機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第1話 「天使再臨」 (10/5)
ファーストシーズンから半年、「機動戦士ガンダム00」のセカンドシーズンが始まりました。
見終わっての第1印象は、相変わらず展開が速いなあということ。作中の舞台設定が説明しきらないうちにカタロンとかアロウズとかいう対立構造がでてきて、しかも訳の分からないうちに沙慈が逮捕されてしまう。沙慈は本来ルイスの気持ちを汲んで本来の夢であった宇宙技術士になったはずなのに、これはいったいどういうことか。しかもそのルイスは、ハレヴィ准尉としてアロウズのモビルスーツパイロットになっているらしい。さらに状況がわからなくなってきた。誰か教えてプリーズ、と叫びたい状況です。
その沙慈ですが、強制労働の囚人仲間に「運が良い」と言われる。これはカタロンの仲間が助けに来ることを知ってたから──つまり沙慈はカタロンの一味として連れて行かれるところだったはず。そこに潜入してきたのが刹那。これって刹那がカタロンに身を寄せていたということか? と言う疑問がまた出てくる。と思ったら、今度はアロウズのモビルスーツ部隊急襲。なんで、どうして、ホワイ!?
後になって冷静に考えると、これは反政府運動家の囚人たちの強制労働場を使用した、対人無人兵器の実験作戦だったのでしょう。それが刹那の潜入とカタロンの同士救出作戦が同時に起こっていたために話が混乱したということか。しかしリアルで見ていたときには何が起こっているのか展開が早すぎてわかりませんでしたよ。
もしかしてこれは、自分がどういう状況に陥ったのか訳が分からない沙慈の立場を追体験させてくれる高等演出の一環かと思いましたよ。
結果として沙慈は刹那に助けられた上、ティエリアが維持していたプトレマイオスに保護される。刹那がソレスタルビーイングのガンダムマイスターだということを知って怒る沙慈ですが、仇というべきガンダムマイスターを目の前にして、それでも刹那を撃つことはできなかった。
沙慈はこの理由を、撃てばお前ら(=ソレスタルビーイング)と同じになるからと言ってますが、それは表面的な理由にすぎないのではなないかと思います。沙慈はおそらく、仇というべき相手を目の前にしても、自分の手を汚してまで敵を討つというだけの覚悟ができていなかったのではないでしょうか、ヘタレですから。
超特急で話が流れたためついていけないところがあるのですが、第1話として今回の話で一番重要なのは、沙慈がソレスタルビーイングに保護されたということでしょう。おそらく、沙慈はもう一人の主人公として、刹那たちが起こしていく変革を一般人の視点から観察していく立場になるのではないかと思いました。
あと、ルイス・ハレヴィがなぜか連邦軍アロウズの新米パイロットになっているのが疑問ですね。おそらくガンダムスローネの銃撃に巻き込まれたことで価値観が変わって、アンチ・ガンダムとしての力を手にしようと志願したと思うのですが……あと、失われた左手はどうなったのかという疑問も残りますね。
それと死んだはずのロックオンとか、どこにいるのか分からないアレルヤとか、残る謎はいくつもあるのですが…
来週も楽しみにしています。
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