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2007年12月24日 (月)

機動戦士ガンダム00 #12 「教義の果てに」 (12/22)

 アザディスタン王国の内紛がきっかけで、ソレスタルビーイングが介入を開始するお話です。国を豊かにするために太陽光発電受信システムを誘致する改革派と、異教徒の国土侵略に反対する保守派の間の対立が深まり、ついにクーデターが勃発。しかしその裏には、傭兵サーシェスの存在が……

アザディスタン王国の構図
 石油産業で成り立っていた中東諸国は、太陽光発電システムにより石油輸出規制をうけ、貧困と争乱により統合と分裂を繰り返していた。クルジス共和国を吸収併合した新興国家アザディスタン王国もその状態は変わらず、太陽光発電を誘致する改革派と外国勢力の侵食を憂慮する保守派に分裂、内戦寸前にいたるわけですね。
 アザディスタン王国はカスピ海とペルシャ湾に挟まれてる国。ということはそのものずばり、現在のイランあたりに重なります。で、中東地域の宗教となるとイスラム教を想定していると考えられますし、実際にイランはイスラムの黄金時代においてはその中心地でもあったわけですが、作品内では明言はされていません。まあ、現実の宗教問題を作品内に持ち込むのはリスクがいっぱいなわけで、これは当然の処置でしょう。この作品においては、アザディスタン王国における伝統宗教という以上の意味は持たないと考えた方が無難ですね。
 マリナが国に豊かさをもたらすために改革派の象徴になったのと同様に、ラサが保守派の象徴になった。しかし保守派といってもラサ自体は穏健派だったわけで、そのゆるい対応に過激派が反旗を翻した──というのが表向きの構図でしょう。
 その裏には戦争で飯を食っている傭兵サーシェスが絡んでいた。となると軍事産業の存在が疑われる。戦争根絶を謳うソレスタルビーイングを呼び出すために、軍事産業が傭兵部隊をやとってアザディスタン王国の内紛に介入した。さらにその裏にはユニオンも介在していて、ガンダム鹵獲作戦の一環として利用したというのが真の構図だと思いますが。

刹那の潜入
 今回の介入ミッションでは、刹那とロックオンだけしか使えませんでした。アレルヤとティエリアは前回の超兵機関襲撃作戦のために宇宙に残しているためでしょうか? 前回アフリカ戦線介入のために二人を地上に降ろしたのは、この伏線のためだったのですね。
 アザディスタン出身ということで潜入した刹那ですが、「俺はアザディスタン出身だ」という言葉には違和感を感じました。刹那は正確にはクルジス出身で、それを吸収したアザディスタンには反発心があるはず。実際アザディスタン出身よねとたずねたマリナにはクルジスと訂正していますし、アザディスタンの民にはクルジス人との区別は顔を見れば分かるレベルだと言われていますしね。

ユニオンの介入
 改革派はユニオンに軍事援助を要請しますが、国内の内紛に外国勢力を招くことは、為政者が一番やってはいけないことです。内紛を収束させる代わりに、国権の一部を対価として奪われる可能性がありますので。
 今回はアザディスタンの内乱にユニオンが介入したため、アザディスタンはユニオンに対して弱い立場になりますね。アザディスタンはAEUや人革連にも近い地域にありますので、そこが親ユニオン勢力になれば両連合ともに穏やかではいられないでしょう。

ルイス対ルイス母の戦いその3
 本編とは関係なく進んでいくルイスとルイス母、沙慈のショートコント。
 ピザを差し入れし、アルバイトで生計を立てていると沙慈をアピールするルイス。ママは物に弱いのらしいですが、沙慈の身の上話とあいまってルイス母ってばすっかり沙慈になついてしまったようで。あの人の面影があるって何よ!? ちょっと効果が効きすぎたようです。
 いや、本編と関係なく話を進めていくというのは黒田脚本らしい。

サーシェスの介在と刹那の嘆き
 軍に潜伏した保守派の攻撃により、アザディスタン軍が内乱状態に。ガンダムの介入で一旦は収束するが、戦争大好きサーシェスが介入して太陽光エネルギー受信システムが破壊されます。
 グラハムはロックオンのデュナメスに戦闘をしかける。まあ本来はガンダム調査が主目的の部隊だからこれは当然でしょうが、やはりアザディスタンの要請に応じたのはガンダムと戦うためだったのか?
 そして刹那ですが、アザディスタンの保守派クーデターで地元の少年が戦闘しているシーンをみて動揺したようです。彼ら少年兵たちは刹那の昔の姿でもあるし、教義に基づいて戦ってたのは刹那も同じであるから、アザディスタンの内乱は教義に基づくものどうしの戦いでもあるわけです。全世界からの戦争根絶という目標に対して、教義そのものが障害になっていることを認識してしまったのではないでしょうか。

 というわけで、アザディスタン編では刹那が主役。いろいろ悩んでいるようですが、来週も楽しみにしてます。

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