実家の両親(竜児の祖父母)と仲直りさせる竜児と大河。前回のラストで竜児が祖父母に頼んだのは、母親と両親を仲直りさせるためだったのか。

 竜児の父親が泰子と入籍してなくて、他に女を作って逃げたという設定は初耳。しかしそれでも、そんな私生児の竜児を真っ当な人間に育てたのは間違いなく母親である泰子の功績でしょう。その泰子も実家の両親の前では小さな子供でした(いや、もともと子供っぽい人だったけどさ)。

 そして、どうして竜児がこんな世話を焼いたかというと、駆け落ちではなく自分たちの結婚をみんなに祝福してもらいたかったから。みんなと一緒に幸せになった方がいいに決まっている。そういう風にさらっと考えることができるのが竜児の強みでしょうね。そして大河が、それに感化されたのか一人で実家に帰ってしまう。

 最初、この大河の突然の帰郷──しかも竜児にも言わないで去っていった展開には急すぎてついていけませんでした。しかしこうして文章を書いてみると、大河の突然の帰郷が竜児に感化されたものだったということが良く分かります。竜児が大河の両親にも祝福されてうまくやっていきたいと言ったからこそ、大河は折り合いの悪い母親とその新しい家族とも向き合っていこうと考えることができたわけです。そして自分の両親とも……父親は行方不明だから母親だけでも、仲を取り戻そうとしたのでしょう。

 いきなり転校して別れた大河に、クラスメートたちは全員携帯電話でメール攻勢。このあたりいまどきの恋愛ものだなあ。ケータイもってクラスメートと連絡をいつも取り合っているという高校生活というのは、私の頃からは考えられない。そしてそれに対する大河の返答は、夜空に移る1つの星でした。実乃梨はそれを、希望と読み解きます。そして、クラス全員でクリスマスツリーのガラスの星を撮って返そうということになり集合写真で……相変わらずフリーダムなクラスだな、ここは。

 そして1年後の卒業式。校舎を見上げた竜児が見つけたものは……

 釘宮理恵はツンデレ役に非常に定評があるのですが、大河役も含めてその一見乱暴な性格の裏に繊細な心が隠されている役どころが多い。本当は愛されたがっているのに、それを失うのが怖くて過剰に自己防衛をしている姿ですね。そういえば「マリ見て」の松平瞳子もそういう役どころでした。さすがは本年度の主演女優賞(声優アワード)ですね。

 半年間、ありがとうございました。

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2009年3月26日 (木)

マリア様がみてる 4thシーズン 第12話 「クリスクロス (L'entrecroisé)」 (3/25)

 原作第26巻『クリスクロス』収録の同名長編「クリスクロス」のほぼ全パートにおけるアニメ化です。「ほぼ」と書いたのは、最後の4ページ分だけ次回に回されたから。

 それで、初見での感想を一言でいうと──よくこの話を30分にまとめたなあということ。この時期の原作小説は話が遅々として進まず、文庫本1冊に話を膨らませるためにサイドストーリーを挿入していたことが多く、そういう不要不急なエピソードを削ることで、文庫本1冊分の内容ををアニメ30分(実際には24分半。そのうちOPとEDがそれぞれ1分半でさらに次回予告もあるから実質21分)に収めることが出来たわけです。
 しかしそれにしても、削られたエピソードがあるから尺に収めることが出来たわけです。しかし『クリスクロス』では原作134ページ分の内容を過不足なく伝えている。残り41ページ分の「地図散歩」がなくなったとはいえ、エピソードの取捨選択が巧いなあと思いました。

 さて、前回のラストで瞳子の窮地を救った乃梨子ですが、その瞳子はまた以前と同様の振る舞いに戻ってしまいました。しかし今まで「乃梨子さん」だった瞳子からの呼称が、あの件以来「乃梨子」に変わりましたね。原作のこのシーンは乃梨子視点だったので地の文が解説してくれたのですが、アニメでは解説なしのスルーだったので分かりづらかったかも。

 祐巳と祥子が姉妹でチョコレート交換する。その後で白薔薇姉妹の蜜月空間に出くわしてあわてる祐巳ですが、その光景と自分たちの姿を思い返して一人でテンパります。もともと百面相といわれるほど感情が顔に出やすい祐巳ですが、ここまでコミカルに描かれたシーンはアニメでも珍しいですね。

 祥子と瞳子の対峙のシーンはなかなか迫力がありました。祐巳の前にいると怖いと祥子は言いますが、それを自覚してそれでも好きだから一緒にいると宣言するシーンは凄かったですね。ただ動きがないのが気になった……
 それと社会化準備室で白地図を探す瞳子の前に乃梨子が表れ、祐巳はもっと器の大きい人間だと諭すシーンも良かったです。友達だから言いたくないことも言うという乃梨子でした。
 両者とも祐巳と瞳子の関係を心配して、それぞれのやり方で瞳子に活を入れたのでしょう。特に祥子は、祐巳がしばらく距離を置くことにしたと聞いていながら、それでも祐巳が選んだ相手としての瞳子に激をいれるところなんて、やはり気になったのでしょうね。

 そしてその周囲の人間たちの気遣いに囲まれた瞳子は、宝探しゲームの終盤に、薔薇の館の祐巳のところまで駆け出していきます……

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2009年3月22日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #24 「BEYOND」 (3/22)

 刹那、真のイノベイダーに覚醒。GN粒子による脳量子派の攪乱と、ヴェーダに同化したティエリアのトライアルシステムの作動により、戦況が一転します。

 ティエリアによれば、自分たちは人類をイノベイダーに導くために人工的に作られた、いわばイノベイドに過ぎないそうだが、しかしリボンズはそれを認めず、ティエリアを撃つ。肉体は死亡するティエリアだが、リジェネと一体化した彼はヴェーダとの同期を果たす。
 ……そういえば、ティエリアとリジェネはイノベイダーとしては同じタイプでしたよね。リヴァイヴとアニューの例を見ても分かるとおり、同タイプのイノベイダーには特別な繋がりがあった訳ですが、アレが伏線になってたのか。ただ、人間側についたティエリアと、リボンズに成り代わろうとしたリジェネとは元々立ち位置が異なるので、ここで二人が協同するというのには戸惑いましたが。

 救出したルイスを沙慈にまかせて、トランザムシステムを起動する刹那。追い詰められた仲間たちの声を聞き、トランザムのGN粒子で敵母船基地を覆いつくしてしまう。00のトランザムはもともと人間どうしの心をつなぐ(?)作用があるため、ところどころで戦況が一変する。

 ルイスを連れて安全な場所に避難した沙慈ですが、ルイスは沙慈をも殺そうとし、また発作も起きる。私はこれは、イノベイダーと化す事でリボンズに操られていたのではないかと思いました。その後の発作はルイスがそれに抵抗していたのではないかと。それが00のGN粒子によって沙慈と心が繋がることにより、本来のルイスに戻り沙慈の腕の中に抱えられました。

 スメラギ(クジョウ)とビリー・カタギリの対峙は、スメラギが相手の好意に甘えていたことを告白し、イノベイダーによる人類の統一を唱えていたビリーが、実はそれはクジョウへの嫉妬に過ぎなかったことを理解する。

 GNアーチャーを破壊されたソーマ・ピーリスはマリーの人格に戻り、アンドレイと意思の疎通を行う。セルゲイを殺した事実を尋ね、何も言ってくれなかった、言わなきゃ分からないと叫ぶアンドレイに、あなたは分かろうとしたのとマリーは諭します。

 サーシェスと対峙したライル(ロックオン)は、アニューの声を思い出して一度銃を下げますが、それを隙とみたサーシェスが振り向きざま銃を撃つ瞬間に殺してしまう。純粋に戦争という行為が好きだったアリー・アル・サーシェスですが、これで死亡確定……ですよね?

