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2008年11月 3日 (月)

[考察] なぜ、クラスメートたちは守るヒロインなのか

 前回の
 [考察] ネギま!のヒロインは守るヒロイン
 では私は、「ネギま!」のコンセプト、クラスメート31人全員がヒロインというときのヒロインとは、ネギを「守るヒロイン」のことであると述べました。その代表格に位置づけられているからこそ、明日菜は「ネギま!」のメインヒロイン足りえたところまでお話しました。

 ではなぜクラスメートたちは、ネギを「守るヒロイン」となったのでしょうか。

 それはネギの本当の目的にとって、31人のクラスメートは本来全く関係が無い存在だからです。
 つまり以前述べたように、原作版ネギま!の話は

 「10歳の子供先生が年上の女の子たちに振り回されるドタバタコメディ」という形式・舞台の上に
 「10歳の少年が父親の後を追いかける少年冒険譚」という本筋・主題が隠されている
 二重構造になっているのです。
 
 [考察] 「魔法先生ネギま!」が持つ構造的な問題より

 となっているわけで、その結果として話の建前と本筋が乖離してしまう欠点を抱えていました。しかし「ネギま!」はその構造的な欠点を逆手にとり、クラスメート編を経ることでネギとクラスメートたちの絆を深めていき、クラスメートたちの側からネギの世界の方へ飛び込んでくるというシリーズ構成をとっているのです。

 つまり、一見本筋には関係ないクラスメートたちのエピソードは、実はクラスメートたちがネギの父親探しに関わってくるためには、なくてはならない話の積み重ねであったといえるのです。
 
 [考察] クラスメート編はネギの父親探しにとって「無用の用」より
 

 クラスメートの側からネギの方に近づいていくわけですから、必然的にその動機は
 「ネギを守りたい」
 「ネギ先生のお役に立ちたい」
 ということになるのです。

Negima_ron0906

 「その方がおもしろそうだから」というお方もいらっしゃいましたがその際これは無視する。

 もちろんネギとっても、千雨やのどかなどクラスメートが危機に陥ったときには(そしてそれが手の届く範囲にあるときは)即座に助けに言っていますし、その意味ではネギにとって、クラスメート全員が守る対象であることは間違いありません。

 しかしそれは、ネギにとってはあくまで

Negima_ron0907

 「先生として、生徒を守らなくてはならない」

Negima_ron0908

 「魔法使いとして、一般人を巻き込んではいけない」

 という意識の延長上にあるものです。初期のネギはそれが高じるあまり一人で突っ走ろうとするところが大でしたし、この前のフェイトとの会談でもそこを付かれて言質を取られる寸前までいくところでした。ネギが明日菜たち(ネギま部の)クラスメートを頼れるようになったのは、あくまでクラスメートの側からの働きかけがあったからなのです。

 そしてその「クラスメートを守る」という意味と、

Negima_ron0909

 220時間目でラカンが言ってる「(明日菜を)守ってくれ」という意味は、同じ「守る」でも意味合いが全く異なるのです。

 (続きは明日に)

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