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2008年6月29日 (日)

図書館戦争[最終回] 状況一二 「図書館ハ誰ガタメニ」 (6/26)

 茨城県展の事件で失認状態に陥った堂上を、郁が毎日見舞いに行く。

 郁たち図書館側の人間は良化隊寄りのマスコミ報道を非難しますが、これは仕方ないと思う。メディア良化委員会側にはマスコミへの勧告是正権を持っているため、マスコミ側としては表立って非難することができない。現在でもテレビマスコミが電波行政を行っている総務省に対する批判をすることができるかを考えてみると分かりやすい。マスコミというものは、自分をつぶすだけの権限をもってるところは絶対に非難しないというかできないのです。その一方図書館側はいくら非難してもその唾が自分に返ってくることはない。結果としてマスコミは良化委員会よりになるということですね。

 稲嶺図書司令が辞任を決意し、逆風が吹き荒れる状況のなかで、堂上の見舞いに行っていた郁がマスコミに狙われる。この放送が反図書隊側マスコミによる突撃取材で、しかも生放送。……おそらく、図書隊員の失言なんかを期待しての生放送だったのかもしれませんが、逆に郁の堂々とした大演説を全国へ放送する事態になってしまう。この放送が生放送じゃなかったら、おそらく良化隊の検閲を恐れて放送されなかったことを考えると、生放送だったのが逆に幸いしたということでしょう。というか、郁の大演説の途中でいつ放送中断になるのか心配してしまった。郁の演説を最後まで放送したということは、このマスコミは実は仮面検閲派だったのかもしれない。

 郁の大演説に全国から応援の手紙が届き、カミツレの花も贈られる。それを持って堂上のもとにいく郁。そして憧れの王子様ではなく、今現在の堂上に対して「好きです……」と告白する。
 直前まで失認状態にあった堂上がこの言葉を聞いていたかどうかは不明ですが、本人の性格から考えてあそこまで恥ずかしい告白を聞いて全く照れずに聞かなかったことにするとは思えないので、告白が終わって泣いたときに意識が戻ったと解釈してよろしいかと思います。
 そしてここまで図書館と検閲をテーマに話を引っ張ってきて、実際には笠原郁と堂上篤とのラブストーリーで話を終わらせてしまったという思い切りの良さもすごくいい。この物語で検閲とはその是非云々を問う以前に、「まずそこにあるもの」という舞台装置の役割でしかない。登場人物たちは検閲があるという世界観の中で行動している。だから郁は、今そこにある検閲と戦うために何十年か後の確実な検閲の撤廃という手塚慧の計画にも反発を示した。そのこれからもずっと続く戦いに赴くためにも、その強い動機付けを確認するために、全てをうっちゃけても堂上への気持ちを告白する。これはこれですごく話がまとまっています。

 3ヶ月間、ありがとうございました。

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