 そしてティエリアは、ヴェーダと同化してセラフィムガンダムを遠隔操作してトライアルシステムを発動し、全てのイノベイダー側のモビルスーツを停止させる。……ヴェーダからあっさりと機関が止められてしまったということは、イノベイダー側のモビルスーツはヴェーダにリンクしており、それが乗っ取られることは想定していなかったのですね。そしてナドレの後継機であるセラフィムにトライアルシステムが積み込まれていたことは、ソレスタルビーイング側はヴェーダの奪還を想定していたということですね(ヴェーダにリンクしていないトライアルシステムは無用の長物)。

 そしてティエリアが明かすイオリア計画の全貌。それは、人類が争いを抱えたまま外宇宙に飛び出すことを防ぐため。人類の抗争を外宇宙にまで持ち出さないため。恒久的世界平和の達成はそのために行われるのだと。確かに、歴代のガンダムシリーズの舞台は全て地球から月軌道の間で起こっているので、外宇宙の概念がほとんどありませんでした。敢えて言うならターンエーで、かつてのコロニーが外宇宙に向けて旅立ったという描写があったことと、SEEDで外宇宙から謎の化石が入り込んできたことぐらいか。そしてリボンズが言ってた「来るべき対話」とは、人類の外宇宙への進出に向けての話だったんですね。

 ただ、最後の最後で大型のモビルアーマーに搭乗したリボンズが現れます。リボンズの優位は全てヴェーダを管理下に置いていることにあるので、まさかヴェーダの管理下にないモビルアーマーを切り札に用意していたとは思わなかった。そしてそのモビルアーマーは、デザイン的にはファーストのガンキャノンに似てるかなと思いました。

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2009年3月20日 (金)

とらドラ! 第24話 「告白」

 前回からの大河と実乃梨の大喧嘩もそうですが、今回は竜児と泰子、大河と大河母が親子喧嘩。竜児と泰子はお互いを思いやる親子関係だったし、大河と大河母はいつまでも実家から帰ってこなかった仲の良い親子のはずでしたから、このダブル親子喧嘩は異常。つまり、普段の親子関係を維持できないほどに両者とも追い詰められていたということ。

 お互いを思いやるあまり遠慮しあっていた大河と実乃梨のときもそうでしたが、竜児と泰子の方もやはりお互いがいい子供、いい母親を演じることで家族関係を維持してきた仮面家族という側面があったのかもしれません。おそらく、竜児は今まで母親と喧嘩するような、いわゆる反抗期らしい反抗期を迎えたことが無かったのでしょう。だから、ここまで追い詰められなければ自分の本音に気づくことも無かった。
 しかし、竜児のために身を粉にして働く泰子を指して、「学業を疎かにして自分の好きなように生きてきた」とはよく言ったものだ。確かに泰子は、ヤクザのような男に引っかかって捨てられた挙句、学のない女手一つで子供を育てるために水商売を務めてきた。いい母親には違いないのですが……そういう見方もあったのか! と逆に驚きました。泰子は自分が出来なかったことを竜児に押し付けているだけだと。

 大河の方は、これは大河の意地なのだそうです。事業に失敗した大河父が失踪(義理の母の夕はどうした?)して、迎えにきた大河母なのだけど、既に再婚して子供も身ごもっている母親の家庭に入り込んで肩身の狭い思いをしたくない。

 そんな、自分の居場所を失った二人が出した結論は「駆け落ち」でした。うわ、なんて古臭い! と思ったけど、恋人同士が揃って家出することは、確かに「駆け落ち」としか言いようがない。そして、その二人の駆け落ちを助けるために、実乃梨は今までのバイト代を、亜美は別荘の鍵を、そして祐作はお米券を提供する。祐作だけがなんというか彼らしい間の抜け方ですが。
 そして駆け落ちの前にアパートにいったん帰る竜児ですが、そこには泰子のメモが。またも泰子が逃げ出したと毒づく竜児でした。

 駆け落ちで向かう最初の訪問先に、泰子の実家の高須家へと向かう。祖母は確かに泰子に似た雰囲気だったが、祖父の目つきが竜児そっくりだったのには笑った。私はてっきりあの目つきの悪さはヤクザな父親譲りだとおもっていたので。そして、祖父母と対面した竜児は二人に頼みごとをするが……

