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2008年5月

2008年5月31日 (土)

図書館戦争 状況○八 「策動セシハ手塚慧」 (5/29)

 今回の査問騒ぎは、図書隊における原則派と行政派の内部対立に、手塚兄(慧)と未来企画が介入したということでしょうか。それとも、手塚兄自身が行政派に属しているのかもしれない。

 まず、図書隊内に原則派と行政派の2つの派閥がある。原則派は、あくまで図書館の自由を守るという原則に則った派閥で、稲嶺司令もそれに属しているということ。その司令の直轄組織が図書特殊部隊(ライブラリタスクフォース)であり、したがって隊員の不祥事は稲嶺司令と原則派にも痛手になること。行政派は現在地方組織である図書隊を行政の管轄下に置くべきであるとしていること。誘導尋問と言ってもいい郁への査問内容を見れば分かるように、査問委員会は行政派が牛耳っている。手塚兄の持論は図書隊をメディア委員会と同格の組織にすることで検閲を根絶させるということですから、考え方としては行政派に近い。その上今回の郁への査問自体が手塚兄の仕込みであることから考えても、手塚兄が行政派に属しているか、少なくともかなりの影響力を持つと思われる。ただ原則派と行政派の対立が図書隊内の派閥争いであり、手塚兄が図書隊の外部である司法省のエリート官僚であることを考えると、単純に属しているわけではないのでしょう。司法省にとって超法規的権限を持っている図書隊は目の上のタンコブ的な存在だとしてもおかしくないから、図書隊内部の派閥争いに目をつけたのではないかと。手塚の持論では図書隊はいったん解散することになるわけだから、あながち的外れとも思えない。

 査問にからんで堂上が郁を支えていく。誘導尋問とも圧迫面接ともとれる査問に落ち込む郁を励ましたり、また査問で、郁の王子様が無断で見計らい図書の購入を行ったことによる査問が行われたことを知って落ち込んだときに、そいつも後悔はしていないと諭したり、査問騒動の黒幕が手塚兄だと知らされたときにわざわざ一人でやってきたり。辛いときや落ち込んだときに優しく励まされたりするとコロッとまいることもありますが、今回の堂上の行為もまさにそのとおりでしょう。もっとも、実直な堂上の性格から考えてそこまでの計算はなかったはず。あくまでも郁のことが心配だったからという何の打算もない行為だったのでしょうが。あと、郁の頭を撫でようとして、踵の高い靴を履いていた郁の頭に手の届かなかったマヌケさも堂上らしい。

 最後に手塚兄の手紙から、堂上こそが郁のあこがれの王子様だったことを知らされる。……うーむ、やっぱりなあ。堂上は郁に理不尽に辛くあたることも多いが、いざと言うときには過保護にもなるし。郁への思い入れが大きいことが分かる。堂上も査問にかけられた経験があるなど、伏線は色々あったし。自分が助けた女の子が自分を追っかけて図書隊に入隊してきたことを知れば、冷静でいられなくなるでしょう。

 追伸:ところで手塚兄よ、書留でもない普通郵便で現金を送金してはいけないぞ。なぜ普通郵便と分かるかと言うと、宅配ボックスから手紙を取り出していたから。司法省の役人なのに……

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2008年5月24日 (土)

xxxHOLiC◆継 第8話 「鈴音 ササヤキ」 (5/22)

 未だにひまわりと指きりした小指にまとわりつく妖しい気配。これはもうひまわり関連で何か起こるとしか考えられない。

 というわけで第8話の感想いきます。

 今回の依頼者の少女は、家の中で起こる気配やポルターガイスト現象に怯える少女。「家が怖くなくなればいいの?」との質問にうなづいた少女に侑子が渡したのは、鈴のついた飾りでした。しかも鈴の効果がないどころかますますひどくなったと怒る少女に侑子が渡したのは、さらに数を増やした鈴の飾り。以降も少女がやってくる度に鈴の数を増やして渡していく。

 夢の中で百目鬼のお爺さんの遙に案内されて四月一日が少女の部屋につくと、少女の家には実は別の夫妻が住んでいて、夫妻が起こした物事をポルターガイストと勘違いしていた。つまり少女は実はこの世の人間ではないため、同じ家に住んでいた他人を認識できずにそれで起こった出来事をポルターガイストだと勘違いしていたということですね。

 となると侑子さんが鈴を渡したというのは、鈴の音を少女が鳴らすことで夫妻に少女の気配を感じさせ、除霊させるためだったということになる。鈴の数を増やすことでますます気配を大きくさせ、家人を追い詰めて除霊させる。それが一番正しい対処だと言ってたわけですね。

 あとお払いすることになったのは小羽ちゃんですが、ネットやBLOGで小羽ちゃんの悪評が立っているらしい。母親が成金で金の亡者なのは明らかですが、なぜ小羽ちゃんまで?

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図書館戦争 状況○七 「恋ノ情報探索(レファレンス)」 (5/22)

 焚書をテーマにした本の探索で話をかけ、仕事にかこつけて喫茶店に通い、名刺を手渡す。さらに富士山の見える場所に案内してもらってわざと賭けをもちだし、強引にみとめさせた形にしてフレンチレストランのディナーに誘う。……うう、恋の駆け引きとはこういう風にやるのか。私にはこんな顔色変えずに女を誘うなんて全然できない……ゲフンゲフン。こいつ女と付き合うのにテレるタイプではないみたいだ。きっと付き合いなれているのだろう。

 オチを最初にばらしてしまいますが、独立行政法人 行政ネットワークの朝比奈光流は、実際には『図書館未来企画』の一員でした。柴崎に近づいたのも、武蔵野第一図書館内の焚書事件のことも、おそらくは関東図書基地に独自の情報網を持つ柴崎を未来企画に引き入れるためでしょう。

 『図書館未来企画』は手塚の兄、手塚慧が主催する団体。手塚が言うには兄の慧は家庭のことを顧みない性格で両親とも決別し、母親が倒れたときにも現れなかったらしい。この手塚兄弟、兄の慧は目的のためなら手段を選ばない性格で、弟の光は青臭い正義感を抱いていると描かれていますね。さらに前回司法省が介入してきたのは、兄の慧が司法省に影響力のある人物だからということが明らかになりました。

 焚書事件を実際に起こしていたのは村上でしたが、この人物は手塚兄弟のどちらからも「あんなの」呼ばわりされる男です。特に慧の方は、自分が主催する団体の一員であるにも関わらず「あんなの」……最初から捨て駒にする気満々だ! 情報は制御されるべきだという慧の持論と考えあわせると、おそらくはわざと村上に焚書事件を起こさせ、それを元に関東図書基地に介入するつもりだったのでしょう。村上が共犯者の名前に郁の名前を挙げたのは、ただ単に村上の郁への個人的感情が元になった行為、つまりはホームページでの書評で起こった諍いが元での逆恨みだとしたら話は簡単ですが、慧の指示によるものだという可能性もないわけではない。冷徹で手段を選ばない慧の性格を考えると、今度は郁に狙いを定めたという可能性もあるわけです。

 ──で、郁の査問に関して堂上までもが査問にかけられた経験があることがバラされてしまいました。というか堂上が査問にかけられたって、一体何をやらかしたのでしょうか。

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2008年5月17日 (土)

xxxHOLiC◆継 第7話 「水猫 ミズクミ」 (5/15)

 今回の話は確か原作では「ツバサ」の東京編とリンクしていたお話だったはず。水汲みの依頼も侑子さんが直接四月一日に命じたものだったはずでした。しかしアニメ版の「xxxHOLiC」シリーズは「ツバサ」とはリンクしていないので、猫娘が侑子のところに依頼をしに来たことになっています。

 さて、なぜか分からない水汲みの依頼で、その水はある屋敷の井戸から汲まなければならない。わけの分からない依頼に不平をもらしつつも言われたとおりに百目鬼と一緒に水汲みを行う四月一日ですが、その屋敷には女の人影が。その女の人影は実は死体で、着色料やら添加物やらで体中に防腐剤を取り込んでいるような現代人は死んでもなかなか腐らないと百目鬼はいいます。
 そして水汲みの依頼をしにきた猫娘の目的は、井戸の中に落ちた子猫の死骸を引き上げるために水を全て汲み出すことでした。
 つまり誰も死体の発見を目的としていたわけでもないのに、なぜか風呂敷が屋敷の中に飛び込んでしまったがために四月一日は死骸と直面することになってしまったわけだ。
 そしてその風呂敷が飛び込むきっかけとなった痛みが走った小指は、ひまわりと指きりするときに使ったもの。──こうまで不吉な伏線を次々と張られているひまわりの正体とは?

