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2008年8月14日 (木)

[考察] 亜子と夕映は麻帆良に帰れるのか

 OAD付き限定版23巻が発売されましたが、評価は上々のようですね。私は残念ながら土曜日まで買うことができないので、ネットの評価に期待を膨らませているところです。
 さて、ネギま!のもう一つの主題について述べてきたシリーズ
 [考察] ネギま!のもう一つの主題
 [考察] キャラクターものにだって主題はある
 [考察] クラスメート編が描いてきたもの
 [考察] ネギま!がネギま!であるために
 ですが、そろそろ本題の魔法世界編の展開について述べていきたいと思います。

 が、ちょっとその前に。
 前回ではネギま!において「ネギの父親探し」を小テーマとするならば、「3-A(2-A)の日常を守る」が大テーマになると述べてきました。ただしこれはどっちがより重要だとかいう意味ではなく、ネギま!においてはどちらも大事なテーマであることに変わりありません。
 「ネギの父親探し」という主題は、話の本筋として常に登場人物、特にネギ本人の意識の上には常に上がっています。しかしクラスが平穏であるうちは、「3-A(2-A)の日常を守る」という主題は意識にあがって来る必要もないものです。
 しかし、いったんクラス崩壊の危機に見舞われたときには、「3-A(2-A)の日常を守る」という主題が表に出てきます。こうなったときにはネギは、例え本心ではどれほど父親の後を追いかけたくても、クラスメートを助けに出て行かざるを得ないのです。その意味では「3-A(2-A)の日常を守る」は「父親探し」に優先されるべき大テーマということができるのです。

 またそう考えると、Masaxaさんが網創漠蓄
 「白き翼」を結成した意義は?
 で述べたように、白き翼の主たる目的が「ネギを無事麻帆良に連れて帰る」ことになるのも至極当然と言えるでしょう。夏休みに入る前、ネギは明日菜にウェールズに戻ることを伝え、もしかするともう帰ってこれないかもと言います。

Negima_ron0520

 明日菜がネギま部(仮)設立に動いたのは、ネギのこの言葉を受けたからです。明日菜はネギが3-Aの日常から離れることを、何があっても引き止めるためにこのクラブを作りました。ネギたちが守るべき3-Aの日常の中には、ネギ自身も含まれているのですから。

 
 

 そして現在、魔法世界編においては、ネギたちはフェイトにゲートを破壊された上にその罪を着せられてしまったことでお尋ね者の身になり、現実世界へ帰りたくても帰れない状況に陥っています。幸いクラスメートたちはほぼ全員が集結することができましたし、現実世界への帰還のためのポートの目処も立っています。しかしそれをクリアしても、それでもなお全員で麻帆良に戻るためには問題が山積しています。

 それはもし仮に、今この時点で白き翼の容疑が晴れてお尋ね者の身から開放され、現実世界へ帰れるゲートが開いたとしても、それでもなお現実世界に帰ることができない仲間たちが存在するという現状です。

 それは亜子、アキラ、夏美、夕映、アーニャの5人です。そのうちアーニャは未だに消息不明であり、その描写が全然描かれていないため論から外すとしても、残りの4人は明らかにただ単にゲートが開いただけでは帰れない状況に陥っているのです。

 亜子、アキラ、夏美の3人は100万ドラクマの借金を背負った債務奴隷という境遇に陥っており、それを返すまでは現実世界に帰ることは許されない立場にあります。

Negima_ron0521

 とはいえこれはまだ軽い方とも言えます。奴隷の身とはいえ立場は保証されていますし、100万ドラクマさえ払えば後腐れなく開放されることも約束されているのです。その100万ドラクマを支払う目処も一応はついていますし、もし万が一失敗したとしても、後先のことを考えなければ明日菜の力を借りて力ずくで開放することも可能なのです。

 

 むしろ私が心配しているのは夕映の方です。記憶を失った夕映は魔法の勉強をするために、学術都市にして独立都市国家アリアドネーにて魔法騎士団候補生の授業を受けていました。そしてその成果は確かに実を結び、夕映はオスティア記念式典の学年選抜警備兵に特別枠として選抜されたのです!

Negima_ron0522

 ……っておいおいちょっと待てよゆえ吉。アリアドネーでこんなに立場を固めてしまったら、記憶が戻ったときにどうするんだ。
 騎士団候補生でも本来学年に2名しか抜擢されない式典警備兵に、特別枠で選出されるほどの優秀さを夕映は見せ付けてしまいました。アリアドネーにしてみたら、これほど優秀な騎士団候補生を、記憶が戻ったからといってじゃあさようならとあっさり手放すものなのでしょうか。
 それにアリアドネーが中立とはいえ、南の陣営に属する独立武装国家と言う点も気になります。麻帆良の魔法使いたちが本国と呼んでいるのは、作中の描写からみておそらく北の連合の盟主メガロメセンブリアで間違いありません。すなわち麻帆良学園は、北の陣営に属しているのです。武装中立国家の騎士団の、その候補生としての授業を受けた夕映を、タダで北の陣営に引き渡せるでしょうか。麻帆良学園に無事戻るには、夕映はアリアドネーの内情を知りすぎてしまっているのです。
 おそらく夕映は無事麻帆良に戻れるにしても、アリアドネーと麻帆良の二重学籍状態になるのではないでしょうか。つまりはなんらかのヒモが付くか、麻帆良の魔法生徒がアリアドネーに留学して騎士団候補生の授業を受けていたという扱いにして表向きを収めるのではないかと予想するのです。

 

 亜子たちにしろ夕映にしろ、麻帆良に変えることが危ぶまれているクラスメートは両者とも魔法世界で自分を主役としたクラスメート編を演じているところです。クラスメート編のテーマが「3-Aの日常を守ること」ならば、その主役キャラが日常へ帰れない危機に陥る展開となるのも当然と言えるでしょう。
 そうだとするならば、魔法世界編で主役を演じることが予想されるもう一人のクラスメート、明日菜にもその魔法世界編からの帰還が問われる展開が用意されているのではないでしょうか?

 (アニメ感想があるため、続きは3~4日後・・・の前に1つ

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コメント

名無しですみません。
クラスメートが日常に帰れるかという問題について、どうしても気になっていることがあります。
210時間目での美砂の「次に会う時アスナはアスナじゃなくなってるね!」というセリフが、今後極めて高い確率で実現することになりますが、その時冗談半分で考えていた一般人側のクラスメートのみんなが、あえて悪い言い方をすると「バケモノ」をクラスメートとして受け入れられるのか、ということです。
物理的に帰れても、おかえりを言ってもらえない可能性があります。
突飛な事象を受け入れられているこのクラスメートであれば杞憂に終わるかもしれませんが(あるいはアスナに対し、あえて聞くことをやめたいいんちょが何か手を打つのかも)、「らしくない内容」とはいえ描かれる必要があると考えます。

投稿: | 2008年8月15日 (金) 12時40分

名無しさん。
>あえて悪い言い方をすると「バケモノ」をクラスメートとして受け入れられるのか
話のテーマとしては面白いのですが、私はこの点についてはあまり心配していません。3-Aにとっては魔法バレは、していてもしていなくても日常には変わりないと思いますよ。
むしろ「明日菜」が「アスナ」になってしまう方が、日常にとっては危ないのかもしれません。

投稿: JUN | 2008年8月16日 (土) 23時15分

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