 ラブコメはラブコメなんだけれど、「とらドラ!」は恋愛関係に容赦のない部分をよく入れますね。私はこれを見て、「めぞん一刻」を連想しました。あれも基本はコメディタッチなんだけど、恋愛に対するドロドロした部分も容赦なく描き、落とすときにはとことんまで落としてから救い上げるという展開を見せましたので。

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2009年3月19日 (木)

マリア様がみてる 4thシーズン 第11話 「ハートの鍵穴 (La serrure du cœur)」 (3/18)

 原作第25巻『大きな扉 小さな鍵』収録の中編「ハートの鍵穴」のアニメ化です。サブタイトルからして前回の「キーホルダー」と対になっており、前回からの続編であることが分かるようになってますね。
 今回は瞳子視点で話が進められており、ここ数回(というか3rdシーズンから4thシーズンにかけて)における瞳子側からのネタ晴らしの回でもありましたね。実は瞳子は松平の両親の実の子供ではないというお話でした。

 別に実の子供ではないからといって家族になれないわけではありませんが、瞳子の場合「ギブ&テイク」とか貸し借りとかに凄くこだわっている。これは、自己評価の低い人間が陥りがちな心理構造であって、素のままの自分では人から嫌われるのではないかという不安が根底にあります。典型的な自分が嫌いなタイプですね。だから登場当初は(女優なみの演技能力で)「人づきあいの良い世話好きな瞳子さん」を演じてきた。

 ところが祐巳と知り合って付き合っていくうちに、祐巳が自分の胸のうちにどんどん入り込んでいく。そうなると瞳子としては、そういう親しい人間に自分の本性を知られることを恐れてしまうわけです。なぜなら、自分が嫌いな瞳子にとっては、自分の本当の姿を知られることは相手からも嫌われることを意味しているから。今の瞳子はクラスメートとの友達づきあいも自分から絶ってしまうほど孤立していますが、それは「人づきあいの良い世話好きな瞳子さん」を演じる余裕がなくなっているからなのです。

 余裕がないから、柏木優や祐巳の言葉を深読みして、そこに底意があるように思い込んでしまう。瞳子は頭の良い子だから祥子の言葉で誤解だと気づいたけど、もっと重症になると祥子の言葉すら信じられなくなってしまっていたでしょう。今の瞳子に必要なのは自分を無条件で受け入れてくれる存在なのです。祐巳はいつも瞳子に手を差し伸べてくれていたけど、その手を瞳子ははねつけてしまった。だから、最後の最後に乃梨子が手を差し伸べてくれたことは、瞳子にとっては最後の救いになったわけなのですね。

 物語を盛り上げるには、一度とことんまで落とす必要がある。今回の瞳子はどん底まで落とされてしまいましたね。

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2009年3月15日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #23 「命の華」 (3/15)

 リジェネが倒したリボンズですが、やはり代替ボディを用意していました。本人曰く、意識はヴェーダと同期しているから、肉体は入れ物に過ぎないと。そしてサーシェスに倒されてしまいます。

 正面にソレスタルビーイングとカタロン軍、背面にはカテキン率いる正規軍クーデター派に挟まれて、アロウズは旗色が悪い。しかしそこに、リボンズが放つ大規模ビーム砲が。太陽光発電システムを運用したメメント・モリとは違って、無数のGNドライブをカートリッジのように使うことで連射を可能にしたようです。アロウズごと殲滅させてしまったのは、用なしになったらすぐに使い捨てるリボンズらしいといえばらしいです。

 正体を現したイノベイターの大型母艦。最後の敵が超大型母艦というのは宇宙戦艦ヤマト2の超巨大戦艦を思い出しますが、第1シーズンのラスボス、アレハンドロもGNドライブを12基使用した超大型モビルアーマーを切り札にしていたので、大艦巨砲主義なのは00シリーズの伝統なのでしょう。

 GNドライブでトランザムを使用したモビルスーツを特攻兵器として使用するというのはあまりにも贅沢な使い方ですが。もしかして、前回登場した大勢のイノベイターたちはみんなあの特攻兵器のパイロットなのでしょうか。自分を全ての生命の上位種と位置づけているリボンズなら、イノベイターを大量生産して使いつぶすということをやってもおかしくないか。

 さて、ソーマ・ピーリスことマリーのGNアーチャーがエネルギー切れを突かれて撃墜されました。GNコンデンサーで一時的にチャージしたエネルギーで戦っているわけだから、こういう激しい戦闘時には消費が激しいのでしょう。アレルヤがアリオスとの合体(でチャージすること)を言ってたけど、アーチャーとの合体は飛行形態にならないとダメなので、この状況では難しいのでしょう。

 不死身のコーラサワーことパトリック・コーラサワーが、カティ・マネキンを守るために撃墜される。爆発の直前、大好きですと告白したわけですが、本人に届いたのかは不明。もともとムードメーカーにしてトラブルメーカーの要素が強かった彼ですが、あれで実は生きていたというエピローグしか思いつかないのは彼の人徳というべきでしょうか。

 さらに、敵母艦に強制着艦したプトレマイオス2にオートマトンが侵入します。武器を取って迎撃にでるスメラギの前に、オートマトンごと乗り込んできたビリー・カタギリが対峙する。特攻兵器にすぎないモビルスーツにGNドライブとトランザムシステムを組み込んだり、オートマトンごとプトレマイオス2に乗り込んできたりと嫉妬の鬼と化したビリー・カタギリは恐ろしいですね。

 刹那と沙慈が操るダブルオーライザーの前に、ルイスの機体レグナントが登場。ライルの前には兄の仇であるサーシェスが。そしてヴェーダに向かうリボンズを追って、ティエリアが表れます。みんな、それぞれに因縁のある相手を迎えて、どうなるのでしょうか。

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2009年3月13日 (金)

とらドラ! 第23話 「進むべき道」 (3/11)

 冒頭の進路相談。竜児は就職希望。大河は進路希望調査を未記入。竜児は家庭の事情ゆえですが、大河の理由がふるっている。金持ちだから一生働かなくても生きていけると。

 大河はもしかして、典型的な「自分が嫌いなタイプ」でしょうか。大河が日ごろ不機嫌なのも、自分のやることなすことが自分自身で気に入らないから。おそらく大河は、自己評価が恐ろしく低いタイプのキャラなのでしょうね。自分で自分を肯定できないから、ツンケンとした態度になる。

 亜美は来年も学校にいるかどうか分からない(から学校指定の制服のモデルはやりたくない)という。竜児はなぜかと尋ねるけど、みんな亜美が好きだという竜児の台詞に亜美は……そういえば、当初亜美は、みんなに好かれるブリっ子キャラを演じてましたね。亜美自身も、自分が一番欲しいものが分かってなかったということか。

 泰子が過労で倒れてしまう。これは明らかにバイトとお店の掛け持ちが大変なのでしょうが、その理由は竜児を大学に行かせるため。自分自身のために母親が倒れたことで、問題が山積していた竜児は大河の前で失態を見せてしまう。あのシーンは明らかに竜児は涙を流してました。大河の前で涙を流すなんて、竜児にとってはあるまじき失態でしょう。

 そして泰子の代わりに、竜児と大河はケーキ屋でバレンタインデー・セールのバイトを行う。最初は二人とも無愛想だったおかげで店長からも睨まれたが、リーサルウェポン(笑)のバカチーこと亜美を召喚したことで売れまくります。もっともこれは、後の竜児と亜美の会話のための展開でもありますけど。

 そして大河が手作りチョコを、亜美、実乃梨、竜児、祐作の4人に渡す。その際、大河が「祐作が助けてくれた」と言ったおかげで実乃梨が暴発し、それに大河が反発して…… 実乃梨の普段の態度が演技だというのは分かっていたのですが、ここ数回のいざというときの暴発のシーンはやっぱり凄いなー。あれが実乃梨の本性なのだろうか。だとすれば、亜美以上の役者ということになるが。
 それと大河、お前は本当に天然だったのか。ダンボールに入っていた髪留めの意味に気づいていたら、祐作の前であんな地雷に等しい台詞は言えないぞ。

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2009年3月12日 (木)

マリア様がみてる 4thシーズン 第10話 「キーホルダー (Le porte-cref)」 (3/4)

 原作第25巻『大きな扉 小さな鍵』収録の中編「キーホルダー」のアニメ化。祐巳が話の中心にいるのに、珍しく祐巳視点ではないお話です。この話を見ただけではどこがキーホルダーなんだとサブタイトルに偽りアリと言いたいのですが。

 新聞部が今年も持ってきたバレンタインデーの宝探し企画。ブゥトン=次期薔薇さまのカードを探せ! ですが、これは山百合会が全校生徒のあこがれであり、アイドルであるからこそ成り立つ企画ですね。山百合会が一般生徒にとって高嶺の花であり、気軽に接することができないからこそ、一般生徒たちが競って宝探しをするわけです。
 だから水野蓉子さまが目指した開かれた山百合会というのは実は諸刃の剣。薔薇の館の敷居が低くなって、一般生徒たちが気軽に訪れるようになったら、わざわざ宝探しゲームで半日デート権を獲得してまで薔薇さまと知り合おうとする必然性が薄れるじゃないですか。次期薔薇さまたち……現在の二年生はどちらかというと庶民派よりなので、再来年薔薇さまになる1年生の課題は、敷居が下がったことで失われた山百合会の権威を取り戻すことになるのではないかと私は予想しています。
 さて、次期薔薇さま=ブゥトンのカードを探せですが、白薔薇さんちは次期薔薇さまが志摩子、ブゥトンが乃梨子ということでどちらがカードを隠すことになるのかでもめます。でも、志摩子がカードを乃梨子に押し付けようとした理由が「乃梨子のカードを探したかったから」。とっても仲が良すぎますね。

 話が前後しましたが、祥子が帰宅すると、小笠原家に訪問に来ていた柏木優と出会う。二人は土産物の饅頭を食べるために手洗いと称して密談をしますが……お饅頭を食べるために手洗いですか。ウチの実家ではそういうお菓子があると、直ちに食べないと無くなっていたようなところなので……ウチの育ちの悪さがばれてしまった。
 優は祥子に、祐巳と瞳子のことを聞く。瞳子の家出のことを話して、祥子も山百合会選挙のことを話しますが……祥子に祐巳のことを好きと聞かれたときの優の動揺は、明らかに祐巳のことを異性として認識しているという顔ですね。その後の言い訳めいたやりとりもそう。祐巳への「好き」と祥子への「好き」は違うという言葉からも、なかなか複雑な思いがありそうです。でもまあ、当の祐巳は優のことを男として認識していないわけで……

 そして祐巳は、瞳子の件があったにもかかわらず泰然としている。あまりに落ち着きすぎて疑問や不安に思った由乃や乃梨子が聞くと、自分がどうこうしても仕方がないからという祐巳の返事が返ってくる。このあたり、祐巳の成長ぶりが伺えるけど、あまりに成長ぶりが急すぎて周りの人間がついていけないという戸惑いがありますね。だから周りの人間が、祐巳が何を考えているのか分からなくなったと。  祐巳が瞳子のことを大好きだと答えた事に、乃梨子は満足します。
 ロザリオの授与こそ拒否されたけど、すでに山百合会のメンバーは祐巳と瞳子を「姉妹」とみなしている時期です。あとは瞳子次第なのですが……

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2009年3月 8日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #22 「未来のために」 (3/8)

 王留美がもたらしたヴェーダの位置情報に基づいて、ソレスタルビーイング側とアロウズの最終決戦が行われる。
 ──最初、アロウズの指揮官(アーサー・グッドマン)が『アロウズの全兵力を以って』と言ったときには耳を疑いました。戦闘用母艦を一隻しか保有していないソレスタルビーイングに全兵力を傾けるとは、アロウズはそこまで追い込まれていたのか? ってね。

