機動戦士ガンダム00[最終回] #25 「刹那」 (3/29)
「ガンダム00」第1期はついに最終回です。
国連軍とソレスタルビーイングの戦いは、アレハンドロとプトレマイオスというソレスタルビーイング内部の内紛というのが実態でした。世界を導く野心を持ったアレハンドロと、ガンダムを体現する刹那の戦いですね。そして3陣営は解体して、地球連邦という一元的な世界組織に再編されました。
感想いきます。
●「そして私はその世界を、私色に染め上げる」
巨大モビルアーマー、アルバトーレに乗って勝ち誇るアレハンドロ・コーナー。圧倒的に優位な立場にあることは分かりますが、その優位を嵩にきて「自分の陰謀を得意げにぺらぺらしゃべる悪役」モードに移行してしまいました。そんなんだから最後の最後にリボンズに裏切られるんだ……
リボンズ、君も最後に安っぽい悪役モードに移行してるぞ。伏線も何もなしであっさり裏切りを打ち明けないで欲しい。
アルバトーレを倒されても内部に格納されていたモビルスーツが抜け出て戦いを挑むというのは分かりやすい執念ですね。
●エクシアのGNソードとは
エクシアのGNソードが物理的攻撃力を持つのは、対GNフィールドを想定したものだということが判明。つまり、対ガンダム戦を最初から想定していたわけですね。
本当にイオリアの計画には最初から最後まで想定の範囲内だったのでしょうか。
●「本当の超兵というものはよお」
世界の変革を見るため、アレルヤとハレルヤが一体化。ソーマを相手に本当の超兵の戦いを見せてくれます。
ハレルヤはソーマのことを肥大した脳梁視野のスピードに思考がついていかず、反射神経だけで戦っていると指摘する。本当の超兵は思考と反射で戦うと宣言します。だからアレルヤは二重人格という設定で、しかもそれにも関わらずキュリオスのマイスターだったわけですね。
しかしセルゲイのおかげで片目を奪われる。アレルヤはもともと髪で片目を隠しているキャラでしたが、これは目によって人格を使い分けているという描写でした。そこで片目を失うということは、アレルヤがもう一つの人格ハレルヤを失うということ。その上で、アレルヤはソーマの正体がマリーであることも知る。って、マリーってだれ? と思うのですが、おそらくソーマの本名でしょう。超兵機関の実験体時代に教えてもらったとするなら、アレルヤとソーマはもともとは本名を教えてもらえるほど親しい仲だったということですね。
●ティエリアの最期
ティエリアは最期にナドレから太陽炉を外して、ロックオンの元に行きました。最初はツンツンしていたのに最後には自分の弱さも全て受け入れていたように見受けられますが……あの描写では助からないと思ったのですが……
●刹那VSグラハム・エーカー
刹那がアレハンドロを倒した後で、最後に現れたGNフラッグとグラハム・エーカー。この二人の戦いは世界のカタチとも戦争根絶とも関係なく、ただガンダムに魅入られたものとガンダムを体現するものとの意地の張り合いでした。
グラハム側はもともとGNドライブ搭載を前提としていなかったフラッグに搭載したため機体構造にかなり無理があると思うのですが、刹那側もトランザム機動直後でパワーが落ちている状態。この状態で戦いあってほぼ互角であり、双方ともに機体を壊しあいになりました。
●4年後、2312年の世界
プトレマイオスとソレスタルビーイングが瓦解して4年後の世界がEDとともに
国際連合は地球連邦に改名して、各国の軍隊は廃止。連邦軍に再編成されました。これはソレスタルビーイングの所期の目的である戦争根絶を体現したものでしょう。ただ、世界中が協力してソレスタルビーイングをつぶして、それで地球連邦が成立するかとなると大いに疑問です。第2次世界大戦では枢軸国が降伏してこれで世界が平和になると思ったら、数年もしないうちに東西冷戦が始まったわけだし、冷戦が終わったら今度は民族紛争が起こったりと世界中に問題のタネは尽きまじですので。
沙慈は大学を卒業して宇宙で働くようになりました。そしてルイスを待ち続けているのですが……エンディングでティエリアらしき青年のそばに居る女性を見てびっくり。あの状況でティエリアが生きているのかというにも驚いたのですが、彼女は髪型こそ変えているけどルイスではないのでしょうか。そうか沙慈に返事をしなくなったのは、ティエリアに乗り換えていたからか<多分違う。
でも宇宙でモビルスーツが大破したはずのグラハムが仮面の男になっていましたし、サーシェスだって生き延びていた。これならアレルヤや刹那だって生きている可能性が高いでしょう。何もない宇宙でどうやって生き延びていたのかと言う疑問はおいといて。
あと、マリナの侍女であるシーリンは暇をとってマリナのもとから去ったようですね。
最後に野望をあらわにしたリボンズには5人の仲間がいました。
そして……
●世界を変える機体、00ガンダム
ソレスタルビーイングの残党として、メカニックのイアンとエージェントの王留美、紅龍が0ガンダムと00ガンダムについて話し合っていました。
あと、ネーナも別室でその様子を見てましたが、彼女はおそらく留美たちと行動をともにしていたのだと思います。もともと留美は、トリニティにも好意的だったらしいですし。おそらくは、新型機のパイロット候補なのでしょう。
ですが、00のことを世界を変革する機体と言っていました。これはどういうことか? 世界は地球連邦の元に1つにまとまり、各国の軍隊は廃止されて連邦軍に再編されました。これはソレスタルビーイングの所期の目的を達したということのはず。それでもさらに世界を変革する必要があると言うことは……留美たちにとって、今の世界は望んだ姿ではないということでしょうか。
第1シーズンを通してみた印象というのは、これは未来の西暦世界からファーストガンダムの宇宙世紀によく似た世界観へ移行する物語だということですね。世界は地球連邦に統一されたということ。この世界では宇宙コロニーが建設されていること、資源衛星が地球の周りを回っていることなど、宇宙世紀的な世界観への布石がところどころに配置されていたのでもしかしたらと思っていたのです。
半年間、ありがとうございました。
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