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図書館戦争 状況○六 「図書隊ハ発砲セズ」 (5/8)

 古書店から預言書(本の検閲をテーマに扱った海外SF小説)を譲り受けた関東図書隊が、良化隊の襲撃を受ける。協定違反とされる街中の銃撃で小牧幹久が負傷するなか、郁と小牧は身を潜めるが……
 本一冊を処分するために、特殊部隊を派遣して図書隊を襲撃するメディア良化隊というのも話が大げさだが、作中のキャラがどこまでも真面目に演じていることが世界観に重みを与えている。どうせやるならおもいっきりバカバカしいことをくそ真面目に描けという見本のようです。

 協定違反を犯した良化隊員に対し、面と向かって抗議する郁。バレなければ銃撃をも辞さない良化隊に対して体をさらすのがどれほど危険かは分かるはずなのに、それでも自分の正義感にしたがって行動してしまう郁の熱血バカぶりが気持ちよかったです。

 そして小牧教官が、堂上教官が過去にやらかした事件を話す。堂上もまた、過去に子供に対して非常識な発砲をした良化隊員を怒鳴りつけ、殴りかかったのだという。しかしこうまで(昔の)堂上と郁をダブらせるとは、やはりこれは何かの伏線か。
 その堂上が小牧の負傷に対して良化隊員に殴りかかる寸前までいきましたが、昔と違って寸前で思いとどまります。これは堂上には学習能力があると小牧が言う。つまり郁に対しても、どんどん学んで成長していけという見本を堂上を通して諭したということでしょう。

 あと、司法省(現在の法務省のことか?)からの勧告で良化隊員が引き上げたが、それが街中での発砲をとがめられてのことらしい。しかもその横槍に手塚が関わっている。つまり、手塚には司法省に対して直接意見が言えるコネがあるらしいということ。手塚の正体が気になります。

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2008年5月11日 (日)

xxxHOLiC◆継 第6話 「平和 コノハナ」 (5/8)

 「平和(ピンフ)」と書いて「コノハナ」と読む。なんでそういう読み方をするのでしょうか。

 しかし、これはひどい。麻雀を全く知らない素人(四月一日)を相手に、麻雀を知っている侑子、モコナ、百目鬼がよってたかって食い尽くす。下手な雀ゴロより性質が悪い。四月一日、カモにされているぞ、お前。
 しかも侑子さんはいきなり天和。どうみても積み込みをやったとしか思えない。容赦ないな。

 本を渡されてルールを即興で覚える四月一日ですが、麻雀の役は刻子・順子が4組と対子が1組で作ると分かって断ヤオを狙い、目の前の国士無双を見逃す……たしかに国士は刻子・順子・対子は関係ありませんが……
 また侑子さんたちも素人相手に容赦がない。四月一日が聴牌しにいったその牌で3人ともロンですから。

 オーラス、四月一日以外の3人がリーチをかけている状況で雨童子や座敷童がやってきて、四月一日の手の内が緑一色だと判明する。この時点で四月一日は10万点沈んでいるのでこれ一発では逆転の目はないのですが、振り込んだりしたらそいつは3位確定でしょうね。……で、役のことを何も分かっていない四月一日は、五索を退いてツモあがり。役満を見逃してしまいました。……だから素人をそんなに責めるなって。

 ちなみに私は麻雀は役だけはいくつか覚えていますが、細かいルールは知りません。というか、雀卓囲ったことすらないし。
 この麻雀は、先週四月一日が小羽とつれてきた桜の木の精を見送るための儀式でした。麻雀で牌をかき混ぜるときの音が縁起がよく、死者への手向けになるそうです。でもなんだかんだいって最後には宴会になるのは侑子さんらしい。

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xxxHOLiC◆継 第5話 「由縁 コハネ」 (5/1)

 感想を書くのを忘れていたので、今頃になって書きます。

 五月七日小羽ちゃん登場。「五月七日」と書いて「つゆり」と読む。日付が姓となっていることやアヤカシが見えることから、四月一日に近い存在だとされていますね。彼女の霊能師としての能力を利用して、母親がテレビに出演させているようです。おまけにその出演料はどう見ても母親が自分のために使っているようで、ブランドもののバッグなんかが置かれている。しかも娘には能力が落ちるからと精進料理しか食べさせない。他人との接触すら穢れるからと避けさせるところなんか、典型的な利己主義の母親のように描かれています。

 四月一日と出会った桜の木の下で、桜の精を眺めていた。その桜の精は自分のおかげで老木の桜に迷惑をかけている。しかし桜の精がいないと老木が枯れるという矛盾を訴える。結局その桜の精は四月一日のおかげで百目鬼の寺の桜に居場所を用意したわけですね。

 侑子はこの件で小羽と四月一日の間に縁ができたと言ってますが、それがどう関わるのか。

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図書館戦争 状況○五 「両親攪乱作戦」 (5/8)

 仕事場にやってきた両親をごまかすために必死になる郁の騒動。あくまで郁の身を案じる母親と、全てを悟ったかのような父親の対比が素敵でした。

 この作品の図書館は、もともとメディア良化隊による検閲という名の襲撃が行われる危険地帯。銃撃戦もありという場所です。そんな場所で働きたいと自分の娘が言い出したら、そりゃあ親なら反対するでしょうし、娘の身も案じるでしょう。実際、母親は典型的な「娘の身を案じるあまり、娘の気持ちをないがしろにする」キャラでした。
 ところが父親の方は違う。最後のシーンでほめのかされましたが、新世相9月号を読んでいたことは間違いない。つまり自分の娘が、図書特殊部隊(ライブラリタスクフォース)に就いていて、しかも命の危険のある仕事を成し遂げたことも知っていた。それで母親がその雑誌を取ろうとしたときにはさりげなく別の雑誌を渡したり、敢えて仕事ぶりを確かめるようなまねをしたのでしょう。つまり郁は、きっちり父親にふりまわされたわけだ。

 実直すぎて融通が利かない堂上は、郁に頼まれたときには柴崎に振ってしまいましたね。父親に話しかけられたときもあわてるなど、なかなかとっさのウソをつくことには慣れていない様子。
 一方柴崎の方は、とっさの機転が利くタイプのようですね。郁の部隊服を彼氏のものと偽る判断はナイスでした。
 あと玄田隊長は、そんな部下の事情を斟酌しないタイプのようで。というか、全く意識すらしていなかったな。郁が両親に所属を隠しているということを。豪快なおっさんだ。

 結局は父親が郁の社会人としての立場と図書隊員への想いを理解して、郁の仕事を認めるという形で話が終わりました。それによって郁が怪我をしたとしてもそれは本人の意思によるものだということでしょう。つまり、父親は郁を一人前の大人とみとめたということですね。

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2008年5月 6日 (火)

図書館戦争 状況○四 「図書司令官ヲ奪回セヨ」 (5/1)

 良化法賛同団体・バクリュウカイ(漢字不明)に拉致された稲嶺基地司令と郁を救うため、タスクフォースが動き出す!
 ──って、よくよく考えるとこれ図書検閲を巡る騒動のはずなんだよなあ。なんでダイ・ハードばりの危険状況になるのか。

 バクリュウカイは賛同団体を名乗っている民間の団体のはずですが、おそらくは良化委員会が背後についている。それは玄田隊長が言っていたセリフ「警察が日和らんとも限らんからな」というセリフからも分かる。この世界では図書館と良化委員会の間の抗争に警察は介入できないらしい。ということは、バクリュウカイが良化委員会ということになれば警察は不介入ということになる。最悪の場合は、良化委員会側に情報が流れて逃げられてしまう、ということを恐れたのでしょう。
 だからと言って、建物ごと購入して図書館施設にしてしまう玄田隊長の豪快さもなかなか気風がよかった。

 堂上が郁に対して持っている感情も描写されました。本当に昔の堂上は郁そっくりだったらしい。実直で単細胞で感情のままに動く。それを克服した堂上の前に、昔の自分そっくりの郁が現れた。そりゃあ冷静に対応もできないし、郁に妙に甘くなってしまうのも無理はないでしょうねえ。
 あと、郁の機転で拉致された場所が立川だと判明。そのとっさの機転と、堂上の突入の合図に気が付いた点から、堂上が郁を認めました。とはいえ、その後の態度でまたも郁と堂上がケンカ状態になりましたが。

 来週は郁の両親が仕事場にやってくる。未だに戦闘部門に配備されたことを知らない両親とのドタバタが楽しめそうです。

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