ARIA The NATURAL 第23話 「その 海と恋と想いと…」 (9/3)
舞台こそネオ・ヴェネツィアですが、やはりこの物語は日本のものなんだなあというのが正直な感想です。
不器用で無愛想、自分の気持ちを素直に表に出せないが、心のうちでは長年連れ添った妻への愛情に満ちている老紳士と、そんな夫の気持ちを十分承知していて、控えめな態度ながら常に支えている優しい老婦人。この二人の描写は、それはそのまま古き良き時代の日本の老夫婦の理想像じゃないでしょうか。表向きは亭主関白で夫が威張っているように見えても、家庭での実権は妻が握っている。そんな一昔前の日本の夫婦像ですね。
そしてそんな老夫婦の姿が、理想の歳のとり方として描かれている。これはもう舞台はネオ・ヴェネツィアという設定でも、実際には日本人の姿を描いているとしか思えない。
そういえば、灯里たちがネオ・ヴェネツィアを離れる時、その場所は日本の風景が多いですね。グランマを訪れた時とか、狐の嫁入りのエピソードとか、そういえば温泉話もありましたね。これは作者が日本人だからと思ってたけど、この物語自体がヴェネツィアの舞台を借りた日本の物語だったわけですね。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 今期のアニメの感想(2016.04.20)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第24話<最終回> 「斯く戦えり」 (04/01)(2016.04.05)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第23話 「空挺降下」 (03/26)(2016.04.02)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第22話 「奴隷服を着た皇女」 (03/19)(2016.03.21)
- GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(第2シーズン) 第21話 「デッドライン」 (03/12)(2016.03.14)
「ARIA」カテゴリの記事
- ARIA The NATURAL[最終回] 第26話 「その 白いやさしい街から…」 (9/24)(2006.09.26)
- ARIA The NATURAL 第25話 「その 出逢いの結晶は…」 (9/17)(2006.09.18)
- ARIA The NATURAL 第24話 「その 明日のウンディーネに…」 (9/10)(2006.09.11)
- ARIA The NATURAL 第23話 「その 海と恋と想いと…」 (9/3)(2006.09.04)
- ARIA The NATURAL 第21話 「その 銀河鉄道の夜に…」 (8/20)(2006.08.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント