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2009年1月30日 (金)

マリア様がみてる 4thシーズン 第4話 「未来の妹 La future sœur」 (1/28)

 原作第20巻『妹オーディション』後半部、107ページからのアニメ化です。

 姉妹が出会う機会を提供するために開いた茶話会ですが、一年生の生徒たちの何名かは祐巳目当てでミーハーなノリの延長上でしたね。それでも5名の妹候補たちを山百合会の手伝いにきてもらうことになりましたが、一年生のいい加減な態度が……まあ、名前もついてないような脇役では仕方ありませんか(一応、原作には名前は出てましたが)
 そう考えると、松平瞳子や細川可南子は実はかなりの優良物件だったわけですね。芯がしっかりしていて立場も弁えているし、なにより山百合会の手伝いの意味を良く分かっていた。いくらお嬢様学校とはいっても、みんながみんなしつけがしっかりしているわけでもないということですね。
 その意味では内藤笙子ちゃんは実はかなりの優良物件なのでしょうが、しかし祐巳たちとは求めるものが違っていた。だから祐巳も、気になって自分から声を掛けたにも関わらず笙子を妹にはしなかったのです。笙子のエピソードは実は原作にはさらに展開があったのですが、ばっさり省略されてしまいましたね。

 これはずっと思ってきたことなのですが、リリアン女学院の姉妹(スール)制度は、恋愛関係を制度化したものに似ています。実際、作中でも姉妹(スール)の契りは自主的な活動という設定であり、正式な制度ではない。そして擬似的な恋愛関係だからこそ、波長があったり、運命の出会いを感じたりしなければ契りを交わさない。恋愛が感性が全てであるのと同様に、姉妹(スール)もまた感性がぴったり一致することが理想の関係となる。そして実際の恋愛に強者と弱者がいるように、姉妹(スール)の契りを交わせるかどうかもまた向き不向きがある。先代の白薔薇・佐藤聖がその実例です。
 ところが山百合会の運営は実質的にその姉妹(スール)制度にべったりと依存している。正式な役員は3人の薔薇さま(生徒会長)だけで、その他のメンバーは妹=蕾(ブゥトン)とそのまた妹(プティ・スール)が手伝うというしきたりになっている。おまけに代々の薔薇さまは実質的にその妹たちが継いでいくことが慣例になっている。つまり、正式な制度でもない不安定な姉妹(スール)関係の上に成り立っているため、山百合会の運営はときに不安定なことになってしまうのです。

 剣道部の大会で鳥居江利子が追いかけてきたとき、由乃は偶然ぶつかった(ぶつかりかけた)有馬菜々をその場で妹に仕立てて紹介する。江利子に似ていると評された菜々ですが、声を当てていたのはこれまた江利子役の生天目仁美さんでした。兼ね役かよ!
 菜々の当意即妙な受け答えといい、江利子の意を見透かした態度といい、これは由乃にとっては「運命の出会い」といえるでしょう。まさしく原作第1巻で祥子が祐巳にやったことと同じことをしてるし。もし菜々が中等部でなかったら、即座に妹にしてたでしょうね。
 そして由乃が2年下の菜々を妹にすると決めたことで、ここで祐巳まで妹ができなかったら1年生の山百合会役員は乃梨子だけになってしまう。これが祐巳の「ますます追い込まれました」という意味ですね。

 あと山口真美と高知日出実の姉妹の契りにも原作エピソードはあったのですが……

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