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2008年10月25日 (土)

とらドラ! 第4話 「あのときの顔」 (10/22)

 今回の感想:この高校には変人しかいないのか!?

 いやね、主人公の竜児が見かけだけ怖くて中身は普通の男というのはいいのよ。ヒロインの大河が可憐な美少女の外見とそれに似合わぬ凶悪な中身を兼ね備えているのもいいのよ。しかし、主人公の憧れの人がおバカキャラで、ヒロインの憧れの男が天然のボケ男。ここまででもうダメダメな感がするのに、今度は生徒会長がヤクザの女組長モドキときたもんだ。まあコメディにはつきものの「おかしい奴のインフレ」なのかもしれないけれど、主要キャラに常識的な感覚を持ったキャラがいないためこの世界のキャラクターたちの「常識」というものがいまいちよく分からない。ひょっとしたらこの学校では、こういうちょっとエキセントリックなキャラクターの存在が「普通」なのかもしれないし。

 竜児の親友で大河の憧れの男である祐作ですが、この人は普段から誰にでも人当たりがよくて笑顔を絶やさないいい奴なのだろうけれど、よくよく見ると表情が「笑顔しかない」んですよね。それだけに人間味にかけるところがあるのですが、その裕作が過去に一度大河に告白したことがあったなんて。しかもその時のセリフが「いつも怒ってるような顔が好きだー!」 どういう感性をしてるんじゃと思わず突っ込んでしまった。裕作や実乃梨に比べたら、竜児や大河の方がまだ人間味あふれる常識的な感性を備えていますね。

 笑顔の無表情キャラである裕作は感情移入がしにくい対象ですので、それに憧れているという大河の気持ちが非常に分かりにくい。裕作の前で真っ赤になったり照れ隠しに竜児にきつくあたったりする大河の表情がとてもよく出来ているだけに、どうしてこんな男なんかに……と思ったら、そんな自分のありのままを初めて認めてくれたのが裕作だったという思い出が語られました。この滅茶苦茶だけどおもいっきりの良い告白が、大河が裕作を好きになったきっかけだったわけですね。そして大河が、一番欲しかった顔が、いつものアルカイックスマイルではないあのときの裕作の顔だったと。

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