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2008年7月24日 (木)

[考察] 次のヒロインは誰だ

 [考察] 承認するヒロインたち
 [考察] ヒロインの条件
 の続編です。

 前回は、明日菜、夕映、千雨を例に挙げて、ヒロインたちがいかにしてネギとの信頼関係を結んでいったのかを説明しました。しかしネギま!にはクラスメートキャラが31人います。そこにはネギから決断を承認するまでには至らなくても、ネギとそれなりに信頼関係を結んでいるヒロインたち、いわばヒロイン候補ともいうべき存在が後につづいています。
 そのヒロイン候補の中で、明日菜たち3人についでヒロインに近い位置を占めていると考えられるのが、刹那、のどか、エヴァ、あと若干格が落ちますがまき絵の4人です。

 刹那はもともと幼馴染の木乃香を慕っているにもかかわらず、裏の世界の人間であるという事情と人間ではないという正体を抱えていたため、木乃香を突き放すような態度を取ることしか出来ない不器用な人間でした。しかし木乃香が魔法の事件に巻き込まれて否応なく魔法世界と関わるようになったこと、および木乃香たちが烏族とのハーフという刹那の正体を受け入れてくれたことにより、彼女の抱えている問題はほとんど解決したのです。裏がらみの事件ですら掟を名目に翼を見せることをいやがっていた刹那が、麻帆良祭やゲートポートの事件ではみんなの前で翼を見せるほどに変わったのもネギたちと関わったからです。

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 そんな刹那がネギに影響を与えたのが、まほら武道会準決勝です。あのとき刹那は、明日菜の代わりに準決勝の舞台に立ち、ネギに前ばかりを向いているのではなく、時には周りを見渡す余裕を持つことを説得しています。ネギはそれに答えて、準決勝の間だけど刹那のことだけを見ることを宣言します。

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 惜しむらくはそのときネギに説得した刹那の言葉が刹那自身の考えではなく、明日菜や楓の代役としてだったというところでしょうか。もし刹那が、刹那自身の立場や考えでネギに説得したり相談に応じたりすることができるようになれば刹那にもヒロインへの道が開けると思うのですが、最近の刹那は明日菜や木乃香の相棒に位置づいているところが多く、ネギとの接触も一歩退いている部分があってなかなかお互いに高めあうところまで到達していないのが残念です。

 

 のどかの場合は、なんといってもネギに恋する少女というのがポイントが高い。男性恐怖症だったのどかがネギという子供先生に恋をすることによって、自らネギに告白する勇気をふりしぼるという展開は、恋愛ものの王道をいっているでしょう。引っ込み思案で人前に顔を出すことすら出来なかった前髪っ子ののどかが、ネギに恋することでどんどん変わっていくというのがのどかの物語です。

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 そしてネギの方も、父親の後を追いかけて立派な魔法使い(マギステル・マギ)になることにいっぱいだった彼に、恋愛ごとを意識させるというきっかけを与えてくれました。実際、ネギが謎のシスター扮する神父に特別に好きな子を一人挙げろと言われたとき、一番意識したのがのどかでした。

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 もしネギが父親の後を追うことに精一杯ではなく、恋愛ごとに目を向けるだけの余裕が持てていたならば、間違いなくその方面でのヒロイン筆頭はのどかだったはずです。しかし、当のネギ本人が恋愛ごとに目を向ける余裕をもてていないため、二人の関係は恋愛ごとを通じて相互に高めあう関係にではなく、のどかが一方的にネギの後を追って成長していくという展開になっています。彼女の場合、ネギが父親との関係に決着をつけたときからが本番でしょう。

 

 エヴァンジェリンはもともとネギに隔意を持つキャラでした。自分を麻帆良学園に封じたサウザンドマスターの息子で、15年間解けずにいた呪いを解くためにはその血縁の大量の血液を必要とする。そんな状況で自分のクラスの担任にやってきたネギは、エヴァにしてみれば襲ってくれと言ってるような相手です。しかもネギは、かつて自分が愛した男の息子なのです。エヴァがネギのクラスの生徒であることを認めるためには、ネギといったん決着をつける必要がありました。

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 ネギにしても、エヴァは得がたい魔法の師匠でした。京都の戦いで実力不足を感じたネギはエヴァに師事し、魔法の修行を受けるようになります。エヴァも一旦ネギを弟子として認めてからの指導では、かなり面倒見の良い指導をおこなっています。また超との戦いを控え、まだ心に迷いを抱いているネギの相談をも受けていました。

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 ただし彼女の場合、ネギとの600年の年齢差が問題になります。天才で早熟とはいえ10歳の子供としての未成熟なネギの思考と、600年の年月を経て完成した大人の思考を持つエヴァとではどうしても対等の関係は保ちにくい。実際ネギがエヴァの弟子になってからは、エヴァは自分の価値観や考え方をネギに享受することはしますが、ネギによってエヴァのあり方が変わることはありません。師匠と弟子という関係もあって、エヴァとネギとの関係ではエヴァがより一方的にネギに影響を与えるものになっているのです。
 (最近エヴァの方もネギたちに感化されて丸くなってきていますが、それはネギの功績というより、怖いもの知らずのクラスメートを含めた全員の功績です。もっとも、そのクラスメートたちもまたネギと関わらなければエヴァと深く付き合うことにはならなかったわけで、間接的にはネギのおかげともいえるのですが)

 

 魔法バレしていなかったためにネギとの関係が浅くなっていたのが残念なまき絵ですが、彼女自身にはネギと互いに高めあった経験があります。自分の失言でネギがエヴァの弟子入りテストとして茶々丸と戦う羽目になったとき、まき絵自身も新体操で自分の演技が子供っぽいと評されているのを知って落ち込んでいました。そんな彼女がネギに素直でまっすぐな演技と評されて、ネギと一緒に弟子入りテストと新体操選抜試験を頑張ることになります。

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 そんなネギにまき絵は頑張る理由を尋ねますが、魔法バレしていないまき絵にネギは事情を詳しく話すことはできませんでした。それでもまき絵はネギの事情を察していました。エヴァの弟子入りテストで茶々丸に手も足も出ずにボロボロにされているネギを止めようと明日菜ですら行動を起こそうとしたときに、まき絵は体を張って止めるのです。

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 結局、その時のまき絵の行為がきっかけとなってネギは茶々丸に一撃入れて入門を許されますし、まき絵もこのときの精神的成長がきっかけとなって大会選抜試験に合格します。
 原作20巻から21巻にかけて、まき絵たち運動部が魔法世界へのゲートポートに紛れ込んだとき、ネギは一貫して運動部4人組のことを「まき絵さん(達)」と呼称していました。なぜネギは裕奈でも亜子でもアキラでもなくまき絵の名前だけを連呼していたのかずっと疑問だったのですが、今回の記事を書くにあたり今までの単行本を読み返して、4人のうちでまき絵だけがネギと互いを高めあったエピソードがあることに気づきました。ネギま部(仮)を除く生徒の中ではまき絵が一番ヒロインに近い位置にいるのです。

 

 しかしどれも現状では一長一短なのが惜しいところですね。なかなかこれだと次のヒロインとなれるクラスメートを断定できないのが難しいです。
 (アニメ感想があるため、続きは3日後あたりに)

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