 純粋種として覚醒を果たした刹那には、リボンズも興味を示す。つまりこの決戦は、最初から遺伝子操作でイノベイダーとして生み出されたリボンズと、純粋に人間として覚醒を果たした刹那との決戦ということですね。リボンズの背後にいた無数の兵士たちは、全員リボンズ側のイノベイダーということでしょうか。

 当初アロウズ側はプトレマイオス2を圧倒します。粒子ビームを拡散させるチャフを巻く戦術もたいしたものです。ミサイルのような実体弾はソレスタルビーイング側にとっては数少ない弱点と言っていいですからね。
 ですがそこにカタロン側が応援に駆けつける。さらにマネキンが反アロウズとして立ち上がり、アロウズ軍の後方から攻撃をしかけます。さすがに、メメント・モリによるアフリカタワーへの攻撃において、アロウズはやりすぎたのでしょう。アロウズの傀儡と成り下がった連邦を市民の手に取り戻すために、マネキン部隊は連邦から離反したということですね。

 沙慈は自分の戦いをするために
 ティエリアはイノベーターの支配を打破するために
 アレルヤは自分やソーマのような存在を生み出さない世界を作るために
 ロックオン(ライル)は連邦を打倒する使命のために
 そして刹那は、未来をつかむために
 それぞれの戦いに挑む。

 最後、リボンズ・アルマークがリジェネの銃に倒されてしまいましたが、私はこれでリボンズがいなくなったとは思えない。脳量子波で他のイノベイダーを遠隔操作できるリボンズのことですから、別に自分の身体を用意していて、それに意識を移し変えているのではないでしょうか。その場合、女性体のヒリング・ケアが一番怪しいですが。

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2009年3月 6日 (金)

とらドラ! 第22話 「君のいる景色」 (3/2)

 思いも拠らぬ形で聞いた大河の告白。それに繋がる大河の不在と進路相談が重なり、竜児が悩みを入れる。

 新学年になり、新生徒会長となった北村と男女統合ソフトボール部の新部長となった実乃梨。実乃梨はその他にも2時間だけのバイトを入れたりとか大忙しですが、彼女に言わせると見えてるものを頑張って追いかけたいから。これは明らかに
 「私は今やれることだけを一生懸命やるんだから、やれないもの(恋愛)は今はやらない」
 という宣言ですね。竜児をふったことは大河とは関係ないんだから、竜児は私に気にしなくてもいいんだよという宣言ですね。
 そしてもちろん、登場キャラ中一番の大人キャラである亜美にはそんなことはお見通しなわけで、自分の気持ちを隠して演技する実乃梨とはやはりそりが合わないし気に食わない。最近の亜美は嫌な奴全開モードなのですが、もともと彼女は超絶腹黒女だったわけで、元のキャラに戻ったというところか。

 竜児の進路希望は「就職」。それは女手一つで子供を育ててきている泰子に楽をさせてあげたいという気持ちからなのですが、その泰子は竜児を大学に行かせるためにバイトを追加する。いくら男女平等の世の中でも、学のない女が一人で子供を育てるのには限界があります。それをなんてことないように装って、息子のために文句の1つも言わずに損を引き受ける。竜児が見た目によらずまっすぐに育ったのがこの母親のおかげだということが分かりますね。

 そして大河の帰還。本人は帰りが遅くなったのが実の母親と遊びほうけていたからと言ってますが、それを言葉どおりに受け取る視聴者は多分いないでしょう。そして大河が失った髪留めの入ったダンボールを見て、それでも無かったことにする大河。ここら辺の解釈は難しいが、大河は助けてくれたのが竜児だと気づいて、それでも無かったことにしようとしている──と竜児は解釈してそのとおりにしました。
 ただ、大河はドジですから、ダンボールに入った髪留めの意味に気づかずに天然で言ってた可能性も、少しはあるかもしれません。

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マリア様がみてる 4thシーズン 第9話 「仮面のアクトレス (L'actrice masquée)」 (3/4)

 原作第24巻『仮面のアクトレス』収録の同名中編のアニメ化です。同時収録の短編「黄薔薇、真剣勝負」の内容は前回の次回予告と今回の由乃の会話で触れているだけですね。「素顔のひととき」にいたっては完璧に省略されました。

