涼宮ハルヒの憂鬱 第8話 「孤島症候群(後編)」 (5/22)
原作第3巻『涼宮ハルヒの退屈』収録の中編「孤島症候群」p.263~p.303のアニメ化。(ハルヒ曰く:第10話)
この回は珍しく話の流れに原作からのアレンジがありました。具体的にはハルヒとキョンが島で遭難するあたりから。
原作ではあくまで小泉たち機関がハルヒの退屈しのぎのために用意したサプライズイベントというお話でしたし、話のオチとして冬の合宿でも推理イベントを小泉がやらされることになったのですが、アニメではハルヒの能力でオチを作ったのは絶妙なアレンジだと思いました。ハルヒが別に殺人犯を望んだから島には不振な人影(殺人犯)が現れた……意外なオチにやられたと思いましたね。
あとアニメでは最初にハルヒが推理した真相(田丸圭一氏は仰向けに倒れたためナイフが胸に刺さった)は、原作では小泉が話していたし、圭一氏がニンジンが苦手という設定も原作には無かった点ですね。キョンが真相を推理してからの演技は原作には無かったからか意表をつかれました。
特に真相解明のシーンでのハルヒの推理は「逆転裁判」のパロディでしたしね。
この話での肝心な点は、キョンはあくまでもハルヒを信じていたという一点に尽きるでしょう。小泉にいつから分かってたかと聞かれ、最初からだと答えるシーンは秀逸でした。ハルヒはその能力から、無意識にしろ望むことを現実化させてしまう絶大な力を持っている。だから今回の事件は、下手したらハルヒが望んだから殺人事件が起きたということにもなりかねなかった。実際前編でハルヒは、この島の由来とか主人が怪しいとか、それを望むような言動を繰り返していた。しかしキョンはそんな言動は建前だけで、ハルヒは心の底から殺人が起きることを望んでいるわけではないと信じていた。だから小泉作のシナリオに気づいたのは、そんなハルヒに対するキョンの信頼があったからですね。
ところで次回は……ハルヒ曰く第14話「サムデイ イン ザ レイン」。これは原作には無かったサブタイトルですのでアニメオリジナルのエピソードなのでしょうか? あと第14話ということは、このアニメは1クールでは終わらない?
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