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2008年5月11日 (日)

図書館戦争 状況○五 「両親攪乱作戦」 (5/8)

 仕事場にやってきた両親をごまかすために必死になる郁の騒動。あくまで郁の身を案じる母親と、全てを悟ったかのような父親の対比が素敵でした。

 この作品の図書館は、もともとメディア良化隊による検閲という名の襲撃が行われる危険地帯。銃撃戦もありという場所です。そんな場所で働きたいと自分の娘が言い出したら、そりゃあ親なら反対するでしょうし、娘の身も案じるでしょう。実際、母親は典型的な「娘の身を案じるあまり、娘の気持ちをないがしろにする」キャラでした。
 ところが父親の方は違う。最後のシーンでほめのかされましたが、新世相9月号を読んでいたことは間違いない。つまり自分の娘が、図書特殊部隊(ライブラリタスクフォース)に就いていて、しかも命の危険のある仕事を成し遂げたことも知っていた。それで母親がその雑誌を取ろうとしたときにはさりげなく別の雑誌を渡したり、敢えて仕事ぶりを確かめるようなまねをしたのでしょう。つまり郁は、きっちり父親にふりまわされたわけだ。

 実直すぎて融通が利かない堂上は、郁に頼まれたときには柴崎に振ってしまいましたね。父親に話しかけられたときもあわてるなど、なかなかとっさのウソをつくことには慣れていない様子。
 一方柴崎の方は、とっさの機転が利くタイプのようですね。郁の部隊服を彼氏のものと偽る判断はナイスでした。
 あと玄田隊長は、そんな部下の事情を斟酌しないタイプのようで。というか、全く意識すらしていなかったな。郁が両親に所属を隠しているということを。豪快なおっさんだ。

 結局は父親が郁の社会人としての立場と図書隊員への想いを理解して、郁の仕事を認めるという形で話が終わりました。それによって郁が怪我をしたとしてもそれは本人の意思によるものだということでしょう。つまり、父親は郁を一人前の大人とみとめたということですね。

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