 生徒会役員選挙の説明会に、現山百合会二年生の3人の他に、一年生の瞳子が参加を申し出た。なぜ、瞳子は生徒会選挙に立候補したのか?
 という話なのですが、祐巳は瞳子が立候補したことで、頭の中生徒会選挙どころじゃなくなってしまった。どうして瞳子が立候補したのか、そんなに祐巳の妹になるのが嫌だったのか? とかなんとか。それで立候補取り下げまで考えてしまうところが祐巳らしい。祐巳は本来、みんなと仲良くしたいタイプのヒーローですから、理由もなく嫌われることが一番堪えてしまう。

 というわけで、祐巳が復活するためには自分のことを応援してくれている生徒たちがいることを知らなければなりませんでした。それを果たしたのが瞳子の母親だというのがいかにもですね。普段はツンツンしていても、実は瞳子は祐巳を慕っていることが分かる演出でした。そして祐巳が、また一回り成長した瞬間でもあります。

 そして当選発表が成されたとき、祐巳は瞳子が選挙に出た目的が、「負けること」だったことに気づく。つまり、祐巳に対する一種の決別のつもりだったわけですね。
 そういうわけですから、以後私には関わらないようにしてください。
 それを言外に祐巳に伝えることが、瞳子の本当の目的だったということ。だから祐巳は、瞳子の背中に手を伸ばしたわけです。離れていく瞳子をつなぎとめようとしたいがために。

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2009年3月 1日 (日)

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #21 「革新の扉」 (3/1)

 王留美。ネーナ・トリニティ。クライマックスを控えて、どうやらキャラクターの整理に入った模様です。第1期からの登場で腹に一物抱えたキャラクターであるにもかかわらず、その望みを達成する前に退場してしまいました。王留美はネーナに「気に入らないから」と殺され、そのネーナもリボンズの差し金であるルイス・ハレヴィに倒されてしまいました。ああ、憎しみの連鎖ですらもリボンズの手のひらの上なのか……

 00はどうも、お互いがお互いを利用しあっている黒幕が多すぎて混乱することがあります。第1期の黒幕のアレハンドロは、トリニティやラグナ・ハーヴェイを利用して切り捨てたかと思えば、自分もリボンズにあっさり切り捨てられたり。そしてネーナもリボンズに、王留美を始末するために利用されただけ……もしかしたらルイスも、ある時点であっさりと切り捨てられるのかもしれませんね。さらにいうなら、リジェネも本件には関わっています。リボンズからの再三の警告にも関わらず暗躍していることから、いずれ彼も粛清されることが……

 冒頭、沙慈の前で、刹那の瞳孔が輝いているシーンがありました。また、アニューがアニューじゃなかったことが、なぜか分かった。このことから、刹那も人間でありながらイノベーダー化している、らしいということが分かります。実際、ラストで刹那はミスター・ブシドーことグラハムにこれこそがグラハムの目的であると宣言しますし。ファーストガンダムで言えば「ニュータイプは人類の革新」という後半ででてきたテーマに該当しますね。
 人間でありながらイノベーダー化しているといえば、ルイス・ハレヴィもそうです。両者の共通点といえば、「赤いGN粒子で肉体を損傷した経験がある」こと。赤いGN粒子での負傷は肉体の治癒能力を失わせるため本来なら致命的なはずですが、ルイスは危ない薬で生き延びています。刹那の方はツインドライブの効果で、治癒能力のない負傷を抑えているらしい描写がありましたが、それが両者をイノベーダー化、あるいは人類の革新に向けているのかもしれません。
 ただ、刹那が真・ニュータイプならルイスは強化人間なのかもしれない。その程度の違いはありそうです。

 ヴェーダの居場所をうけとった刹那の前に、ミスター・ブシドーことグラハムが登場。刹那に一騎打ちを申し込む。その一方でネーナを討ち果たしたルイスは目的を達したあまりに泣き出してしまう。ルイスの本当の目的は家族の仇をとることだから、目的を達した今虚脱感が襲ったとしても不思議ではありませんね。

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