舞-乙HiME 第25話 「蒼天の乙女」(3/30)
最終回1時間スペシャルの前編です。この感想は、第26話を見る前に書きました。
条約機構軍とアルタイ同盟軍の戦争を囮に、ガルデローベ潜入を図るナツキたち。この世界ではオトメの戦闘力は一国の軍隊にも匹敵するので、真祖フミを復活させれば五柱やガルデローベの教師たちの戦力が復活できる。軍略としては正しい選択でしょう。
ただしハルモニウムはオトメの力を遥かに超える惑星規模の気象兵器なので、依然としてイニシアチブはナギの側にある。ワルキューレ部隊の運用や真祖レナ・セイヤーズによる認証妨害など、切り札の枚数ではナギの側が多い。尤も、ハルモニウムの力を過信してか折角の切り札をみすみす捨てているのも問題ありなんですが。
あと気がついたところでは、シュバルツのスレイブはワルキューレと同じくレナを真祖としたシステムだったのですね。だからアリカが真祖レナを破壊したらスレイブが消滅した。
そしてナツキ・クルーガー「氷雪の銀水晶」復活! そして一瞬で消滅。敵の砲台の第一射を相殺したのはよいけれど、そこでまた認証が途切れてしまいました。活躍しているようで微妙にへたれているのもナツキらしい。
そして砲台の第二射を防いだのが黒き谷──ってあれってもしかして巳六じゃないですか!? 前作「舞-HiME」における美袋命のチャイルドの。そうか、黒き谷とは巳六のことだったのか。
黒き谷が砲撃を防いだことで、シュバルツの科学者に動揺が走る。これは無理からぬこと。シュバルツにとって黒き谷とは科学信仰の象徴であり、一種の聖地でした。その自分たちが信じていたものが、自分たちの敵に回る……これで動揺しない方がおかしいでしょう。
あと、チエ・ハラードがエアリーズの少尉で、実は条約機構軍側のスパイだったというのは気づかなかった。ワルキューレに志願したのはてっきりアオイ・セノーを助けるためだとばかり思ってたのに。そしてワルキューレ・ジェム「呪詛の黒曜石」の呪縛を逃れるために、シホ・ユイットにマキマキさせていたとは。呪詛には呪詛をということですか?
真祖レナのシステムを前に、母親に語りかけるアリカ。そしてマスターとして、レナの破壊を命じるマシロ。如何に敵に利用されている死体だけの存在とはいえ、アリカにとってレナはやっと会えた自分の母親であり、それを破壊することに抵抗があって当たり前です。マシロがマスターとして命じるということは、アリカのレナ破壊という罪の責任を引き受けるということですね。
そしてレナを破壊したアリカは、「蒼天の青玉」レナ・セイヤーズと同じローブ姿に変身する。
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