舞-乙HiME 第23話 「不思議の谷のアリカ」(3/16)
せっかくのローブの能力も、舞衣にかかればただのコンロか。まあ、守るべきマスターがオトメより強いのですから、特に問題は無いのかも。
鴇羽舞衣。「夢」と「恋」に引き裂かれ、ヒモロギの森に姿を隠した伝説の悲劇のオトメ。だったのですが、なにやら黒き谷の異世界空間でミコトやミユと楽しくやっていたようです。旧友のナツキが呆れるのも無理はない。
そのミコトは猫神様とも「水晶の姫」とも呼ばれる存在。しかも高次物質化能力者の最後の生き残り。──ここで思い浮かべるのが前作「舞-HiME」における「水晶の姫」だった風花真白の設定ですね。真白もまた200年前からの HiME (高次物質化能力) の持ち主で、しかも年を取っておりませんでした。さらにあの HiME の印である身体の痣まであることから考えると、前作の美袋命と同一人物という可能性もあります。
そして前作の美優・グリーアと同一人物の可能性があるミユ。長い年月を稼働している彼女がいろいろネタ晴らししてくれます。
- アリカは確かにレナの娘。15年前の事件でミユはアリカを見つけて祖母に預け、蒼天の青玉も探し出した。
- ミユがアリカを守るのは、かつての主人(アリッサ)の血を引いているから。
- ニナはウィンドブルーム王家の血を引く紡ぎ手にして守り人。つまり王国の本当の女王である。
- 黒き谷はハルモニウムやオトメの力を生み出した科学技術の聖地だった場所。今は空間の揺らぎに捕らわれている。
- ハルモニウムの力は高次物質化能力を反転させ、全てを分解し呑み込むこと。黒き谷もそれで空間に呑み込まれている。
- ミコト(猫神様)は「水晶の姫」で高次物質化能力者の最後の生き残りである。
するとミユが時々舞衣たちと付き合っているのは、ミコトの古い友人だからでしょう。アンドロイドであるが故に永劫の時を生きる彼女にとって、同じ時代から「水晶の姫」として生き続けてきたミコトは唯一の対等な友人だということです。
アリカやオトメのことは詳しいミユも、マシロのことは知らない。つまりマシロの本当の身元は不明であるということ。そのことに落ち込むマシロに、ミユは「真白なる金剛石」真祖のマスターの話をする。「王たるものは生まれに依らず、自らの意思で立ち、道を定め、為さねばなさぬ事を為す者」という言葉は、マシロの立場を的確に説いていますね。
ナツキとナオが谷を出てエアリーズへ向かうなか、アリカはミコトに師事し、マシロはジパングの姫君である舞衣姫に教えを教わることでそれぞれの道を歩み始めます。
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