乃木坂春香の秘密 第3話 「おしまいです…」 (07/24)
実は絵が絶望的に下手だった春香と、乃木坂家の楽しい人たちが登場の巻き。春香と違って天真爛漫でノリがよい妹の美夏。メイド隊序列一位で、どこからともなくチェーンソーを取り出す無口なメイド長の葉月。そして美夏と一緒に物事を楽しむ序列三位の那波など。今までにも料理も出来ないダメ姉とダメ副担任がいましたが、それに勝るとも劣らぬ愉快な人たちでした。これまた一段とにぎやかになりましたね。
もともと「乃木坂春香の秘密」シリーズは、清楚なスーパーお嬢様が実はアキバ系という一発ネタで成り立っているお話です。自分の趣味をひた隠しにしてきた春香が、初めて得られた理解者が裕人でした。だから春香は裕人の前では安心して素の自分をみせることができる。で、この時点で春香の問題はほとんど解決しているわけで、あと春香に残されている問題といえばオタク・カミングアウトしかありません。そんなネタ、真面目にやったら2~3話で終わってしまう。そんな状態で話を引き伸ばすとしたら、周囲に愉快なキャラを配置してシチュエーションコメディをやるしかないわけで。だから本筋なんかそっちのけで愉快な脇筋を延々と続けるために、周囲に余計に濃いキャラをたくさん配置しているわけですね。
と思ったら、今回のお話の最後でカミングアウトしてしまってるし。この時点で初期設定使い切ってしまうのってどうなのよ。
今回のお話は原作第3話の乃木坂家訪問話と原作第4話の春香の失敗をまとめましたね。後半部の春香の失敗は、第1話にて裕人の目の前で「イノセント・スマイル」をぶちまけた話の再話ですね。今回は全校生徒の目の前でコミケカタログをぶちまけるという。……あんな電話帳よりも重い冊子、よく鞄の中に入れてこられましたね。
裕人が春香をかばってごまかしますが、オタク趣味があそこまで人に知られたくないほど恥ずかしいというかあそこまでオタクを差別する感覚は10年ぐらい古いものではないか。最近はオタクであることがスタイルの一種にまで昇華されている感がありますからね。もっとも裕人の場合は、「白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)」となぜか仲良くしている男というやっかみがあるのかもしれません。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 今期のアニメの感想(2016.04.20)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第24話<最終回> 「斯く戦えり」 (04/01)(2016.04.05)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第23話 「空挺降下」 (03/26)(2016.04.02)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第22話 「奴隷服を着た皇女」 (03/19)(2016.03.21)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第21話 「デッドライン」 (03/12)(2016.03.14)
「乃木坂春香の秘密」カテゴリの記事
- 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 第12話<最終回> 「約束です♪」 (12/23)(2009.12.23)
- 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 第11話 「感じていたいです……」 (12/16)(2009.12.16)
- 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 第10話 「こんなことになっちゃって……」 (12/9)(2009.12.09)
- 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 第9話 「初体験です☆」 (12/2)(2009.12.03)
- 乃木坂春香の秘密 ぴゅあれっつぁ♪ 第8話 「してあげる……」 (11/24)(2009.11.25)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント